DISC REVIEW
-
WEEZERがエピタフへ電撃移籍!というニュースは記憶に新しいが、このトンデモなジャケット写真は、そのニュースを上回る衝撃である。海外ドラマ「LOST」のHurley役の役者さんを起用し、アルバム・タイトルもずばり「Hurley」。てことで今作は通称ハーリーアルバム、となるらしい。MOTION CITY SOUNDTRACK風のイタズラなシンセサイザーが鳴り響くファースト・シングル「Memories」は、弾けるようなポップ感が心地良い。「Run Away」「Unspoken」などミッドテンポのナンバーにはRiversのカラっとした歌声と深いエモーションが息づいていて、そういうWEEZER節全開のアルバム中盤にも「Where's My Sex?」などユーモラスのあるナンバーが配置され、結成から18年を迎えてもなお留まること止めないバンドなのだと証明してくれている。 MAY-E