DISC REVIEW
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カナダ発、テクニカル・マスコア、ION DISSONANCEの4thアルバム。THE DILLINGER ESCAPE PLANやBETWEEN THE BURIED AND MEら、同系統のバンド達が新たな要素を取り入れ進化していく中、彼らはピュアなサウンドを追求し、より重くより尖らせて行く方向を選択したようだ。ギターはすべて8弦でプレイされているとのことで、他のマスコアやカオティック・ハードコアのバンドとは一線を画すヘヴィさを獲得することに成功している。嵐のようなブラストビート、分類不能な不協和音、テクニカルで複雑なリズム、時に重く刻みつつもトリッキーで早いフレーズを挟み込んでくる構成とそのサウンドのへヴィーさは、正にエクストリームと評するのに相応しい。ストイックにマスコアを極めようとする彼らの挑戦をぜひ受け止めて欲しい。 米沢 彰
