DISC REVIEW
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プログレッシヴ・メタルのサウンドにラウド・ロックのクリーン・ヴォーカルが乗っかったらこうなる、とでもいうような、ありそうでなかったケミストリー。ピロピロのギターソロ、鋭いギターリフ、シンフォニックなシンセサイザー、更にはイマドキのエキセントリックなアレンジや、ストリングスを用いたハリウッド映画のようなアウトロまでやってしまうという、とても贅沢な音楽性。しかしこれだけやっても、ちゃんと一貫性が感じられるのが凄い。アルバム全体に漂うヘヴィネスの嵐!かっこいい。咆哮している曲は多くなくとてもメロディアスである為、これほど激しく重厚であるのに耳馴染み良く後味も爽快だ。本国では元FERRET MUSIC の主要スタッフが新たに立ち上げたレーベルGOOD FIGHT MUSIC からのリリース。 MAY-E