DISC REVIEW
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1989年に、元QUIREBOYSのGinger を中心に結成されたロックンロール/パンクバンドTHE WiLDHEARTS。結成17年目を迎えた後の今作は、熟練されたセンスと腕を圧倒的に見せつける快作となった。極上のポップなメロディとハードなリフに、複雑巧みな曲構成、パーティー感溢れるノリノリなロックンロールサウンドに載せて、皮肉混じりの痛快な歌詞。やっぱりTHE WiLDHEARTSはこうでなきゃ!という、長年のファンの喜ぶ顔が目に浮かぶ。初めて彼らに触れる人にも入門編として最適な作品だ。日本盤ボーナス・トラックの「Zeen Requiem」は特に激ロック向けの曲なので、是非日本盤でゲットすることをオススメ。そういえばANDREW W.K.がデビューしたての時、「THE WiLDHEARTSみたい」と、よく形容されていましたっけ。 KAORU