DISC REVIEW
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GREEN DAY、RANCIDに続く世代のパンク・バンドとして名前が挙がるであろう、20年のキャリアを持つANTI-FLAG。アメリカ本国ではメジャーのRCA Recordsからリリースした前作とは替わってパンク系のインディー・レーベル、SIDE ONE DUMMY RECORDSからのリリース。さらに自分たちのスタジオでレコーディングしたというD.I.Yな作品である。そんな姿勢に曲だって負けてはいない。宗教批判、政治批判がビジバシと飛び交う歌詞に乗っかる真っ直ぐな硬派なメロディ。他にも高速チューンやパンキッシュな陽気なトラックなどバラエティに富んでいるが、1曲1曲のテーマは明確であり、歌詞はずっしりと重くまっすぐ心に突き刺さる。 斉尾 絵美