DISC REVIEW
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"ポリティカルからエモーショナルへ"「オバマかクリントンか？」とアメリカ大統領選挙真っ只中にリリースされたANTI-FLAGの新作は、彼らがこれまで鳴らしてきた政治的なメッセージよりも、個人のエモーショナルな部分に光を当てた作品に仕上がっている。疾走感のある骨太ビートにシンガロングできるメロディを掛け合わせる従来のANTI-FLAGサウンドに、ハーモニカやストリングスなどの多様な楽器を導入することで、個の感情の多面性を表現することに成功している。彼らの紡ぐ個へのメッセージ、しかと受けとめよ!! (吉野将志)
