DISC REVIEW
-
前作のリリース後、ツアー中にバンドのリーダーであり紅一点の存在でもあったRiitta Heikkonen(Key)が脱退、またMika Tauriainen(Vo)があごの病気で歌うことはおろか口を開くことさえできなくなったりと災難続きであったようだがそんな苦難を乗り越えて素晴らしいアルバムを完成させてくれた。彼らはフィンランドのゴシックメタル界隈出身のバンドのためその系譜で語られがちだが、ENTWINE至上最高にヘヴィでアグレッシヴな今作は実際にはアメリカのドラマティックなモダンロック、ラウドロックバンドとの共通点を感じ取れる。メロディ明快!リズムはグルーヴィ!!とまさに激ロッカーには打って付けのサウンドだ! ムラオカ