DISC REVIEW
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美貌と才能を兼ね備えた女性ヴォーカリスト｢Aya｣と、ポーランドNO.1デス・メタル・バンドVADERを先日脱退したMauser等、鉄壁の楽器隊からなるメタルバンド｢UNSUN｣が名門CENTURY MEDEIAよりデビュー。これは本当に驚きのハイ・クオリティなアルバムだ。まずAyaのヴォーカリストとして実力、突出したカリスマ性には目を見張る。ポップ・ミュージックも軽く歌いこなすであろうキュートなヴォーカル・スタイルでありながらも、どこかはかなさを感じさせる雰囲気は持って生まれたものなのかもしれない。また楽器隊の中心が元VADERのMauser（ギタリスト＆サンプリング）ということからも想像出来るとおり非常に完成度の高い無機質でヘヴィなバックでAyaのヴォーカルを引き立たせることに成功している。敷居の高い閉ざされた世界のように思われていたゴシック・メタルであるがALL ENDSといいこのUNSUNといい、よりポップで大衆性を感じさせる新世代バンドが現れてきたゴシック・メタル・シーンから今後も目が離せない。(ムラオカ)
