LACUNA COIL |激ロック LOUD PARK 07特集

LACUNA COIL LOUD PARK 07 インタビュー

LACUNA COIL LOUD PARK 07 インタビュー

LACUNA COIL : CRISTINA SCABBIA-Vocals / ANDREA FERRO-Vocals
インタビュアー:ムラオカ

―イタリアで1994年に結成してから10年という月日が経ちましたが、初めての来日となりましたね?今の気持ちを教えてください。

CRISTINA SCABBIA-Vocals(以下C):ずっと日本には行きたいと思っていたの!10年目にしてやっと夢が実現したわ!!
今私たちは凄くエネルギーに満ち溢れているからきっと今日は素晴らしいパフォーマンスができると思うわ!

―日本にはいつ到着したのですか?

C:昨日来たのよ!
ANDREA FERRO-Vocals(以下A):イタリアのミラノから来たんだよ。

―今もイタリアに住んでいるのですか?

C:そうよ。ずっとイタリアのミラノに住んでいるのよ。
ミラノは私たちの故郷だし、家族も友達もみんな住んでいるから離れたくないの。
なによりも食べ物が凄くおいしいというのもあるけれど(笑)

―イタリア出身のメタルバンドであなたがたほど成功しているバンドはいないと思うのですが本国では英雄扱いされているのではないですか?

C:英雄視されているかどうかは分からないけど、イタリアで一番人気があるメタルバンドであることは間違いないわ。それはやっぱりツアーを一生懸命やってきた賜物だと感じているわ。
A:LACUNA COILってメタルシーンやロックシーンにとどまらずイタリアの輸出産業のようにとらえられているんだよ。ロックやメタルにぜんぜん関係ない雑誌などにも取り上げられることがすごく多いんだ。海外の超大物バンドと同列で扱われたりしているから自分たちとしてもすごく不思議な気分だけど実際それが現状だね。

―あなたがたのイタリアは英語が母国語の国ではないですよね?
アメリカやイギリスのバンドが英語圏で成功するより何倍も大変なのだと想像付きますが、言葉の問題で苦労したことはありませんか?

C:それは山ほどあるわ!英語で電話インタビューをすることも多いのだけど、結成当時は今ほど英語がうまくしゃべることができなかったのね。そんなときにドイツのジャーナリストのインタビューを受けたんだけど、彼が凄くドイツ訛りの英語だったのよね。しかも電話インタビューって身振り手振りがないので余計分かりにくくてホント苦労したわ(笑)。
A:このバンドははじめから英語で歌詞を歌ってきたからそれほど大きな問題ではなかったと言えるかもしれないね。

―最近のバンドはすごく短命なバンドが多いと思うのですが、あなたがたは結成から10年バンドを継続させ、さらに上り調子であり続けている点は素晴らしいですね。あなたたちがここまで発展してきた原動力はなんでしょうか?

A:俺たちデビューして数年はインターネットが普及していなくて自分たちが出て行って音楽を探さなければいけないという時代だったんで、その頃にLACUNA COILを好きになってくれた人って、いったん好きになるとすごく忠実について来てくれる、コンサートも一生懸命来てくれアルバムを一生懸命聴いてくれるって世代だと思う。
確かにここ最近のキッズは情報が過多な分、移り気で飽き性かもね。そう考えると最近デビューしたバンドはなかなか大変かもしれないね。

―忠実なファンに支えられてここまでやってきて来れたんですね?

C:機会あるごとにファンのみんなには感謝していると言い続けているわ。
ファンに支えられてこなければここまでの成功は有り得なかったと思う。

―最近では男女ツインボーカルのバンドはあまり珍しくなくなってきましたが、あなたがたはかなり初期からこのスタイルを築いてきましたよね?結成時からすでにツインボーカルのスタイルだったのでしょうか?

A:実はLACUNA COILは最初は男性ボーカルのみ、つまり俺だけがボーカルで今よりヘヴィなデスメタルバンドだったんだよね。ちょうどそのバンドがデモテープを作っているときに行きつけのロックバーでクリスティーナと出会ったんだ。その時、クリスティーナが歌が歌えるってことが分かったから、ちょっと一緒に練習見に来ない?って誘ってみたんだ。彼女がその時のデモを気に入ったんで軽い気持ちでバッキングボーカル的な感じで歌ってもらったんだよ。そしたらそれがすごくうまくはまったんでそれなら男女ツインボーカルでやってみようかということになったんだ。
C:確かに今は男女ツインボーカルのバンドって結構増えたけど彼らと私たちが決定的に違うところは、割と他の男女ツインボーカルのバンドって男性がデスボイスで女性がクリーンパートっていうようにすごく役割分担がくっきりと分かれているバンドが多いんだけど、私たちは二人ともアグレッシヴなパートもメロディックなパートも両方表現できるってことかしら。

―あなたがたが作り出すメロディは東洋的、中東的な音階がしばしば現れますが、民俗音楽などは良く聞かれるのでしょうか?

C:興味があっていいなって思う音楽は貪欲に取り入れているのよ。あなたの言うような東洋の音楽や中東の音楽にも影響はうけているわね。東洋や中東の音楽にはすごく素晴らしいメロディが存在していると思うわ。
A:かと言ってそれは決して外国の音楽を取り込んでいるだけというわけではないんだけどね。イタリアの南部は過去にアラブ諸国に侵略された歴史があるんだ。つまり南イタリアの音楽はそういった歴史の過程で、中東の音楽にも通じる独特の音階を持つことになったんだ。

―つい先日、来日記念盤が日本でリリースされましたが、できれば早くニューアルバムを聴きたいという気持ちでいっぱいです。現在ニューアルバムの製作を始めていますでしょうか?

C:アイデアはいくつか出てきているけれど、まだ曲としてはまとまっていないの。
ツアーのオファーが次から次へと舞い込んできてしまうこともあってなかなか落ち着いて曲を作る時間がないのよね。なんとか来年中には出したいとは思ってるんだけど。
だから私たち自身どんなアルバムになるか全然分からないの。

―今日あなたがたのライブを見たくても東京公演のみということでなくなく諦めたファンもたくさんいることと思います。そんなファンたちにあなたがたのライブでここが見所だという点を教えてください。

C:LACUNA COILのライブは格段にエネルギッシュでお客さんとの絆をすごく感じることができるものだと思うわ。素晴らしいライブをいつも心がけているから今回ラウドパークに来ることができなかったファンは残念なんだけど次回はぜひ遊びに来て欲しいわ。
A:次回はぜひツアーで戻って来たいと思っているのでそのときはぜひ会いに来て欲しいな。

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