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INTERVIEW

BAND-MAID

2017.01.11UPDATE

2017年01月号掲載

BAND-MAID

メンバー:彩姫(Vo) 小鳩 ミク(Gt/Vo) KANAMI(Gt) MISA(Ba) AKANE(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

メイド服姿で、ヘヴィなサウンドを叩きつける5ピース・バンド、BAND-MAIDがメジャー1stフル・アルバム『Just Bring It』をリリースする。"かかってこい!"を意味するアルバムには、その言葉どおり挑戦的で挑発的な、バッキバキにメタリックな曲から、高いポップ性やアレンジ力を窺わせる曲、じっくりと聴かせる歌など全13曲を収録。これまでのBAND-MAIDらしくない曲もテーマにして、バンドの可能性も追求したアルバムだ。メジャー・デビューを果たし、国内ツアーからワールド・ツアーまで行った2016年。充実した1年を経験して、このアルバムに託した思いを訊いた。

-1stフル・アルバム『Just Bring It』はハードな作品に仕上がりましたね。このタイトル、"Just Bring It=かかってこい"が物語っていると思うんですが、どんなアルバムにしたいと思っていましたか?

小鳩:名前のとおりの1枚になったと思っております。でも最初からヴィジョンがあったというよりは、BAND-MAIDらしくないものを作っていきたいねという話をメンバーとしていたんです。今まで3年間いろいろ考えながら、"BAND-MAIDらしさってどこなんだろう"と追及してきたところがあって。せっかくフル・アルバムを出すなら、今まで挑戦できなかったような、今までのBAND-MAIDらしさとは違う部分を出していけたらいいねって。それで最初にできた曲が、「Awkward」(Track.11)なんです。

-たしかにこの曲は、これまでのBAND-MAIDとは違ったムードですね。

KANAMI:BAND-MAIDでは、私がメロディと、ギター、ベース、ドラムとかの大まかな構成を作って、メンバーに提出するという進行なんですけど。まずいろいろなメロディを出していって、その中で「Awkward」のメロディはベースのMISAがかなり食いついて(笑)。

MISA:好きな感じだったんです。

KANAMI:普段はあまり意見とかを言わないんですけど、すごく食いついてきたから、一緒にアレンジをしてみたんです。それは新しいパターンでしたね。聴いてきた音楽とかもそれぞれ違うので、そこでBAND-MAIDらしくないアレンジになって、メンバーや他の人からも意外と"いいんじゃない?"っていう評価をもらったので。アルバムで、BAND-MAIDらしくない曲もやりましょうということになったんです。

小鳩:それにぴったりな曲ができたねっていうところから始まったんです。

-結構ポップな曲でもありますが、何かテーマにしたことはあったんですか?

KANAMI:メロディを作ったときは特に意識してなかったんですけど。MISAはどうだったんだろう?

MISA:もともと空気感や雰囲気、メロディの繋げ方とかに惹かれた曲だったんです。それが出せればという。

-そのポップさがありながらも、だんだんと感情に従って曲が激変していくところはこのバンドらしくもありますが(笑)。

小鳩:そうなんです(笑)。BAND-MAIDらしくないメロディだけど、ちょっと私たちの色も取り込んで、っていうのを面白さとして聴いていただけたらなと。

AKANE:曲(の雰囲気)を崩さないように、シンプルめにいきたいなというのはあったんです。MISAの言う空気感を大事にしていたので、Aメロとかはハイハットとスネアとバスドラの3点で聴かせるような節を作りたくて。でも、最後にかけては華やかに、エンディングらしく終わるように、バスドラもずっと8分で踏んでいて。シンプルな中にも激しさは残したかったんです。

-この曲をもらって、どういう歌詞を書こうかというのはあったんですか?

小鳩:小鳩もこの曲を最初に聴いたとき、すごく好きなメロディだなと思ったんですけど、ちょっと切ない印象を受けたので、ちょっと切なくて、でも前向きな歌詞が書きたいなと思ったんです。失恋がテーマで。BAND-MAIDの歌詞の大きな部分には、"強い女性像"というのがあるんですけど。「Awkward」では、失恋したけれど、これからを見て前向きに進んでいこうっていう、失恋からどんどん立ち直っていく強さのストーリーが描けたらいいなと思いました。この曲がアルバムの中で一番、すぐに歌詞が思い浮かんだというか。さらさらって、気持ちのままに書けたかなって。

-彩姫さんは、こういった歌をどう意識して歌っていましたか。

彩姫:これはレコーディングのときは一発録りに近い感じで、思っていたイメージのまま歌わせてもらって。やっぱり、小鳩が書く歌詞は意志が強めなので、言葉のアクセントのつけ方とかは優しく歌っても意志の強さが見えるように気をつけましたね。

小鳩:この曲は、彩ちゃんの歌入れが早かったよね。

彩姫:そう、新記録。30〜40分くらいで録れたので。

小鳩:レコーディング時間が最短だった(笑)。

-それだけ入り込みやすい曲だったんですね。

彩姫:ふたり(KANAMIとMISA)で固めているときからイメージがしやすい、心に入るようなメロディだと思っていたので。実際に私もすっと入ってきましたし。イメージはしやすかったです。

-アルバムの曲をいくつかピックアップして聞いていこうと思うんですが、まず1曲目は、リード曲になった「Don't you tell ME」。これは疾走感のある曲ですね。

小鳩:私たちはライヴのことを"お給仕"って呼んでいるんですが、お給仕でファンの方──ご主人様、お嬢様に一緒に"wo wo"って言ってもらえる曲にという。曲を作るときにヴォーカルの彩姫がKANAMIに、"サビの言葉を繰り返す感じにしたい"と言っていて。

KANAMI:印象に残るメロディにしたい、頭の中でループするようなメロディにしてほしいって言われたんです。"じゃあこんな感じ?"っていう。

小鳩:ご主人様も一緒に歌えるような曲になったかなと思います。