－（笑）

小鳩：みんなに余韻を与えず、今何があったんだろうという混乱を与える。

廣瀬：MCはメイドで、曲に入るとロック・モードに突入して、飽きさせないようなパフォーマンスを心がけてます。

－ものすごくライヴを観に行きたくなりました。

小鳩：はい、ぜひ来てください！

－そのギャップも日本人ならではですね。

廣瀬：「Thrill」は海外からの評価やコメントが多くて、Facebookに公開して2週間で再生回数が200万回くらいいって、自分たちでもビックリしました。このアルバムをきっかけに海外にもアピールできたらいいですね。メイドの良さをなくさず、曲はさらに激しく、日本を背負ってみたいな（笑）。

彩姫：やっとここまできたっていう感じはあるよね？ ミニ・アルバムが"MAID IN JAPAN"というタイトルだったこともあって。

廣瀬：1作目から気持ちのうえでは海外を意識してましたからね。

小鳩：今回は"New Beginning"というアルバム名で、いろんな意味で新たな一歩という意味を込めました。日本から外へ、新しい扉みたいな気持ちもあって。

－では、今作は「Thrill」の方向性を押し進めた感じ？

小鳩：そうですね。ハード・ロック色を強めた形で行こうと。

－楽曲的にはバラエティに富んでいますよね。Track.2「FREEZER」はツイン・ヴォーカルの掛け合いを前面に押し出した楽曲です。

小鳩：ライヴではハモりが多かったので、そのライヴ感も作品に入れられたかなと。

彩姫：音源とライヴでは歌割りも変えているので、また違う楽しみ方ができると思います。

廣瀬：聴かせる曲だから、楽器隊は逆に難しいですね。グルーヴ感が大事になるし、キメも多いので集中力が入いりますね。あと、今回のレコーディングは音作りにもこだわって、ドラムのスネアも5種類ぐらい使ってます。ノリ重視ではなく、グルーヴにこだわりました。

MISA：ベースとドラムのグルーヴは意識しました。ギター・ソロも渋いというか、ロックですからね。

遠乃：今回はワウ・ペダルを入れてるので、ちょっとアクセントを入れました。

－Track.3「REAL EXISTENCE」は MVにもなってますが、1番ヘヴィな曲調ですね。

遠乃：ライヴでも疲れちゃいますからね（笑）。

廣瀬：お客さんも疲れるんだろうなって。レコーディングもライヴっぽく演奏しました。

彩姫：歌い甲斐があるし、自分の中で"これだ！"っていう手応えがありました。

－Track.7「Beauty and the beast」は、今作の中でも異色のお祭り感がありますね。

小鳩：前作も私がメインで歌ってる曲があったので、今回も1曲入れようと。ハードさを崩さずに面白い曲ができました。

遠乃：この曲だけは音色も変えて、途中ポップなところから2ビートにテンポ・チェンジする場面が難しくて。

廣瀬：逆にああいうプレイの方が難しくて。テクニック系もふんだんに取り入れてるし、苦戦しました。楽器隊はかなり大変で、この曲で成長できましたね。

MISA：このアルバムから個々のキャラがより前に出てると思います。

小鳩：思いっ切りやれましたね。今後どうなるか、自分たちでも楽しみです。今回のアルバムは多くの人に聴いて欲しいですね。