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INTERVIEW

ONE OK ROCK

2015.02.10UPDATE

2015年02月号掲載

ONE OK ROCK

メンバー:Taka (Vo) Toru (Gt)

インタビュアー:TETU★KID

-そうなんですね! それはなぜですか?

Taka:やっぱり1時間半のパッケージのショウを10日間で9本はやったことがなかったし、天気も曇っている場所ばかりで、移動して寝てまた移動って感じで......。雰囲気的にも暗いライヴハウスが多かったんで。寒かったし、気候って大事だなって思いました。

-COUNTDOWN JAPAN 14/15でのONE OK ROCKのライヴを観て思ったのは、より骨太で激しくなり、海外アーティストのような貫禄がついてきたなと。

Taka:あ、本当ですか!?

-具体的に挙げると「Deeper Deeper」と「Mighty Long Fall」の最後にあるブレイクダウンのアレンジとか。

Taka:そうですね、やっぱりWarped Tourの影響が大きかったです。対バンもそういうバンドばっかりで、やっぱり自分たちが日本で作って出したCDで戦ったとき、いかに自分たちが自分たちの音楽が好きなファンが中心となってしまって、その半径何km以内のテリトリーの中から出ないように音楽を作っていたかってことを改めて思い知らされたんですよね。自分が好きな音楽は洋楽で、やっとそのステージに立ててるんだけど、自分たちもそれを目指してやってたんだけど、僕らはやっぱり日本人に向けてしか作ってなかったんだなって。その音源を持ってアメリカでライヴをやったときに、当然ながら違和感を感じるんですよ。自分たちのマインドとか心とかパフォーマンスも、海外のバンドを見て自然とどんどんそっちに引っ張られるんです、何か変化を付けたいって思って。でも今さら新曲できないし、肝心の曲はそのままなので、これはやっぱり何かが足りないなって思いはありましたね。それがこういうちょっとした曲の構成の変化に表れてると思います。で、まさに言われたとおり、COUNTDOWN JAPANでのライヴはヨーロッパから帰って来たばかりで、完全に洋楽仕様になってたと思います。ちょっと力が抜けてる感じというか(笑)。僕は本当はそこはセパレートしてやりたいなと思ってるんで、よくないんですけど、それを越える気合いを次からは入れたいと思ってます(笑)。

-あとこれはCOUNTDOWN JAPANでのライヴで思ったんですけど、歌をより丁寧に歌っているというか、より分かりやすく歌ってる印象を受けました。いかがですか?

Taka:そうですね、海外のバンドって上手い人は本当に上手いですけど、適当な奴は本当に適当なんで(笑)。そこは影響受けたくないなってのは若干あったかもしれないですね。たまたまヨーロッパで一緒に回ってたバンドがみんな歌が上手くて。MALLORY KNOXってバンドとTONIGHT ALIVEってバンドなんですけど、どっちも歌がちゃんとしてるんですよ。僕も"すごい上手いなぁ"って聴いてるんですけど、たまにハード系では"おおぉ?"っていうのもいたりして(笑)。それがすごい人気だったりすると僕らとしては"どうしてなんだろう?"ってところもあったりして。だからこそいい部分はもらいつつ、自分がちょっと違うなって思ったところは頑張って修正して、みたいな。そういう意識はあったかもしれないです。

-なるほど。あと、例えば頭を振る動きをフロント3人が合わせてたりとか、そういうパフォーマンス部分も海外からの影響を受けました?

Taka:そうですね、単純にアメリカの音楽ってすごく分かりやすいんだなって、ちょっと思いました。要はノるところと聴くところ、あとはそれ以外のところって感じで、しっかり分かれてるんですよね。そのシンプルさって素敵だなって思ったし、日本人ってどうしても全部を良くしようとするからいろんなものを詰め込みすぎちゃう傾向があるんですけど、僕らの目指してるところって実はシンプルさだったりもするので。そういう意味ではパフォーマンスも参考にさせてもらいました。

-なるほど。ところで少し前の記事で、"夢はなんですか?"と訊かれて、"今日本でやってる規模のライヴを海外でやってみたい"と答えてるものがありましたが、それは今も変わらないですか?

Taka:そうですね、やっぱり最終的にはこの規模感でセッティングも全部一緒で、このまま世界を回れるような、そうなったときは本当の意味でのツアーと言えるかなと思うので。それは目指すところですね。

-多少はヨーロッパで実現できたんではないですか?

Taka:そうですね、でもやっぱりまだ全然小さい会場もありますし。自分たちから変えていくべきということに気付かされたのが去年だったので、今年、来年、その先も含めてそうなるように頑張っていければいいなと思う。確実にまた何か"キタな、これ!"っていうタイミングがあると思うので、それまでにしっかり自分たちなりに成長できたらいいなと思います。

-7thアルバム『35xxxv』ですが、すごく素晴らしい作品だと思いました! 何回も聴き込ませていただきました。制作を始めたのはいつごろからですか?

Taka:準備期間を入れると相当ですね。レコーディングに入ったのは去年の1月9日からで、準備はそのさらに1年前からですね。

-完成した今の気持ちはいかがですか?

Taka:バンドとしては100点を出してあげたいです!さっきも言ったように今回のアルバムって、今まで僕らを好きでいてくれたファンや音楽を聴いてくれてた人のテリトリーから完全に抜け出してしまう思うので、そういう意味では不安や恐怖だったりは当然あったんですけど、僕はそれでいいかなって思ってるところがちょっとあって。まぁまだセールスという意味では結果は何も出てないですけど、今のバンドの現状としては"これ以上ない!"って言いきれるぐらい、現段階ではやりきってる感じです。

Toru:レコーディングしていろんなことを実感する機会が多かったんで、それをやっとひとつのアルバムとして出せるのは、"やっとその日が来たか"って思いもあるし、やっぱり去年1年のこのアルバムの制作を通して自分たちの気持ちや感覚がめちゃくちゃ変わったんで、バンドもひと回り大きくなったんじゃないかなって思います。

-全体的に英語詞が増えた印象ですが、特別意識されましたか?

Taka:逆にもう意識しなかったですね。やっぱり日本で作ってるときは周りのスタッフ全員日本人だし、"日本語少なくない?"って絶対言われるんですよ。それは日本で作ってるから当然の意見で、アメリカに行けば当然それを言う人はいなくなるんですよね。いなくなって今の自分で何も気にせずに作ると、バランス的にこういう感じなんだなって。