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INTERVIEW

NAMBA69

2014.06.09UPDATE

2014年06月号掲載

NAMBA69

Member:難波章浩 (Vo/Ba) K5 (Gt) SAMBU (Dr)

Interviewer:吉羽 さおり

-歌詞も心強い直球な言葉で、熱いメッセージとして響くのもいいですね。Track.1「TRUE ROMANCE」などは、まさにいつまでもそういった熱い気持ちを忘れちゃいけないと、忘れてないかと問いかけるような曲で。

難波:うん、まずは俺に言ってるんだけどね。全部自分に言ってるんだよね、みんなもそういう思いあるでしょって思いながら。そう、"青春"っていうキーワードも多かったかな、"この曲、青春感あるな"とか言っていたり。

SAMBU:カラッとした青春。

難波:世の中ジメジメしてるところがたくさんあったりするからね。やっぱりメロコアの役割っていうか、こういうタイプの音出すバンドの役割があるから、今回は、そこをがっちり言ってみようっていうのがあって。みんなをハッピーにさせたいっていうのがあった。こんな純粋なこと言っていいのかなって思うくらい今回は純粋に書いたんだんけどね。ほんとに言いたいことだし、やっぱりそこは避けずに、歌詞でも思い切り難波節を出していこうと思って。今回は、気持ちよく歌えたね。

-今までは、どこかで自分の"節"というものを封印していたのもあるでしょうか。

難波:でもね、そうはならなかった。やっぱりそれは、今1番やりたいことをやるべきなんだなって思ったからで。それは、震災があって思ったこと。ただ、ハイスタにも曲を作ってたりするんだけど、やっぱり違うんだよね。ハイスタとNAMBA69は違って。この3人だから出る音、ハイスタだから出る音ってあるんだなって思ったな。

-そういうところでも吹っ切れたというか、この3人で3人の音になるんだから、やりたいことやっていいんだっていう。

難波:それは、ハイスタでの3人の関係性がすごくいいからそうなれたのかもしれないね。逆に、思いっきりこのバンドもやれるなって。

-新たな武器を手に入れて、ここからいこうという思いが強いんですね。これからの展望はありますか。

K5:音源を作った時からそうですけど、世界に行きたいっていう思いはあります。もちろん日本でも、長く続けてる先輩とか、下の世代のバンドもすごいし、そこにも負けないっていう思いもあるけど。楽しくやっていきたいし、世界は行ってみたい。

難波:みんな最強なんだけど、俺たちも最強になったぞって今回思えるんだよね。すっごい自信ある作品。今、ライヴをとにかくとんでもないことにしたくて。じつは、Ryanと作品を作ったあと、ライヴの音も明らかに変わったんだよね。

K5:作ってすぐに変わったんですよ、ほんと。いきなり変わっちゃった。

難波:だからツアーは楽しみにしてほしいですね。

-なんでそんながらりと?

K5:やっぱりレコーディングも経験したものあるし、自分のイメージが上がったっていうか。音のイメージがすごい上がってて。ライヴでも、こういう音出したいなってなると、すごいみんな重なってくるスピードも速いし。

難波:Ryanってそういう力があるみたいで。じつはハイスタもそうだったの。Ryanとのレコーディングが終わったあとは、格段にバンドの力が上がったんだよね。そういう神がかってる力があって。だからみんなRyanに手掛けられたバンドは(上に)行ったんだろうなって。それはRyanにも伝えたしね。"そういってもらえると嬉しいな"って言ってたけど。バンドっていうのがほんとに好きだから、そこまで考えて音を作っていて。いいバンドにしてあげるという気持ちが強いのかな。

K5:俺が言われたのは、Ryanすごい人だから結構Ryanが音を作るのかなと思ってたんだけど、"その音はお前の音だから"って言ってくれるんですよ。"出す音はお前の音で、それをよくするだけだ"って言い方をしてくれて。なにー!?そういうことかって(笑)。それは自分の自信にもなるし。この人、デカいなあって。

難波:実際、身長もデカイからね。

SAMBU:思ったよりデカイですよ、ほんまに(笑)。

難波:そう、今回、日本に来たのが初めてだったんだけど、日本好きになって帰って行ってくれたし。日本でどんどん仕事したいって言ってたし。

-それは他のいろんなバンドにとって嬉しい話ですね。

難波:だからRyanサウンドが欲しい人は、僕に連絡ください(笑)。