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INTERVIEW

喜多村英梨

2014.05.14UPDATE

2014年05月号掲載

喜多村英梨

インタビュアー:沖 さやこ

-まず、喜多村さんは2011年のシングル『Be Starters!』でアーティストとしてのデビューを飾られたんですよね。

スターチャイルドさんでデビューしてから"自分なりの声優アーティストというカテゴリを作るぞ!"という意識でやらせていただいてます。

-ということは、その前からしっかりアーティスト活動をしていこうと思ってらっしゃったということですか?

"夢"って言うんですかね。8歳で劇団に入って子役を始めたのは、声優になりたかったからなんです。子供ながらにアニメも漫画も好きで、アニメのオープニングを飾っていた奥井雅美さんや、林原めぐみさんみたいに声優をやりながらアーティスト活動をしているかた......スターチャイルドのアーティストさんの二次元×音楽に影響を受けて芸能界を目指したのもルーツとしてあって。表現法や内面性で滲み出る質感は違えど、小さいときから夢として"林原さんみたいになれたらな"と思っていました。それで2003年から声優業をやらせていただくようになって、のちのちアーティスト活動をするにあたって音楽ジャンルでは自分の好きなメタルとかを打ち出していきたくて。そのためにも、声優業、表現者として下積みを作って、いつかレーベルさんに声を掛けていただければいいな......と。ミーハーな感じで(笑)。

-いや、まったくミーハーではないですよ。小さい頃からの夢を叶えるために、ずっと努力なさってきたんですね。

小さい頃からやりたいことに"音楽"は必ずあって。アニメやナレーションという声優業にプラスアルファして作品のタイトルを引っ提げて歌でも勝負できる"声優アーティスト"――声優とアーティスト、そのカテゴリーを両方得て唯一無二になるという夢はずっと変わらず持っていました。8歳の頃からやりたいことのストックは引き出しに入れておいてたんで、チャンスが来るたびに"あ、今ならこれが使えるかな"とそれを使いながら挑戦させていただいています。感謝でいっぱいですね。

-なるほど。声優でもありアーティストでもある"声優アーティスト"。どっちつかずではなく、どちらもメインでやっていくと。

来るタイアップに自分の我を通したり寄り添ったりする作業はすごく大変だと思うんです。だけど自分が演者として作品のことを知ることができるというのは声優アーティストとしての強みで。スタッフや監督が思い描いているものはどういうものなのか?というキーワードやニュアンス、色は、アフレコの現場で直接ディレクションしてもらっているから、それを聞いているのと聞いていないのでは、だいぶ音楽作りも違うというのは感じていて。それが、声優をやっている喜多村英梨がアーティストとして出せる武器のひとつかなー......と。でもわたしは音楽1本で作詞作曲活動をして技術を磨いてきてない人間だから、自分で"アーティストです"と言うのは違うなと思っていて。だから"声優アーティスト"というひとつのジャンルの中で、5本の指に入るないし四天王に入るくらいの存在にならないと、音楽1本でやっている人たちに"すげーじゃん!"と認めてもらえないし、スターチャイルドさんにいる大義名分もないと思っているので。"声優アーティスト"というジャンルを築いていけるひとりになりたいなと思っていますね。

-確固たる意志ですね。素敵です。

中二病なんで、そういう理想郷だけはしっかり(笑)。

-はははは。先程"メタルが好き"とおっしゃっていましたが、音楽の目覚めは?

母親がバンドを組んでたので、音楽を聴くことが普通だったんですよね。親も音楽の好みが雑食で、打ち込みも好きだしバンドも好きだし、海外のアーティストを好んでたのでわたしもMariah Careyも聴いていたし、演奏陣に影響を受けてフュージョンを聴いたり。あと、わたしは絵を描くのが好きで......学校から家に帰って白い自由帳に色味も濃い地下室系みたいなサディスティック・グロな絵を描いたりしてて(笑)、それに合うポエムを3行くらい書いたり。そういう絵を描くときにBGMにしやすかったのが洋楽メタルが多くて。プログレとかも好きなんですけど、多分どっしりした世界観......1曲1曲長いけど、歌ものでもインストでも単調ではないシーンの切り貼りがあるから、素直に自分の生活や好きな絵やイラスト――二次元にもぐりこんでいきやすい世界観がしっかりしていてファンタジックな音楽性に惹かれていったんだと思います。