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INTERVIEW

NOISEMAKER

2013.10.08UPDATE

2013年10月号掲載

NOISEMAKER

Member:AG (Vo)

Interviewer:篠崎 祐介

-2012年9月にリリースした2ndミニ・アルバム『EMPTY BOX』から約1年で今回のフル・アルバム『DOUBLE COLOR SHEEP』のリリースとなった訳ですが、曲作りはいつ頃から始めていたのでしょうか?

EMPTY BOXのツアーを終えてから、曲や歌詞の案は日頃から溜め始めて、その後ツアー・サポートなどもあったので、実質レコーディングの1ヶ月から2ヶ月前から制作に入りました。

-以前のインタビューで常に曲作りのネタは貯めているとおっしゃってましたが、今回も苦労せず曲ができましたか?また曲作りはどういう風に行っていますか?

いやー。そんなことはないです(笑)!ネタはあってもかなりボツにしたし、いいと思ったものもかなり考えて変えたり......途中は音楽の精神論みたいな話にまで発展するので、曲の善し悪しについて訳が分からなくなる時もありました。だけどそこを乗り越えると、やっぱりそれだけのものが生まれるんです。曲は俺とHIDEが作り込んでというか、感性の殴り合いの様な、まぁ一種の格闘みたいになるんですが(笑)。その後メンバーに聴かせて作り上げてく感じです。

-今作のタイトル『DOUBLE COLOR SHEEP』ですが、どんな意味が込められていますか?

このタイトルの曲は、人の二面性について歌った曲で、聴き手は自分をどちら側の人間なのかを置き換えると思います。だけど全ての人がどちらの側にもなりうるという曲で、どの曲もそれぞれ意味があって、受ける側にとって沢山の解釈があると思います。それはそれでいいと思っていて、自分にとって最高の曲にしてもらえたら1番と思いあえて二面性のある『DOUBLE COLOR SHEEP』をタイトルにしました。

-PCで作りこまれたようなサウンドが主流の今のラウドロック・シーンと逆行するかのようにストレートで、人間味に溢れたサウンドだと感じましたが、サウンド面で意識したことはありますか?

まさしくそうですね(笑)、逆を行ってる感はあります。もちろん新しい音楽も好きだし、そうゆう要素は少なからあるとは思うけど、自分たちが影響を受けてきた90年代から00年代前半の音を、今の時代にまた新しいニュアンスで音にしてる感じ。その時代の流行とかあるけど、それとは逆にと言うよりは、もしかしたらさらに先。誰もやってない様なバランスでその影響を受けた時代の音楽を、自分たち流に作り上げてます。多分世界中見たってこのバランスで鳴らしてるバンドは今いないと思います。あとは音楽として色あせない部分は意識してます。自分たちが好きなのは、流行とか、この曲懐かしいという風になってしまう音楽ではなく、時代を超える不変的なものを持った音楽なので、そこを意識はします。

-レコーディングを行ったのはどこでしょうか?札幌のスタジオで行ったのでしょうか?

札幌です!いつもHIT STUDIO!

-『Platinum shoes』リリース時のインタビューで、"その時は考えていなかったが、日本語の歌詞は良いと思う"とおっしゃっていましたが、それから『EMPTY BOX』に続き2作目ですがやはり全て英語詞ですね。やはりまだ日本語詞をやろうとは思わなかったですか?

まだかなー(笑)。まだ自分が日本語でいいものを書ける想像かつかないから。それがイメージ出来たらチャレンジしてみたいです。

-歌詞に関してですが、「platinum shoes」、「DOUBLE COLOR SHEEP」、「White puzzle」など、気持ちや考えを何か物に例えたり置き換えたりしているイメージがありますが、実際のところはいかがでしょう?

そうですね!ダイレクトに言う時もあるけど、自分が物や他の事柄に例えてる歌詞が好きなので。その方がすっと心に入って来る時があるから。

-『Platinum shoes』リリース以降、昨年は更に急激に全国でのライヴが増えたように感じますが、自分たちではどう感じていますか?

最近は本当に飛び回ってますね(笑)。それも色んなバンドや、俺たちを呼んでくれたり応援してくれてる人たちのお陰。そのお陰で前よりだんだん自分たちの音楽が広まってきた感じはします。

-その全国のライヴもSiM、coldrain、Crossfaithのツアーなどでソールド・アウトの状態でのライヴも多いと思います。そういったアウェイとも言える状況で、お客さんの反応はいかがでしょうか?

いやいや、アウェイどころかウェルカム感が半端ないですよ(笑)。彼等のことを本当にリスペクトしてるし、彼等のファンもまた純粋に音楽とライヴに愛を感じるし素晴らしいです。