MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

LOST

2010.04.08UPDATE

2010年04月号掲載

LOST

Member:Morinaga(Gt)TAG(Dr)Sakamoto(Gt)Jossy(Ba)Nakamori(Vo)

Interviewer:ムラオカ

-初めてのインタビューとなります。簡単にLOSTの歴史の紹介をお願いいたします。

Morinaga(以下M): 98年に同じ大学の仲間で前身バンドを結成し活動をし始めました。何回かメンバー・チェンジがあったんですが、今が最強布陣ですね。オリジナル・メンバーは僕だけですが。

TAG(以下T): オリジナル・メンバー1人って事が物語ってますが、多分バンドの形としては大分特殊だと思います。バンドとしては今年で12年目だけど、今のメンバーで動きだしたのが、2008年からなんで海外ドラマ風に言うとシーズン2は今、始まったって感じです。

-6月9日リリースのニュー・アルバム『Discovery』からの先行シングル『Unwritten Pages』リリースおめでとうございます。CDが売れない時代にあえてシングルをリリースするということにLOSTの今作へのただならぬ自信を感じたのですがいかがですか?

Jossy(以下J): ありがとうございます!自信満々の渾身の作品です!レコーディングしたのが去年の9月だったということもあり、とにかく一刻も早くみなさんに聴いてもらいたいという気持ちが強かった。そしてメンバー・チェンジ後のLOSTの名刺代わりの曲として今回シングルのリリースという形をとりました。

Sakamoto(以下S):そうですね。早く聴いて欲しい気持ちと、後はとにかくアルバムも買ってほしいという気持ちがあります(笑)。

-『Unwritten Pages』を先行シングルにピックアップした理由を教えてください。
私が聴かせていただいたところ、非常にヘヴィでしかも疾走感が強く且つダンサブルなトラックですね。 また一緒にシンガロングしたくなるフックのあるメロディが満載だと感じましたが、あなた方自身、この曲をシングルに決定した経緯を教えてください。

Nakamori(以下N): この曲は、このアルバムで一番僕らがチャレンジした曲だと思います。作曲段階からこうゆう曲をやってみたいっていうのがあって、いろいろ試行錯誤しました。出来てみたらすごいキャッチーだし、僕ら自身もお気に入りの曲になって、シングルならこの曲だろと。

T: Naoamoriが言うように、この曲は出来ていく過程で既にリード・トラックになる予感はしていました(笑)。LOSTのBPMってミドルテンポが多いんです。でもこの曲に関しては、無理なく、いい疾走感が出るテンポでアレンジ出来たし、シングルとして新しいLOSTを知ってもらうには今までのLOSTとは180度違う曲がいいなと。

-『Unwritten Pages』は07年リリースのアルバム『Unseen Sights』とネーミング的にもなにか繋がりを感じさせるのですが実際のところいかがですか?

T:そっか!言われて初めて気が付きました(笑)。でも歌詞の内容は全くリンクしてないです。たまたまですね(笑)

-『Unwritten Pages』はどのようなことについて歌った歌詞なのでしょうか?

N:簡単に言うと生きていく中での浮き沈み。良いこともあれば悪いこともあるし、幸せなことは意外とシンプルで近くにあったりするけど、逆に落とし穴もすぐそこに潜んでるかもしれない。這い上がりと挫折。誰だってそれを繰り返す。どちらかとゆえばポジティヴな歌っすね。応援歌的な(笑)。

T: 6月にアルバムが出るんです。コンセプト・アルバムというと大袈裟かも知れませんが、そのアルバムのストーリーの流れの中で歌詞の本来の意味が、更に明確になると思います。なのでアルバムも買って下さい(笑)。

-PVも作成すると聞いたのですが、すでにどのようなものにしようというアイデアは固まっているのでしょうか?

S:派手な演出やストーリー性のものよりは、バンドのグルーヴ感をいかにだせるか、そして限りなくライヴっぽくなるようなイメージで考えています。その中でどれだけ“遊び心”を入れることができるかを今、話し合ってる最中です。

T:早ければ4月中、遅くとも5月にはお披露目出来そうなんで、是非チェックしてみて下さい!内容は観てのお楽しみということで。

-今作で海外レコーディングに踏みきった理由を教えてください。

J:一番の理由は、“海外の音”に憧れを抱いていたことですね。理想とする音像を実現するのに一番適しているのが海外レコーディングしかないと思ったんです。アメリカでは僕らみたいな音楽のフィールドが確立されてて、そういう音楽を熟知しているエンジニアがいるってことで、これは行くしかないって話になりました。

S: デジタル処理で何でもできる時代なので別に日本でもよかったんです。ただ、やはり自分たちが好きなアーティストを手掛けてる海外のエンジニアに、この際、思い切ってお願いしようと。