US、UK、そして日本と、各国の個性的なバンドが出揃ったグリーンステージの中でも最もヘヴィーであり毛色の異なるバンドではあるが、他を引き離す圧倒的な演奏レヴェルを持ち合わせていたのが、このMISERY SIGNALSだ。今回のラインアップはパンク・バンドばかりということもあって、ライヴ前は少しナーバスになっていたそうだが、いざライヴとなればそんなことは微塵も感じさせない自信に満ちたプレイとパフォーマンスだった。キッズ達は、曲がプレイされれば一丸となってモッシュピットを作り上げ元気いっぱいに暴れまわっていたし、立ち止まる人たち全てを圧倒する世界観がそこにあった。ヴォーカルの「SUM41まで盛り上がっていくぜ!」的なMCに反応が薄かったオーディエンスに驚いて「あれ、お前らSUM41を見に来てるんじゃないのか?」なんてやり取りはちょっと皮肉っぽくもあったけれど、思わず笑ってしまった。ライヴ後半になると(私が見ていた場所の問題だったのかもしれないが)音響が良くなくサウンドがこもってしまって個々のプレイを聴きとることが不可能な状況になってしまったのが残念。そんな中ではあったが、ラストには、封印したとされていた名曲「The Year Summer Ended In June」をプレイし、最後までキッズを沸かせてくれていた。MAY-E
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