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2022.01.06 11:30 | アーティストニュース

NIRVANA『Nevermind』アートワークの赤ん坊による訴訟、却下される

NIRVANA『Nevermind』アートワークの赤ん坊による訴訟、却下される

NIRVANAが1991年にリリースした2ndアルバム『Nevermind』のアートワークに登場する赤ん坊のSpencer Elden氏(現在30歳)が、"性的搾取"を理由にバンドの存命メンバーであるDave Grohl、Krist Novoselicや、故Kurt Cobainの遺産管理団体、アートワークを撮影したカメラマンなどを相手に起こした訴訟が、判事により却下されたことが明らかになった。
 
NIRVANAの代理人は先月、Elden氏の主張には欠陥があるとして却下を申請。"アルバム『Nevermind』のジャケットの写真が「児童ポルノ」であるというEldenの主張は、表面上、深刻なものではない"と述べ、このレコードのコピーを持っている人は誰でも"エルデンの理論では、児童ポルノの重罪所持の罪になる"と指摘している。

さらに、Elden氏は最近まで"NIRVANAの赤ん坊"としての悪評を楽しんでいたようだとも述べている。"彼はギャラと引き換えに何度もこの写真を再演し、胸にアルバム・タイトルのタトゥーを入れ、セルフ・パロディのヌード・カラーのワンピースを着てトーク・ショーに出演し、アルバム・ジャケットのサイン入りコピーをeBayで販売し、このつながりを利用して女性を口説こうとした"とある。またElden氏の訴えの是非はともかく、時効はすでに成立しており、訴えるには遅すぎるということも主張。その結果、カリフォルニア州判事は"修正許可付き"で訴訟を却下した。Elden氏側は1月13日までに、適切な変更を加えて訴訟を再提訴する必要がある。
 
これを受け、Elden氏の弁護士はAFPに声明を出し、"非常に近いうちに "そうするつもりだとコメントしている。