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LIVE REPORT

GALLOWS | PUNKSPRING 2010

2010.04.04 @幕張メッセ

Writer 山本 真由

"英国が生んだSEX PISTOLS以来の衝撃"ことUKハードコア界の異端児GALLOWS。
2007年のTASTE OF CHAOSツアーで、その衝撃をここ日本にも存分に食らわした彼らだったが、2008年、PUNKSPRING 08での来日がキャンセルとなり、昨年満を持して決定した2ndアルバム『Grey Britain』のリリースに伴うジャパン・ツアーもキャンセル・・・という経緯もあって、今回は日本のファンにとっては"やっと来たか!?ホントに来るのか!?"みたいな、待ちに待ち過ぎて信じられないくらいの来日公演だったのだ!
一曲目は新作『Grey Britain』から、「Leeches」。ハードロッキンな曲で、ヴォーカルのFrank Carterはいきなりテンションの高いパフォーマンスを見せる!少々声の出具合に不安定なところもあったが、次の「London Is The Reason」への流れで一気にたたみ掛ける。全てをぶちまけるようなFrankの歌には、GALLOWSというバンドを象徴するような前のめりの情熱がつまっている。Frankは大暴れしていたステージからフロアに降りて、まだ午後の早い時間なのに彼らを見るためにRED STAGEの前にギュウギュウに集まったファンに囲まれながら歌った。「London Is The Reason」の歌詞を「Tokyo Is The Reason」に変えて歌ったのは彼らのライヴを待ちに待った日本のファンへのささやかなプレゼントだ。
Frankがフロアの中央に居るそのままで「Abandon Ship」が鳴り始める、バンドはアグレッシヴにも淡々と曲をこなし、ステージに戻ったFrankに捧げるように、フロアにはサークル・ピットが出来あがった。そして、"次の曲はハードコア・キッズのためにフロアをあけてくれ!"というMCで始まったのは「The Great Forgiver」。不穏なツイン・ギターが絡み合う、GALLOWSらしい凶暴な曲だ。
"最後はオレのためにみんなで歌ってくれ!"と始まった彼らの代表曲「Orchestra Of Wolves」では、他のバンドのメンバーも次々とマイクをとって入り乱れ、最高潮の盛り上がりでラストを飾った。

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