LIVE REPORT
FACE TO FACE | PUNKSPRING 2010
2010.04.04 @幕張メッセ
Writer 山本 真由
FACE TO FACEが復活していたことすら、今回来日が決まるまで知らなかった私にとっては、かなりビッグ・ニュースだったけれど、今年のPUNKSPRINGはこのバンドを見る為にチケット買った方も少なからず居たんじゃないだろうか。Trever Keith(Vo&Gt)もMCで"10年ぶりに日本に来た"なんて、感慨深そうに言っていたし。そういった意味でも今回のこのショウはメモリアルなものになったと言えるだろう。
しかしながら、今年のパンスプのラインナップで果たしてFACE TO FACEは盛り上がるのか?後期のエモ寄りの曲が中心になるのか?などと無駄な心配もしていたんだが、結果。
なんだ、初期の曲ばっかり!!(笑) 期待に答えたというべきか、もう「Disconnected」とか名曲過ぎる!!ズルい。Treverもオッサンのくせに汗だくで熱唱したりして、泣かせるじゃない。フロアもシンガロングがおこったり、なんだかんだ言ってみんなFACE TO FACEを見に来てたんだなーと感動したりして。ピットには勿論若いキッズたちもいっぱいいて、日本のバンド目当てに来たコも多かったに違いないのに、みんな純粋に楽しんでいた。
Treverはしきりに、すっかりオッサンになっちまったぜ的アピールをしていたけれど、"この曲は、今日のオーディエンスの殆どより古い曲だ"って言って始まったのが「You Lied」。まさに90年代メロディックなナンバーで、懐かしい!って感じだけれど、『Big Choice』のリリースは1994年だから・・・いくらなんでも殆どは高校生以上だよ!って心ひそかにツッコミ入れたけれど、そんなことはどうでもいいんだ。こうしてFACE TO FACEが戻ってきてくれて、オッサンになったとしても変わらず楽しそうにプレイしてるってことが重要なんだ。途中、Scott(Ba)のことを"世界の山ちゃん"に似てるとか言って笑いをとったり、ホントにリラックスしたムードで、今バンドが良い感じにまとまっているんだなっていうのがよーく伝わってきた。
そして「I'm Trying」。こういうシンプルにグッド・メロディな曲って最近は少ないから余計に心に染みる。でもってラストはこれまた懐かしいドタバタ・パンク「It's Not Over」でシメ。なんだかんだいって、凄く楽しかった!兎に角ありがとう、まだこれからも変わらず頑張ってください!!
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