絶世のインペリアルドール| 激ロック インタビュー

2025.08.12UPDATE

2025年08月号掲載

Member：若木萌　おたまボンバー

Interviewer：フジジュン

キネマ倶楽部のステージに豪華な美女が立つだけで完成している。会場に似合う新衣装や新曲を用意してワンマンに挑みたい

－あはは（笑）。でも、いざやってみると"やって良かった"になって、次に進む力になったりするわけで、きっとその繰り返しだろうし、絶ペリはそれを運営に任せてない分、実感として感じられているから成長もするし。そりゃ"調子いい"って言われますよ。

若木：でも私は3年経っての現状に全然満足していないんです。もちろん、おたまボンバーをはじめ、いろんなサポート・メンバーがいてくれるからやりたいこともできて、本当にありがたいなぁと思ってますし、自分たちでやるって決めてからいい人にしか巡り会えてないので本当に恵まれてるし、感謝することばかりなんですけど。その分、もっと売れたいしもっと知ってもらいたいし、まだまだやれるはずと思ってるから、全然満足はしてないし、まだまだやれると考えています。

－ちゃんと結果を出して、恩返しして。これからもそんな人たちと一緒に前に進んでいきたいですよね。そして9月のワンマンについて、"閣命"とタイトルが付いていますが、どんなテーマを持って挑もうと思っているライヴなのでしょうか？

若木：もう完全に東京キネマ倶楽部のヴィジュアル・イメージからなんですが、"絶世の美女がロックをやってる"ってテーマで活動していて、"豪華で華麗なステージをやるわよ！"と宣言しているので、ずっとやりたかった会場で。あの豪華なステージに豪華な美女が立つだけでもう完成しているイメージさえあって、あの会場に似合う新衣装や新曲を用意してワンマンに挑みたいなと思ってます。

おたま：あの会場ってすごく雰囲気があって、ライヴ以外にも舞台として使用されることが多いので。今回はミュージカル風のライヴに挑戦いたします！

若木：（※演技がかった言い方で）え～っ、なんだってぇ！？

－あはは、わざとらしい（笑）。すごい、ワンマンの新情報が満載ですね。

おたま：そしてさらに、今回はワンマンをより楽しんでもらうため、事前にあらすじをムービーで公開しようと思ってます。

若木：そう。映画の予告編みたいな感じで、"あるところにこんな国がありまして......"みたいな前情報があったほうが物語にも入り込みやすいと思うし、"こんな面白いことやっちゃうんです！"っていうのをSNSで全世界に知ってほしいし。みんなには"え、こんなことやるの！？"とか、"こんなアイドルなかなかいないよ！"とか驚いてほしいんです。

－いや、すごく面白い試みだと思いますし、その動画が出たらチケット動きますよ（笑）。

若木：絶対楽しいですよ！内容も面白いことをいろいろ考えてるんで、楽しみにしてくだい。

－では、この記事やワンマンへの告知で興味を持って、初めて絶ペリのライヴに参加する人に向けて、行く前にどんな予習をしておいたら、より楽しめますか？

若木：ワンマンの予習は予告動画を観れば分かるようにしておきます。あとは基本的に、初見の人が観ても分かりやすく楽しめるライヴというのは大前提として考えているので、なんの準備もなく来てもらっても絶対楽しめると思いますね。

おたま：静かにゆっくり観たいと決めている方には、2階に数量限定ではあるんですけど、着座の"大使"席というのも用意しているので、そこでゆっくり観ていただくこともできますし、物足りなくなったら、フロアに降りてきてもらってという楽しみ方もできます。あと、予習したい人はサブスクにない曲もMVをアップしてたり、全曲ほぼ聴けるようになってますし、みんなで楽しめるように、ヴィジュアル系とかによくある振り講座もYouTubeに載せてるので、しっかり予習していただければ、より楽しめるかと思いますね。

若木：あとは公式サイトを見て、オリジナル・グッズをチェックしておいてもらって。

－グッズを買うためのお小遣いを多めに持ってきていただければ助かります！と（笑）。では最後に9月のワンマンを経た先に見えてる夢やヴィジョンを聞かせてください。

若木：今はワンマンで頭がいっぱいで。毎回次のワンマン・ライヴを目標に生きてるし、ワンマン・ライヴが終わった瞬間は"死んでもいい"と思うくらいの気持ちでやってるので、その先というのは考えられないんですけど、たぶんここからも変わらないと思います。9月のワンマンが終わったら、"次はもっと楽しいことしたい"っていうのが出てくると思うし、お客さんの数とか会場の広さとか、規模を大きくしながらもっと楽しいことがしたいです。やりたいことをやるにはお金もいるし、そのためにより売れるように頑張るのは変わらないし。楽しいことをやり続けるというのは変わらないと思います。

おたま：最近、久々に目標というか、"この先どうしていくのか？"みたいなことをメンバーで話したんですけど。改めてもえにゃんと話して、"私たちの好きなメタルとかハードコアとか、ロック界隈にしっかり寄っていこう"と決めたり。サポート・メンバーとは、"お客さんとみんなで楽しめる、エンタメ的な要素も増やして。私たち自身ももっと楽しんで活動をしていきたい"ということを話したので、ここからそれに沿った明確な目標を立てて、突き進んでいきたいなと考えています。私たちって1つ目標が決まれば、それに向けて突き進む力はすごく強いと思うんで、また新たな目標を立てて、突っ走りたいと思いますね。とはいえ、そんなにすごいスピードじゃなくて、もしかしたら亀の歩みかも知れないけど、私たちが一歩ずつ着実に前に進んでいく姿を見届けてほしいです。