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INTERVIEW

husky

2024.08.19UPDATE

2024年08月号掲載

husky

Member:しぅく 空良 ちくわチャンデス のどか びゃくや

Interviewer:杉江 由紀

今度のライヴを成功させてスタート地点に立たないと "その先"はないんですよ


-なんでも、DJとしてのデビューは昨年11月にGORILLA HALL OSAKAにて開催された"GORILLAZUN 2023"だったそうですね。

空良:あれは激ロックさんでもレポートしていただいてましたよね(※2023年11月号掲載)! 実は、あの日が私のDJデビューだったんですよ。今度はそのGORILLA HALL OSAKAで自分たちのワンマンができるので、今からすごいドキドキしてます(笑)。

のどか:あと、空良はラップもできるんですよ。

ちくわチャンデス:それも発音がめちゃくちゃ海外だよね(笑)。

空良:自分はもともとアイドルとかに興味がなかった人なんで、ラップ系のアーティストをよく見てたせいかもしれないです。そういうののモノマネするのが好きでした。

-ということは、きっと耳がとてもいいのでしょうね。

ちくわチャンデス:だけど、普通に英語を朗読させるとなぜか下手なんですよ(苦笑)。リズムに乗って歌とラップになるときだけネイティヴ級。面白いよね(笑)。

空良:あははは(笑)。

-なお、リーダーであるちくわさんは何が最も得意なのでしょうか。

ちくわチャンデス:歌ですね。歌は昔から大好きです。でも、デビューした当時はめっちゃ下手くそだったんですよ。まずは目立つことが好きだから、"目立つためにはやっぱ歌だろう"と思って始めたので、歌と煽りとMCはデビューしてからめっちゃ練習しました。1人で路上ライヴしに行ったりとか、大阪でソロとしてイベントにもちょこちょこ出させていただいたりしてましたね。そうしたら、気がついたときには歌が一番大好きになってました。ほんと、毎日歌ってたい。

-月あたり25本以上のライヴをやっていてなお、毎日歌っていたいとは本物ですね。当然、今度のワンマン"Red Riot's Genesis"でもhuskyはちくわさんの歌をはじめとして、各メンバーの個性や特技を活かしたパフォーマンスが展開していくことになるはずですが、このライヴには"赤き暴動の誕生。"というキャッチコピーが添えられています。また、みなさんの衣装も赤で統一されたものになっておりますけれど、この赤のイメージからは熱い情熱のようなものを感じ取ることができるように思います。

ちくわチャンデス:これまでにはサイバーっぽい衣装とか、すごいキラキラなアイドルっぽい衣装、軍服っぽい衣装といろいろあったんですけど、このところはhuskyといえば赤ってなるぐらいには、すでにイメージとして定着してきたところがありますね。

のどか:ライヴのタイトルとかコンセプトに関しても、今回はいくつかあった候補のすべてが赤のイメージに繋がるものだったんですよ。その中から、私たちで話しあって決めたのが今回の"Red Riot's Genesis"だったんです。

ちくわチャンデス:さっき赤は情熱の色みたいな話が出てましたけど、huskyのライヴってほんとそれなんですよ。常に魂を削りながら、魂を燃やしながらやってる感じなんで、15分だろうが20分だろうが、毎回みんなビッチャビチャになってます。

-"Red Riot's Genesis"はどのような内容のライヴになっていくのでしょうね。

のどか:全編バンド・セットでやる予定です。

空良:huskyのピンからキリまで感じてもらえるライヴにしていきたいと思ってます。

ちくわチャンデス:長い時間やらせていただけるので、セクションごとに見せる顔を変えたいっていうのがありますね。huskyには楽しく明るい曲もあれば、カッコ良くて重苦しいタイプな曲、涙を流せるような曲、一緒に戦おう! という曲もあるので、そうした曲たちを余すところなく感じていただけるような時間にしていこうと考えてるんです。そして、セクションの合間には空良ちゃんがDJもします! この件はここで初発表です(笑)。

-ということは、空良さん1人だけは休める時間がないということですか??

空良:まぁ、そうなっちゃいますよね(笑)。

ちくわチャンデス:一応、私たちもちょこちょこお手伝いに行くつもりではいます(笑)。

のどか:空良ちゃんDJで場の空気を変えて行こうという、huskyとして初の試みです。

空良:それをGORILLA HALL OSAKAでできる、っていうのがすごく嬉しいです。

-それではここで、各メンバーに8月24日の"Red Riot's Genesis"に向けた抱負を語っていただければと思います。

びゃくや:huskyがスタートできればいいな、と思ってます。この体制になったのが今年の1月でまだそんなには時間が経ってないし、自分的には今まだhuskyがスタート地点におるとは思ってないところがあるので、これを機に新しいスタート地点に立てればいいなというのがあるから、絶対に命懸けてでもそれを実現してやろうっていう気持ちでいます。huskyにとって、これはほんとに大事なライヴです。

ちくわチャンデス:びゃくちゃん(びゃくや)は見てるところがうちらよりも大きいんですよ。海外にも行きたいし、もっとでっかいところでやりたいっていう夢も持ってるから、それで言ったら確かに今度のライヴを成功させて、新しいスタート地点に立たないと"その先"の一歩には繋がらないんですよね。アイドル・シーンでも、バンド界隈でも、huskyがこの先にもっと進んでいくために8月24日のライヴを成功させなくちゃならない、っていうことをびゃくちゃんは言いたいんやと思います。

のどか:ちょっと言い方は悪くなっちゃうんですけど、huskyは単にでっかいハコでワンマンをするだけのアイドルにはなりたくないんですよね。ライヴとしてのクオリティも追求したいですし、もちろん動員も大事なので。私自身も、8月24日はちょっと特別なことをさせてもらうかもしれないです。まだ決定ではないんですけど。

ちくわチャンデス:一人一人が目立つような特別演出も考えている、っていうことですね。詳細はまだ言えませんし、すべては未定ですが楽しみにしていてください(笑)。

のどか:あとは、もうバンド・メンバーとも2年くらいずっと一緒にやってきているので、huskyとの仲の良さとかチームワーク的なところも感じてもらえたらと思ってます。

しぅく:1月からこの5人になって、当初は"どうなるんかな?"って思ってたところもありましたけど、やっと落ち着いてきたところで"Red Riot's Genesis"が決まったので、正直"いきなり1,000人オーバーの最大キャパかよ......マジか!"とは思ったんです。個人的にはアイドルとしての活動を始めてまだ2年とかだし、全然そういう規模感とかもわかんないんですよ。とはいえ、今はメンバー間の仲もいい状態だし、自分にやれることはとにかく全力でやる! っていう気持ちでいます。頑張ります!!

ちくわチャンデス:しぅくはグラビア用の衣装とかもいっぱい買って、SNSも毎日投稿してて、フォロワー数もメンバーの中で一番伸ばしてくれてますからね。今度のライヴに向けてすごい頑張ってくれてるんですよ。huskyの中では唯一、学業も並行してやってるメンバーなんですけど、学校終わりに急いで来てビラ配りもしてくれてて。

しぅく:今、4回生なんで一番忙しい時期なんですけどね。何度かいろいろ乗り越えてきてるんで、大丈夫やと思います。やるしかないです!

空良:大きい会場でのライヴって、今までhuskyでは1時間以上やったことないんですよ。そこの不安はどうしてもあるんですけど、この"Red Riot's Genesis"が決まってからは日々のライヴとかレッスンのたびに"ここはこうしよう"とか"あれはあかんかったね"みたいな話し合いを細かくみんなでするようになったんですね。そういう積み重ねを、8月24日のライヴでは大きく花開かせることができたらいいなと思います。

ちくわチャンデス:アイドルなのにキラキラしてないって最初の方で言いましたけど(苦笑)、ほんとに活動していくうえではしんどいことがめっちゃ多いんです。それは体力的にもメンタル的にも。考えなきゃいけないこともいっぱいあって、時にはメンバー同士でケンカもするけど、そのたびに仲直りして。でも、結局はそういう毎日が楽しいんですよね。楽しいからここまで続いてるし、メンバーみんながこのhuskyっていう場所が好きで、今をこうして一緒に生きてるんです。そういうhuskyの姿を、今回の"Red Riot's Genesis"ではみなさんにもぜひ感じていただきたければなと。

-オフィシャル・サイトには"全身全霊をかけたそのパフォーマンスはオーディエンスを魅了し、発する言葉が1人1人に寄り添う"との言葉もありますが、huskyはただ歌や踊り、言葉を観衆に対して投げ掛けるようなことはしないのでしょうね。あくまでも、受け手に対して寄り添うという姿勢を重視されているところが素敵です。

ちくわチャンデス:いつも来てくれる人もたくさんいてくれてる一方で、ライヴには"たまたま今日初めて来た"っていう人もおるわけじゃないですか。うちのメンバーはその日の雰囲気とか、セトリの流れによっても同じ曲なのに歌い方を変えたりする子が結構多いし、表情を変えたりすることで伝え方を変えて、そのときその場にいる人たちと向き合うっていうことをやってますね。それは場数を多くこなしてきたからできるようになったことで、なんとなくですけどフィーリングでみんなが今どんな気持ちなのか、勝手に感じてるところがあるんです。言うたらそれは自己満足の世界かもしれへんけども、寄り添いたい気持ちを持って発信し続けることによって、1つの結果には繋がってきているんじゃないかなという気持ちではいます。なんなら、時にはあえてファンの人を冷たくあしらうことだってあるんですよ? ね、びゃくやちゃん。

びゃくや:言いたいことがあるときははっきり言います。

-媚びないのですね、huskyは。

ちくわチャンデス:そうです。それも寄り添うっていうことに繋がるんですよ。

-媚びないというのは、それだけ本音で対峙しているということですものね。

ちくわチャンデス:絶対嘘つかへんもんな。

びゃくや:(※黙って深く頷く)

-それはファンの方からしても信頼に繋がるはずですよ。huskyはアイドルとして何かを追求することはあっても、アイドルを演じるということはしないのですね。

ちくわチャンデス:ウチにそれをしてる人は誰もいないですよ。いつもありのままです(笑)。

LIVE INFORMATION
"Red Riot's Genesis"

8月24日(土)GORILLA HALL OSAKA
OPEN 16:00 / START 17:00
[チケット]
Aチケ ¥2,500 / Bチケ ¥1,000(D代別)
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