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INTERVIEW

husky

2024.08.19UPDATE

2024年08月号掲載

husky

Member:しぅく 空良 ちくわチャンデス のどか びゃくや

Interviewer:杉江 由紀

偶像とはほど遠い、等身大でリアルなアイドルがここにいる。"ロックに愛され、時にロックにそっぽを向かれながらもカッコよく可愛く"をコンセプトとしながら、"アイドル×BAND SETのハイブリッドな"スタンスをもって活動中のhuskyは、今夏に赤き暴動を勃発させようとしているようだ。"Red Riot's Genesis"と題したワンマン・ライヴを8月24日にGORILLA HALL OSAKAにて開催するという、huskyの声をここにお届けしよう。

-来る8月24日、huskyは"Red Riot's Genesis"と題したワンマンを自身最大キャパシティとなるGORILLA HALL OSAKAにて開催されるそうですね。こちらは全編バンド・セットのライヴになっていく予定とのことですが、普段のhuskyはだいたいどのくらいの比率で、バンド・セットと同期スタイルの2パターンを使い分けていることになるのでしょうか。

ちくわチャンデス:現状、huskyは月あたりのライヴ本数で言うと25本以上やってきているので、比率で言ったらアイドル・イベントに同期スタイルで出ることがやっぱり多いですね。でも、月に2回から3回はバンド・セットでライヴ・イベントにもいろいろ出させていただいるんですよ。当然、そのためのリハーサルもやりますから、2週間に1回は必ずバンド・セットでやっていることになると思います。

-2018年8月に大阪にて結成したのち、バンド・セットでのライヴを実施するようになったのは2020年からだったようですが、huskyの楽曲はパンクやメタル等、様々なロックの要素を取り入れたものが多い点が大きな特徴になっているかと思います。オフィシャル・サイトには"ロックに愛され、時にロックにそっぽを向かれながらもカッコよく可愛くをテーマに彼女たちは走り続ける"との文字も記されておりますが、みなさん自身はここまでの活動に対して"思い通りに動いてこられたな"という実感をお持ちですか? それとも、逆に"結構紆余曲折があるな"と感じていらっしゃるのでしょうか?

ちくわチャンデス:どうなの? のどか。私とのどかはこの中で一番長いんで(笑)。

のどか:確かに私は初期からいますけど、そんなに思い描いている通りに来てるっていう感じではないですねぇ。

ちくわチャンデス:わかる。全然キラキラとかしてないもんねー。

のどか:やっぱり、ここに来るまでに何度も体制が変わってきたので、そのたびに"また1から"ってなっちゃうんですよ。何十曲かのダンスとか、歌い分けとか、いろんな組み合わせも全部変わってきちゃうので、そういうのがいろいろ大変でした。

ちくわチャンデス:メンバーの人数が奇数から偶数に変わるとか、そこもフォーメーションとかの面で微妙だしね(笑)。でも、今この5人になってからはめっちゃいい感じ!

-そんな今現在のhuskyにとって、huskyならではの持ち味というのは特にどんなところにあると自覚されていますか。

ちくわチャンデス:歌は得意な子と不得意な子がいて、歌詞割りとかは音楽面でのブレーンの方が決めてくださってるんですけど、とにかくいつでも全員が全力で歌うと"huskyらしさ"が出るんじゃないかなって私は思ってます。踊りに関してはどう?

のどか:踊りは......個性が出すぎてるっていうか(笑)。

ちくわチャンデス:うちは振付、変わってるもんな(笑)。

のどか:それぞれのメンバーの個性も強いし、1人ずつの"らしさ"も強いんやけど、それが一体となったときにはhuskyとしての個性が出てるんちゃうかな? って思います。

ちくわチャンデス:軍隊的な感じでみんながピシッと揃ってるというよりかは、それぞれの個性を活かしたうえでひとつのまとまりになってる、っていう感じなんですよ。

-ちなみに、huskyのリーダーはちくわさんですよね。ちくわさんは、ご自身のリーダーとしての立場をどのようなものだと認識されています?

ちくわチャンデス:私はあんまり背中で語るとか、みんなを引っ張ってく! みたいなタイプではないです。メンバーに対しては基本的に"私が前に進みたいから、前に進むけどついてきてくれますか?"っていうスタンスなことが多いですね。そうすると、いつもみんなが"はいはい、ついていきますよ"ってこっちに来てくれるので、リーダーとは言ってますけどみんなにめっちゃ支えられてる感じがすごいです(笑)。

-なるほど。では、ここからは各メンバーのhusky内における役割についてもうかがって参りましょうか。びゃくやさんの場合はいかがです?

びゃくや:え......。

ちくわチャンデス:(※囁き声で)下駄、下駄!!

びゃくや:あ、下駄履いてます。

-ほんとですね。今もまさに下駄でいらっしゃる。

ちくわチャンデス:それも毎日だよね?

のどか:うん、出会った頃から下駄だった(笑)。

びゃくや:中学生のときからです。きっかけは、古着屋さんで見つけました。でもステージでは普通の靴履いてます。

ちくわチャンデス:というわけで、びゃくやはhuskyの下駄枠です(笑)。そして、huskyの最年少メンバーでもあります。

-びゃくやさんは、実際に末っ子キャラな感じだったりもするのですか?

ちくわチャンデス:本人はあんま認めたくないみたいですけど、めっちゃあります。すごいかわいいです。とにかくメンバーのことが大好きな子なんで、すぐメンバーのお茶に指チャポンって入れてきたりします。

しぅく:変な動画とか接写で撮ろうとしてきたりね(笑)。

ちくわチャンデス:やることなすこと全部が個性的でかわいい、なのがびゃくやです。

-では、のどかさんはどのような存在なのでしょうか?

のどか:ライヴ中で言うと、デスヴォイスするのは私ですね。あと、ダンスを主に踊らせていただいていて、私が振付した曲も1曲あったりします。

-huskyは"ロック"の部分を前面に打ち出しているグループですから、のどかさんの担っていらっしゃるデスボのパートは極めて重要なものと言えそうですね。

のどか:ちくわもびゃくやも、デスボ自体はできるんですよ。ただ、2人はデスボをやっちゃうと喉を潰しやすいんですね。その点、私はあんまりメイン・ヴォーカルとして歌うことがないし、もともとハスキー・ヴォイスではあるんで、デスボをよくやるようになりました。

-デスボはいかにして習得されたのです?

のどか:独学でした。でも、今はもっと種類を増やしたいと思ってシャウトの上手いヴォーカリストの方にボイトレもしてもらってるところです。

ちくわチャンデス:のどかは陰で努力するタイプだから、デスボやることになった当初は1人ですごいコソ練してましたね。そして、気がついたら私とは完全にレベチな状態の上手さになってました(笑)。ほんとにこのデスヴォイスは今のhuskyにとって大きな武器になってます。のどか、ありがとう!

のどか:いやいや、そんな(笑)。

-さて。しぅくさんはhuskyの中でどのような役割を担っていらっしゃるのでしょう?

しぅく:私はグラビア担当です(笑)。

ちくわチャンデス:すごいんですよ、ほんとに。もうグラビアがバズっちゃって、バズっちゃって(笑)。

-それはやや意外ですね。huskyとしてのアーティスト写真を拝見すると、あまりそのような面を強調されているようには見えませんけれども。

しぅく:意識してそうしてるんです。ライヴとか、huskyとしての活動の中ではあんまり見せたくないというか。グラビアとhuskyでの活動は、別コンテンツとして自分の中では線引きしているところがあります。衣装でも"出しちゃう"とそれはちょっと......。

ちくわチャンデス:特別感が薄れちゃうもんな!

-なるほど。しぅくさんとしてはグラビアというアプローチをもって、huskyに繋がる別のチャンネルからの情報発信=グラビア活動をされていらっしゃるわけですね。

しぅく:そうなんです。そっちの層の人に向けては私がアピールしていこうかなと。実際に、東京は行動力のある人が多いせいか"インスタを見てライヴに来ました"みたいな方が結構いてくれたりしますね。

ちくわチャンデス:しかも、そういう人がちゃんと曲まで予習してくれてたりするんですよ。終わったときには"初めて来ましたけど、カッコいいライヴで楽しかったです!"っていうふうにも言ってくれてて、私も嬉しかった(笑)。しぅくちゃんは声もすごくきれいで、歌に関しても私の次に歌うパートが多いくらいなんです。だから、ヴォーカルとしてもhuskyには欠かせない存在になってます。

-かと思うと、なんと空良さんはDJスキルをお持ちなのだとか。

空良:DJは1年くらい前から始めたんですよ。きっかけは、社長から"誰かやってみいひん?"って言われたからだったんですけど(笑)。他のみんなはそれぞれ個性強いけど、自分は今までダンスくらいしか得意なことがなかったんで、他にもなんか違うことができたらいいなと思ってDJを始めたら、結構バンド・セットでの対バンのときの転換時間とかにDJをやらせてもらったりする機会ができてきたんです。