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INTERVIEW

TEARS OF TRAGEDY

2024.07.22UPDATE

TEARS OF TRAGEDY

Member:HARUKA(Vo) TORU(Gt) HAYATO(Key)

Interviewer:フジジュン

-今回TORUさんが7曲、HAYATOさんが3曲の制作を担当していますが、曲作りや配分はどんな感じだったんですか?

HAYATO:それぞれ作りたいように作って、何かあればという感じなんですけど、自分はいつも曲数が少ないので、バリエーションがあるほうがいいかな? と思って。最初にできた曲が意外にも「Eternal」で、バラードが作りたかったので、そこは思うままにできた感じで、「Mörder」も"激しく"っていうイメージで、俺なりに中世ヨーロッパみたいなイメージを持ちながら作って、一番苦労したのは「♾️」でした。

TORU:HAYATOは全部攻撃的な曲のほうがいいのかな? とも思ってたんだけど。

HAYATO:俺がそうじゃなくなっちゃってるからね。

TORU:そうだね(笑)。3rdアルバム(2016年リリースの『STATICE』)が10分超えのイカツい曲(「Curse Bride」)もありながら、柔らかい印象のアルバムって言われてて。だったら、もっと攻撃的なほうが喜ばれるのかな? と思いながら、上がってきた曲が意外と平和っていう。僕には書けない曲調なので、すごくいいなと思いますし、偶然の重なりが連れてってくれるところも多々あるので、それはそれでいいんですね。あとはヴォーカルが入って"こんな歌詞が入って、こう歌うんだ!"って驚きもありますし、それによって曲ごとの表現の違いもありますし。そういった表現の部分での、HARUKAの成長も今回のアルバムで聴けると思います。

HARUKA:約4年経ってますからね。少しは成長しないと(笑)。

HAYATO:歌に関しては、こっちが注文する余地が作品ごとになくなってるんですよ。こっちが"OK、これでいこう!"って言うと"いや、もう一度歌い直させて"って。達人の陶芸家が作品を作り上げて"素晴らしいですね!"って言ってるのに、"いや、ダメだ!"って割っちゃうみたいな(笑)。だから何も言うことはないです。素晴らしいですね。

TORU:実際、どの曲もHARUKAをが納得するヴォーカルが入って"完成したな"って感じで。"俺たちはこういう曲を作ったのか"って思うよね?

HAYATO:そう。作ってる段階では"音色を作る"としか捉えてないから。

TORU:歌ってるのを想像はするんですけど、実際の歌は全然違うんで。

-お話を聞いてると、アルバム制作って大変さと共に、新しい曲ができる喜びややりがいもあって。今作を聴いて、歌うことや演奏することの喜びも詰まってる感じがしました。

HAYATO:"アルバム作りって、こんなに大変だっけ!?"と思いましたけどね。約4年ぶりだったんで(笑)。

TORU:映像作品(『TRINITY&OVERTURE 15th Anniversary Special』)と期間が近すぎたっていうのもあるね。負担が大きすぎた(笑)。

-HARUKAさんはアルバム制作で大変だった思い出はありますか?

HARUKA:歌でいうと私、去年1年で体重を10kgくらい落としたんですよ。それから初めてレコーディングしたんですけど、お腹に力が入んないんだなって思いました。オペラ歌手って大きい方が多いですけど、歌ってみて"あ、10kgでこんなに違うんだ!"と感じましたね。周りからは"聴いて分からない"って言われるんですけど、自分的にはもうひとつ上がるギアが上がらないみたいな感じがあって。

HAYATO:レコーディングの最初の頃"ギアが入らない"と言ってて、次の日"原因が分かったかも知れない。おにぎり食べてないからだ"って(笑)。

HARUKA:あはは(笑)。だから、その後は無理してでもおにぎりを食べて、レコーディングに挑みました。だから8月のライヴ("Wonder Parade")のときも、おにぎり食べて挑みたいと思います!

-解決方法が見つかって良かったです(笑)。では、8月に控えたリリース・ワンマンに向けての意気込みも聞かせてください!

TORU:まず今回、ベースが初めての人(hibiki/SABER TIGER/NoGoD)なので、それがすごく楽しみというのが1つありますね。昔から知り合いで、個人的には音を出したことあるんですけど、まさかうちのバンドでっていう人選なので。

HAYATO:相当すごいと思いますよ。我々が頑張らないと。

HARUKA:私はTEARS(TEARS OF TRAGEDY)らしいワンマンをやりたいです。音楽はもちろんしっかりやりますけど、それプラス、ほっこりした部分を......。

-あ、もう悪ふざけの部分を考えてますね(笑)。

HARUKA:あはは(笑)。そんなには考えてないですけど、私の楽しみの1つではあるんで、少しくらいはいいかな? と思ってます(笑)。この間、ライヴBlu-rayのサイン会をやって、いろんな人に"ライヴ楽しみにしてます"って言ってもらったんで。リリースした曲や新曲をやるのは当たり前だと思うんで、それ+αのことができたらいいなと考えてます。

TORU:僕はどのライヴもそうなんですけど、"今日来て良かったな!"と思ってもらえるように頑張ろうという感じですね。プレイどうこうじゃなくて、それを超えるとこでライヴそのものをいいものにできたらいいなと思って、毎回臨んでいます。

HAYATO:味がおいしいは当然で、"接客もいいからもう一度行こう"というのもあるので、演奏はもちろん頑張りますけど、MCが面白いとか、それ以外の部分でも楽しんでいただきたいです。総合満足点を上げて、満足して帰っていただけるようなライヴにしたいですね。