MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

NEW YEARS DAY

2024.05.21UPDATE

2024年05月号掲載

NEW YEARS DAY

Member:Ash Costello(Vo)

Interviewer:山本 真由 Translator:安江 幸子

-日本盤にはボーナス・トラックも2曲「Come For Me」と「Disgust Me」が収録されていますが、こちらも選曲はメンバーが行ったのでしょうか?

NEW YEARS DAYの曲の中でも私たちが気に入っている曲なの。「Disgust Me」は私のお気に入りのNEW YEARS DAYの曲のひとつで、「Come For Me」もとにかくいい曲で、やっていて楽しいから、その2曲を入れたかったんだ。

-どちらもアルバム本体と同じように、ライヴでも盛り上がりそうですね。

そうね(笑)! それもソングライティングのときに念頭に置くようにしてる。その曲がライヴだとどういうふうになるかを考えるの。プレイする側もライヴで楽しみたいから、エネルギッシュで、みんなでヘッドバンギングしたり上下に飛び跳ねたりできる曲を作ろうってね。

-「Half Black Heart」のライヴ・ビデオが出ていましたね。あのビデオを観ると日本でのライヴもこんな感じになるのかなと期待が高まります。

私の最大の夢が日本に行くことなの。まだ行っていないことが信じられない。

-まだだったんですね。

まだ一度もないの!

-本国アメリカでは5月にLACUNA COILとのツアーも決まっていますね(※取材は4月上旬)。日本のファンからすると豪華な組合せでうらやましい限りです。ツアーはどんな内容になりそうですか?

私はロック・ミュージック・シーンの女性たちが大好きなの。女性のいるバンドとツアーするのも大好きだし、ロック・シーン屈指の女性たちとツアーする機会に恵まれてきた。LACUNA COILとも以前から一緒にやりたいと思っていたけどなかなか機会がなくて、今回やっと実現するの。最高の気分よ。

-今のところ、秋くらいまでフェスなどの予定が詰まっているようですね。

私たち、ロック・フェスでプレイするのが大好きなの。活動の中でもベストのひとつね。

-まだ来日経験がないとのことですが、日本を含むワールド・ツアーも計画されていますか?

そうなることを願ってる。日本に行くのは私たちの夢だもの。このアルバムを出すのがファースト・ステップになるね。どう受け容れてもらえるか様子を見て、もしみんなに気に入ってもらえれば、日本のみんなにプレイを見せに行くチャンスをゲットできるかもしれない。

-このインタビュー記事がそのきっかけになることを願っていますよ。

私も願ってる! 日本に呼んで! お願い!(※ニコニコしながら手を合わせる)

-もうひとつどうしても聞いておきたいことがあります。赤と黒を基調としたあなたのロックなファッションに憧れている女性ファンも多いかと思いますが、いつかAsh風のファッションでライヴに行きたいと考えているファンに、メイクアップやコーディネートのアドバイスをお願いします。

もちろん! 実は結構この手の質問を受けるの。いつもこう言っているの。"自分が女王様になった気分になれるものを身につけて"。他の誰のことも考えなくたっていい。私も、何年も前にこういうふうに髪を半分赤、半分黒に染めるようにした頃、当時のレコード・レーベルに止められたの。バカみたいに見えるからって(苦笑)。それでもやったけど、そう言った人はもう業界を去って久しいね(笑)。

-(笑)あなたが正しかったのですね。

ええ(笑)。私は自分のためにやったの。私がハッピーになれるから。私たちのショーにおしゃれして行こうと思ってくれている人は、女の子でも男の子でも、大胆になることを恐れないでほしい。自信を持って自分らしい恰好をしてほしいの。私たちのソングライティングと同じよ。その人がハッピーになれてワクワクできる恰好で来てほしい。

-必ずしも"ミニAsh"みたいな恰好をする必要はないということでしょうか。

そういう恰好の子たちを見かけるともちろん嬉しいけどね(笑)。髪を赤と黒に染めるとか、赤と黒が基調の服装をした子たちが結構いるんだけど、見かけると"最高! この子たち大好き!"と思う(笑)。でも、その人がハッピーになれる服装で来てくれれば。

-ちなみにあなた自身は昔からユニークなファッションやメイクをしていたのでしょうか。

そうね。ずっと。私が子供の頃はネットなんてなかったから、自分の好みに合った服を探すのがとても大変だったの。だから小学校の頃から服を手作りしていたね。自分でもたくさん縫ってた。今でこそゴス系のアイテムはAmazonでたくさん売っているけど(笑)、私が学生だった頃は自分で縫っていたの。

-今でも自分で作っているのでしょうか。

ええ。今も。例えば「Hurts Like Hell」のミュージック・ビデオで着ている服はデザイン画を私が描いて、それを裁縫師さんに仕立ててもらったの。

-デザインも手掛けるんですね! あらゆる方向でクリエイティヴなのですね。

ありがとう(照笑)! いつも頭がぐるぐる回っているわ。

-(笑)この記事を読んだ子たちが、"自分がハッピーになれる服ってなんだろう?"と考えるきっかけになりそうですね。

そうなったら嬉しい! NEW YEARS DAYのショーに行って自分が美しい気分になれたり、楽しくなれたり、心地よくなれたりする人がいたら本望よ。

-最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。

みんなには感謝してもしきれない! 私たちを見守ってくれて、私たちの音楽に心を開いてくれていることに、心の底からありがとう。私たちのルックスに心を開いてくれていることにも、応援してくれていることにも。早くみんなに会いたくて待ちきれない!