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INTERVIEW

STRiKE VACK.

2024.01.10UPDATE

2024年01月号掲載

STRiKE VACK.

Member:Tatsuki Nakanishi.(Vo)

Interviewer:山口 哲生

ヴォーカルのTatsuki Nakanishi.を中心に結成された5人組バンド、STRiKE VACK.。2023年に結成した彼らは、2024年1月11日に初ライヴ"mosaic × STRiKE VACK.東阪共同主催 『SPVNiSH』"を行うことを発表。それと同時に、同年12月12日に渋谷CLUB QUATTROにて1stワンマン・ライヴ"DREAM SEEKER."を決行することを宣言した。また、1stアルバム『SiX YEVRS.』をリリース。ヘヴィでパンチの効いたバンド・サウンドと、生々しい感情が強烈なまでに強い筆致で綴られた歌詞が噛み合った、個性的な全13曲が収録されている。初インタビューとなる今回は、ボーイズ・グループと並行してバンド活動をしていたTatsukiがSTRiKE VACK.を立ち上げるにあたっての経緯や、1stアルバム『SiX YEVRS.』について、そして彼らがここから起こそうとしている"strike back"とはなんなのか、本格的な活動開始を直前に控えたTatsukiに、じっくりと話を訊いた。

-まずはSTRiKE VACK.を立ち上げた経緯からお聞きできればと思います。Tatsukiさんの直近の活動としては、ボーイズ・グループでの活動と並行しつつ、バンド活動もされていたと。

そうですね。もっと遡ると、激ロックさんに関してはSick.というバンドをやっていたときに3回ほどお世話になったことがあって。そのときは大阪でライヴをしていて、それがだいたいもう6~7年前ぐらいになるんですけど。僕自身としてはいい感じにうまくいってるような気がしていたので、上京したいなと思っていたんですけど、その話をした直後にコロナ禍になってしまって。コロナが怖いからとか、実家の問題とか、まぁそういうよくある都合で、他のメンバーは上京するのが難しくて。そのとき僕は24~25歳とかだったんですけど、そろそろ勝負をかけないと、自分の音楽人生にかかわってくるなと思ったので、単身東京に出てきたんです。でも、出てきてもやっぱり全然うまくいかなくて。どうしようかなと思ったときに、バンドからいったん離れてみようかなと思って、それがグループでの活動だったんですけど。

-なるほど。

ただ、バンドはやっぱりやりたいから、それと並行してもいいならという話でやっていたんですけど、2023年の1月ぐらいからライヴを始めたらやっぱり火がついてしまったんですよ。自分の人生の中で、やっぱりバンドが一番かっこいいものだと思っているし、並行して活動していてもバンドのほうに重きを置いて考えてしまうことが多かったので、卒業させてもらって、バンドを組んだというのが経緯ですね。

-やはり自分が一番やりたいのはバンドだったと。

そうです。自分が10代の時に憧れて目指してきたものは、やっぱりいくつになっても変わらずにかっこいいものだなって。過去にバンドでワンマンをさせてもらったこともあるんですけど、やっぱり気持ちいいというか、この上ない達成感があるというか。そういうのは他ではやっぱり味わえないので、また戻ってきたって感じです(笑)。

-メンバーのみなさんはどういうところから集まったんですか?

メンバーのほとんどがもう10年ぐらいの付き合いの友達で。そのなかでもギターのSENはもともとバンドをやっていたんですけど、引退して今はミックス・エンジニアとして頑張っていて。Sick.の頃からミックスとかマスタリングもお願いしてたんですけど......そもそもSTRiKE VACK.って最初はソロでやる予定だったんですよ。それも手伝ってもらっていたんですけど、前から僕が書いた曲をかっこいいってずっと言ってくれていたので、"じゃあ絶対に一緒にやったほうがいいやん"って言ってたんです。でも、ずっと断られていて。

-そうだったんですね。

だから今回のアルバムも最初はソロの予定で進めていたんですけど、曲を聴いてもらったときにめちゃめちゃいいって言ってくれていたので、最後に人生を賭けるというか。30手前にもなってきたから、ちょっと本気でやってみいひんか? っていう話をしたら、僕が遠回りしてきた経緯とかも全部知ってるんで、そんなに熱い気持ちなんやったらちょっとやりたいかな、っていうところから入ってくれました。で、ギター(Rai)とベース(Ryo)は、もともと$"Casper.っていうバンドをやってたふたりですね。

-ドラムのYutoさんは?

ただの友達(笑)。4年ぐらい前に出会ったんですけど、ドラムをやっていたのは知っていて。でも飲み友というか、一緒にいると楽しい友達みたいな感じだったんですけど、(Yutoが)DTMをSENに教えてもらいたいっていうことになって、3人でよく遊んでたんです。そういったなかで僕とSENが一緒にやることになって、ドラムどうする? ってなったときに、僕はうまいドラマーであればサポートでもいい派だったんですけど、SENが"Yuto君めっちゃいいんじゃない?"って。"いやでも、うまさとか知らんしな"と思って。

-当時はただの飲み友ですからね。

はい(笑)。でもスタジオに入ってみたら、こんなに叩けるんや! と思って。あとこれは僕が個人的に思っていることなんですけど、"人間的にノリのいいやつはドラムもうまい"みたいなジンクスがあって(笑)。もっと詰めていかないといけないところもあると思うんですけど、基礎値としてはすごく高いと思ったので、一緒にやることにしました。

-面白いですね、"人間的にノリのいいやつ、ドラムうまい"説(笑)。

いいドラムを叩く人間って、やっぱり感性が豊かやったりするのかなと思っていて。僕はヴォーカルで、ヴォーカルにもいろんな種類の人がいると思うんですけど、僕はドラマーに近い感性を持っているタイプなんかなと思っていて。要は陽キャというか、わりと明るいタイプなので、昔からドラムの人と仲良くなることが多かったんです。で、波長の合う人はうまかったりカッコ良かったりするんで、ちょっと近しいものを感じるなぁっていうのをずっと思ってましたね。

-なるほど。この5人が集まり、どういう音楽をやるのかというヴィジョンははっきりとあったんですか?

前にやってたバンドは結構ダークでゴシックな感じだったんですけど、最後のほうはデジタル音を混ぜてちょっときれいな感じの曲をやってみようっていうことになって。「Resonance.」とかはその当時に作った曲だったりするんですけど、その方向性でずっと行こうとは思っていなくて。それで、自分という人間はどんな音楽が似合うんだろうと考えたときに、やっぱり邦ロックとか、そういうジャンルをよく聴いていたし、大人にもなってきたので、楽器でがっつり勝負してみてもいいのかなって。そこから「STRiKE VACK.」や「DREAM SEEKER.」を作ってみて、見えてきたところはありますね。

-邦ロックというワードが出てきましたが、音はかなり重いですよね。その重さは自然と求めてしまうものでもあるんでしょうか。

僕が憧れてきたバンドって結構激しいバンドも多くて。激ロックさんに載っているバンドさんからももちろん影響をすごい受けてますし、もともとヴォーカリストになりたいと思ったのはUVERworldを観たからで、今もファンクラブに入るぐらい好きなんですけど、でも影響を受けたからといって同じことをしたらダメだと思っていたので。それとは違う道をと考えたときに、必然とやっぱりいろんな音楽を聴いて、自分の中に落とし込んでいった感じではあるんですけど。で、サウンド面とか楽曲面でいうとabingdon boys schoolとか、そういう方向を目指したいっていうのがちょっとあって。

-バンド・サウンドとしてはハードでパワフルなんだけど、メロディアスがしっかり立っていて、という。

そうですね。