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INTERVIEW

FOUR GET ME A NOTS

2023.06.19UPDATE

FOUR GET ME A NOTS

Member:石坪 泰知(Vo/Ba) 高橋 智恵(Vo/Gt)

Interviewer:山本 真由

-また、今回は新曲も2曲収録されていますね。「One step forward」は資料のコメントにもあった通り、フォゲミ(FOUR GET ME A NOTS)史上最もはっきりとシンガロング・パートが入っている楽曲です。音源を聴いているだけでも、拳を上げてみんなで大合唱する様子が目に浮かぶような楽曲になっていますが、こういった"ライヴでの盛り上がりを意識した楽曲を作ろう"というのは作曲の初期段階から決まっていたのでしょうか? それとも作ったメロディにこういう演出があったほうがいいんじゃないかと、あとから肉づけされたものなのでしょうか?

石坪:最初からこういう感じがやりたくて作りました。今までは、"自然にお客さんが拳を上げちゃう、一緒に歌っちゃう、みたいなのがかっこいいよな~"と思っていたのですが、こっちから仕掛けていくのも悪くないよな......と思うようになりました。

-さらに、ラストを飾る「Dandelion」は王道なメロディック・パンクのようで、途中ボサノヴァっぽいアレンジが入ったり、長年続けているバンドならではの引き出しの多さや余裕も見て取れる深みのある1曲です。この曲のアイディアは、どのようにして生まれたのでしょうか?

高橋:今まで作ってきたツイン・ヴォーカル的な曲はどちらか一方が前に出て、みたいなスタイルの曲が多いんですよね。ずっと肩組んで一緒に歌っている、みたいな、3人が同じラインにいるように感じる歌を今の私たちだったら表現できるんじゃないか、と思ったのがきっかけで作り始めました。アレンジに関しては3人の意見を出し合い、この形になりました。

-今作のアートワークは智恵さんの描き下ろしのイラストということですが、本当にフォゲミらしい躍動感のある演奏シーンを切り取った情景が、作品にぴったりハマっていますね。これまでの作品、特に初期のアートワークは写真をメインにしたものが多い印象ですが、今回のアートワークはどのようにして決まったのでしょうか?

石坪:今まではすべて誰かに頼んで描いてもらっていたのですが、今回はセルフカバー且つベスト的な内容で、さらにコロナ禍明け最初のリリース・ツアー([FOUR GET ME A NOTS TOUR "CLASSICS"])というところで、できるだけDIYでいきたいなと思い、イラストが描ける智恵さんに"よろしく!"とお願いしました。

高橋:音楽に出会う前は漫画家を目指していたくらいもともと絵を描くことが好きで、いつかはフォゲミの作品のアートワークにも携われたらと思っていました。なので、今回はまたひとつ自分の夢が叶った形になり、このアイディアを通してくれたメンバーやスタッフのみなさんに感謝でいっぱいです!

-アルバムのリリース後、7月からは地元千葉を皮切りに全国ツアーもスタートします。どんなツアーになりそうですか?

石坪:5月初めに[Only playing "fast songs"]というテーマでワンマン・ライヴを行ったのですが、それに近いようなセットになっていくと思います。

-今年も各地で夏フェスが盛り上がりそうですが、ツアーの合間にはフェスへの出演も予定されていますか?

石坪:はい。今年はとても素晴らしい夏になりそうです。

-最後に、フォゲミの新作とツアーが待ちきれない全国のファンへ、メッセージをお願いします!

高橋:みんなに今のフォゲミを届けに行きます! 昔からライヴハウスで愛されてきた曲たちを、大声出したり拳を上げたり、みんなと一緒に自由に遊べたら幸せです! みんなに会えるのを楽しみにしています! 会いに来てねー!