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INTERVIEW

NiL

2022.05.26UPDATE

2022年05月号掲載

NiL

Member:ミスエミリ ネソラソラネ ししばりあ かぐらむく いわおえりか

Interviewer:宮﨑 大樹

今春に関西で始動したばかりの、次世代ハイブリッド・ロック・アイドル・グループ NiL(ニル)。様々なアイドル・グループで活動してきたミスエミリを中心に結成された同グループは、デビュー・ライヴがソールド・アウトを果たし、デビュー前から注目を集めていた。全員のキャラ立ちした歌声と圧倒的サウンドが特徴だという彼女たちに、メール・インタビューで迫る。

-激ロック初登場ですので、まずはグループの紹介をお願いします。

ミスエミリ:5人組ロック・アイドル・グループ、NiL(ニル)です。キャッチーなサウンドとダンス、個性豊かなメンバーでアイドル界に新しい風を吹き込めたらと思います。

-続いて、おひとりずつの自己紹介もお願いします。

ミスエミリ:今までの経験と勘でグループを引っ張っていきます。よろしくお願いします。

ししばりあ:経験値は浅いですがみんなで物事を作り上げていくことが好きです。周りからはマイペースとか、まったりしてるって言われます。

いわおえりか:私は基本マイペースで自由人です、メンバーからは"いわち"ってあだ名で呼ばれます。アウトドア派でフットワークが軽くて行動力に自信あります。

ネソラソラネ:自分は人より劣っていて物覚えも悪いです。でもその分の補う努力は人並みと自負しています。

かぐらむく:メンバーに一番アイドルっぽいって言われるので、カッコいいだけじゃなくかわいいも表現できたらなと思います。よろしくお願いします。

-NiLはミスエミリさんを中心に結成されたそうですが、ミスエミリさんは、どんな想いで新たなグループを作ることにしたんですか?

ミスエミリ:以前所属していたグループを卒業して1年半ほどソロ活動をしていて、そのなかでいろんな壁にぶつかったんですよね。コロナ禍もあって思うように活動できない日も多くて、つらい日々が続いた。そんななかでもう一度自分と向き合って、何がしたいか、何が好きかを考えたらやっぱりアイドルだったんです。自分の今までの経験を生かして新しいことをしたいと思って、グループを作ることにしました。

-ミスエミリさん以外のみなさんは、どんな経緯、どんな想いでグループに参加したんですか?

ししばりあ:むくちゃんに誘ってもらったのがきっかけです。もともとエミリさんのことを知っていたので安心感があるのと、何回か話すうちにこの人と一緒に頑張りたい、自分自身を任せたいと思いこのグループに入りました。

いわおえりか:常に何か新しいことを始めたいと思ってるタイプなんですけど、音楽活動をやりたいなと考えていたときに、ちょうど友人が運営さんを紹介してくれてグループに参加することになりました。

ネソラソラネ:私はいわちを信仰していて、いわちに誘われて即返事しました。もともと人前に立つのや目立つのは苦手ですが、入ったからには絶対頑張るし、満足させるので期待してください。

かぐらむく:アイドルしたい子を探している人たちがいると知り合いに聞いて、エミリさんとプロデューサーを紹介してもらい、何度かお話を聞かせてもらってグループに参加することを決めました。以前所属していたグループでは、加入後すぐに解散してしまったので、やるなら自分が満足するまでやってみたかったんです。他にもやってみたいことがたくさんあって、後悔や悔いがたくさん残っていたので、エミリさん、プロデューサーの話を聞いてここなら私のやってみたいことができるかもしれないし、それ以上ができるのでは? と思っています。これからがとっても楽しみです。

-グループ名の由来はRED HOT CHILI PEPPERSの「Never Is A Long Time」がもとになっているそうですが、このグループ名に込めた想いを聞かせてください。

ミスエミリ:"Never Is A Long Time"って簡単に言うと"諦めない"って意味なんです。"諦めない"ってひと言にしちゃうとすごくありきたりで薄っぺらいものかもしれないんですが......でもこの"諦めない"というのは、諦めてない人にしか言えない言葉じゃないですか。逃げたり言い訳したりする人間が"諦めない"とか言っても説得力がない。いろんな人のいろんな思いを背負って、覚悟を持ってステージに立つという意味を込めてこの名前にしました。"0"という意味もあるらしく、ここからスタートする私たちにとってピッタリだなと。あとはRED HOT CHILI PEPPERSのような愛される殿堂入りアイドルを目指したいなと。

-ロックというジャンルに絞っても数多くのアイドル・グループが存在している現状のシーンの中で、どんな存在になりたい、またはどんな存在でありたいですか?

ミスエミリ:群雄割拠のアイドル・シーンの中でも、しっかり存在感を示し、NiLを見とけば間違いないって言われる存在になります。あと、さっきも言いましたがレッチリ(RED HOT CHILI PEPPERS)のような愛される殿堂入りアイドルです。

ししばりあ:ロック・アイドルと言えばNiL。アイドル好きじゃない人でも興味を持ってもらえるような幅広い層に愛される存在になりたいです。

いわおえりか:かなり修行が必要だと思いますが、目指すところは楽曲も歌もダンスもどれをとってもカッコいいと思ってもらえるようなオールマイティ・アイドルです。

ネソラソラネ:誰にもなれない存在になりたいです。NiLはNiLにしかなれないと思わせる概念、他のグループにはない魅力が出せる唯一になりたいです。

かぐらむく:大阪のアイドルと言えばNiLでありたいです。どんな人たちが観てもNiLはいいなって思ってもらえるようになりたいです。

-音楽面では、"次世代ハイブリッドロック"を掲げていますが、これからどんな楽曲を歌っていきたいですか?

ミスエミリ:音楽シーンも時代を追うごとにどんどん進化していっていますよね。過去へのリスペクトは忘れず、そういう新しさもしっかり取り入れていきたいです。

-すでに「愛愛愛」のリリック・ビデオの一部が公開されています。まずは、この楽曲の紹介をお願いします。

いわおえりか:「愛愛愛」はNiLで一番最初に完成した楽曲です。力強いシンセとギターの音が印象的ですが、歌詞はとても繊細で、フルで聴くと切ないセリフ・パートもあり実は女の子らしい曲です。リリック・ビデオで公開されているサビはフレーズも耳に残りやすいし覚えやすいので、みんなの印象に残ってもらいやすいと思います。振付も気合入ってますが、わかりやすいと思うのでライヴではお客さんも一緒に歌って踊ってしてもらえたらなと思います。

-このリリック・ビデオは30秒ほどの映像ですが、キャッチーであること、日本語詞であること、というあたりにこだわりがあるようにも感じました。もしNiLの楽曲として軸にしていることがあれば教えてください。

ミスエミリ:日本語って面白いですよね。"悲しい"と"哀しい"って同じ聴こえなのに意味が微妙に違うし、同じ"あい"でも"愛"と"哀"がある。そういう繊細で微妙な表現って日本語でしか出せない。馴染みのある言葉にキャッチーなサウンドというのは、これから大切にしていきたい部分ではあります。