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INTERVIEW

秘密結社ニルヴァージュ∀

2020.08.11UPDATE

秘密結社ニルヴァージュ∀

メンバー:アヤァ=オブ=ザワールド セイゴ=マーベラス=カネキ ハル=T=ブラゴ ミカヅキ=ツキノ 三代目暴走地獄龍轟 マーク=ノースヴィレッジ ルイ=マリア=ローゼス

インタビュアー:山口 哲生

-マークさんはいかがでした?

マーク:普段からしゃべっていて、みんなが前を向いているのはわかるんですけど、その方向がバラバラではあったんですよ。でも、話し合いをしていくごとに、練習をしていくごとに、長い時間いることによって、同じ方向を向けているんじゃないかなっていう感じはしましたね。

-ハルさんはいかがでしょうか。

ハル:ちょっと揉めた時期があったんですけど、その元凶が僕だったんですよ。自分の中で浮いている感みたいなのがあって、それについてみんなで1回話し合ったことがあったんですけど、そういう話って、"話し合おうぜ!"っていう感じじゃなくて、いきなり始まるんですよね。このふたり(セイゴとツキノ)とバチバチに揉めて、話し合って解決したんですけど。そこから"お前変わったな"って言われることが多くなって。

セイゴ:ハルト(ハル)は段階踏んでるよな? しかも、俺が結構関わってるんですよ。最初は俺と、もう抜けたメンバーと、3人でいたときやったっけ?

ハル:うん。もうやめたいと思った時期が何回かあったんですけど、イベントのときにたまたまセイゴ君と、その抜けたメンバーと話すときがあって。

セイゴ:たまたまな? そしたらやめたいっていう話に急になって、そこから3時間ぐらい話したこともあったし。あと、ハルトって白塗りのメイクをしてるんですけど、自分でやるって言い出したんですよ。なのに、急に"嫌だ"とか言い出して、"いや、お前がやるって言ったんやろ! 何を勝手にやめてんねん!"って俺がブチギレて(笑)。

ハル:もうセイゴ君とは何回かバチバチになってますね(笑)。

アヤァ:やっぱり人間って逃げたくなるんですよね。ハルトはそこが結構強い人間で。やめたいと思っていた時期って、ハルトはまだファンも少なかった頃なんです。その理由はいろいろあったんですけど、自分のせいにすると落ち込むから、何かのせいにしようと思っちゃうんですよ。それでやめようかなとか、ここは俺の場所じゃないんじゃないかなとか、こんなメイクしてるから人気ないんじゃないかなとか、そういう逃げを作っちゃいがちで。それを何回も何回も乗り越えて、今もそういうところはあるけど(笑)。

セイゴ:でも、そういう障害があることでちゃんと向き合えるというか、わかりやすく段階を踏んで変わってはいるんですよ。

ハル:今回も、みんな仲良くなったって言ったらおかしいけど(笑)、やっぱり団結力は増したなと思いました。

-1stワンマンを終えてみて、自分たちの強みを感じた部分はありましたか?

アヤァ:やっぱり、人となりですかね。気持ちの部分というか。人間ってそれぞれ違う生き物だから価値観も当然違うと思うんですけど、僕らは、"この人たちいいな"と思ってもらえるような良さはすごくあると感じていて。他のメンズ・アイドルと比べるのもしゃくですけど(笑)、ライヴはもちろんいいし熱量がすごくあると思うので、観てもらったらポジティヴな気持ちになれるんじゃないかなと。僕自身は、マインドはお客さんに結構似てると思うんですよね。

-というと?

アヤァ:僕としては、マイナスな気持ちを糧にしてやっていくタイプなんです。今までバカにしてきたやつらを見返したいとか、そういうネガティヴな気持ちをバネにやっているから、僕の中ではこれって全部復讐劇ではあるんですよね。バカにしてきたやつらに復讐したいし、親もその対象ではあるんですけど。まぁ、親はだいたい復讐したなとは思っていますが。

-おぉ......。

アヤァ:"無理"とか言われるとスイッチ入っちゃうんですよね。"無理だよ"とか、"それは現実的じゃないよ"とか、"絶対できないよ"とか。もう"絶対"って言われると絶対やってやろうと思うんで。僕の人生ではそういうことを言ってきたやつらをヘコヘコさせる未来を作りたいですね。

-ステレオタイプ的に"メンズ・アイドル=ホストみたいな感じ"というイメージを持たれる方も多いと思うんですが、お話を聞いていると、すごく泥臭いですね。

アヤァ:たしかに泥臭いと思います。きらびやかなグループではないですね(笑)。泥水すすりながらやってる感じあります。

ルイ:感覚はバンドマンに近いんじゃないかなと思いますね。ここのふたり(アヤァとツキノ)は特に、そういう感じのメンタルの熱さがあるんですよ。そこは出会ったときから思ってました。

アヤァ:バンドで育ってきましたからね。つきじろうは小4からギャ男ですから。

ツキノ:そうなんすよ(笑)。小4からヴィジュアル系が好きで。だから、今もちょっと名残じゃないけど、ヴィジュアル系を取り入れているところはありますね。

-そこはライヴパフォーマンスから感じました。

ツキノ:ははははは(笑)! 観るとわかるっていう。

アヤァ:僕は、ヴィジュアル系は通ってきてないんですよ。"そっちの方だったんですか?"って言われることもあるけど、そうでもなくて。最初にいいなと思ったのはTHE BLUE HEARTSで、そこから世代的にBUMP OF CHICKENとかを聴いていたんですけど、そこからバンプ(BUMP OF CHICKEN)が聴いていたアーティストに戻って聴いて......っていうのを繰り返してましたね。ELLEGARDENとか、ストレイテナーとか、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとか、その当時のロキノン系を聴いて、その人たちが聴いていたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとか、BLANKEY JET CITYとか、the pillowsを聴いて、またその人たちが聴いていたものに戻って......みたいな感じでした。

-ちなみに、ニルヴァージュの曲はいつもどうやって作っていくんですか?

アヤァ:一緒に作ってくれている人たちが3人いるんですけど、僕はソフトを使えないので、こういう曲を作りたいっていう話をして、一緒に進めていきますね。最近はだんだん感覚が合ってきたから、こういうものをやりたいんですよねって話すとラフが上がってくるので、ここはもう少しこうしたいですって自分で弾いて送り返したり、そういう感じです。

-楽曲のコンセプターはアヤァさんで、一緒に作り上げていくと。先日の1stワンマン・ライヴで初披露された「裏切りモノラリズム」は、ラウドな仕上がりで、歌詞もダークで過激ですけど、このタイミングでこの曲を出そうという意図はあったんですか?

アヤァ:あの曲は、それこそ復讐や逆襲というコンセプトで作ったんですよ。だから、僕の中では、あの曲をニルヴァージュの1stワンマン・ライヴでやる意味があったんです。濃厚接触しかないドロドロのメンズ・アイドルに対して毒を吐きたくて。だから、さっきの言霊の話ですよね。そうなってくれないかなって。本気で死んでほしいと思っているし、法がなければやってるし。だから、そういう人たちへの手向けの歌です。言ってしまえば、僕らも目標に到達できなかったらダサいから、自分に鞭を入れるところもあるんですけど。

-アヤァさん、世の中にヘイト溜まりまくってますね。

アヤァ:僕は本当にそうですね。昔からヒーローよりも、ダーク・ヒーローのほうが好きなんですよ。みんなを誘うときに言ってたんですけど、"HUNTER×HUNTER"の幻影旅団みたいなグループを作りたいって話してたんです。敵ではあるんだけど、そういうグループでありたいというのはずっと思っていました。

-そういう人たちだからこそ持っている魅力はありますからね。冬にはリベンジ・ワンマンを開催することを発表されていますが、ニルヴァージュはここからどんな存在になっていきたいですか?

アヤァ:ロック・フェスに出ることが目標にはあるけど、僕らはバンドになれるとは思ってないんですよ。楽器も持ってないですし、バンド界隈でライヴをするようになっても、最初は絶対に"なんだこいつら"っていう感じにはなると思うんです。一発で受け入れられるなんて考えてないし、人間って否定する生き物だから、いきなりポンと出てきたやつらなんて、絶対にいいと思われない。だから、だんだんそうなっていけばいいと考えてますね。そうやって進んでいって、バンドとメンズ・アイドルの中間ぐらいの新しいシーンを作っていきたいなと。そこが僕たちの行きたい道です。

-新しいシーンであり、新しい価値観を作りたいところもあるんでしょうね。

アヤァ:そうですね。結局音源だろうが、生バンドだろうが、ライヴって楽しいじゃないですか。ただ、ライヴ・キッズにしてみたら"生バンドじゃないじゃん"だし、こっちの人たち(メンズ・アイドルの観客)からしたら"なんか乱暴じゃない?"みたいな感じにはなると思うんです。だから、その中間を狙っていきたいし、その中間で生きていきたいですね。ゆくゆくはバック・バンドをつけてもいいと思っているし、それこそロック・フェスとかに出るのであれば、そっちのほうが受け入れられやすいだろうし。そのあたりの柔軟性は忘れたくないですね。こうしなきゃいけないって考えすぎるのは良くないので。

-わかりました。お話を聞いていたら、メンバーのみなさんまだまだいろいろ抱えているものがありそうだなと思ったんですけど。

一同:(笑)

ルイ:いや、そんな闇深くないですよ(笑)?

-いや、闇深いというよりは、"やってやんよ"っていう気持ちがすごくあるから思っていることがすごくありそうだなと。

アヤァ:うん、野心はすごくありますね。