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INTERVIEW

WORLD END MAN

2018.12.06UPDATE

2018年12月号掲載

WORLD END MAN

メンバー:Kiyo Nishihara(Vo) Naoto Inui(Gt) Shigeki "UMEBO" Nakazato(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

-体験や自分の感情が歌詞で出ることはそんなにないんですね。

Kiyo:ないですね。僕、歌詞とかSNSに怒りをまったく持っていかないんです。ムカついたらその場でただちに怒るので。

Naoto:はははは(笑)。

-ちゃんと消化できるんですね(笑)。

Kiyo:あまり怒りを持ち帰らないので。そもそも怒ってるときは機嫌悪いし、機嫌の悪い日は創作活動はしないんです。

Naoto:Kiyoさんの怒りのエピソードで思い出したんですけど、この前Kiyoさんと一緒に東京から大阪に帰るときに、僕の肩が誰かとぶつかって。それを見ていたKiyoさんが、"Inui、ああいうときは怒らなあかんで"、"そういうのは持ち帰ったらあかんねん"っていう。僕はその瞬発力がなかったんですけど、それを言われて、"なるほどな"と。

-ただ怒りをその場で表すって、日常ではなかなか難しいものですよね。

Kiyo:ただ、持って帰って家族とかに不機嫌に当たるとかもあるじゃないですか。それは最高にダサいと思ってます。

-それもあってみんなネットに書き込んじゃったりするのかもしれない。

Kiyo:SNSとかに書く人って、マジで頭悪いなと思うんですよね。ちゃんとその場で言ったらいいやんって。SNSでキレてるのは最高に無様だと思う。


僕は自分をミュージシャンというよりもエンターテイナーだと思っている


-たしかにそうですね。デスメタル的なテーマとすると、ホラー要素はもちろん、ネガティヴな思いから発せられるものが多いと思いますが、Nishiharaさんとしてはそういう部分を歌詞に入れたり、何かに対してのアンチテーゼを描いたりすることもないですか。

Kiyo:ないですね。世の中の出来事に対して怒ることとかも特にないですし、それよりも世の中の状況がどうであれ頑張らな仕方ないと思うタイプなので。"(何かに対して)クソだぜ"系統のこととかも、心の底からはそんなに思わないですしね。なので、あまりそういうのが書けないんです。そういうところが、他の売れてるバンドのヴォーカルと違って、みんなに刺さらんのかなと思うんですけど。

UMEBO:(笑)

Kiyo:もっと歌でもカッコええこと言ったらいいのかなと思うんですけどね。たまに適当にカッコええこと言って、Inuiとかが"絶対思ってないやん"って笑ってるときはあると思いますね(笑)。

-そこまで徹底して振りきっている面白さで言うと、ROB ZOMBIEとかが感覚的に近いなって思いました。自分の好きなもの、好きな世界観をとことん追求していて、でもあの人も作品にはキャッチーさがあるんですよね。

Kiyo:そうですね。おっしゃるとおりです。Inuiと僕とでもだいぶ違うと思うんですけど、僕は自分をミュージシャンというよりもエンターテイナーだと思っているので。僕だけ、すべてエンターテイメント感覚ですね。ROB ZOMBIEとかほんまにそのとおりで、WORLD END MANのMVは全部僕が作ってるんですけど、ROB ZOMBIEってホラー映画も作ってるじゃないですか。僕も将来ホラー映画とか作りたいなってよく思います。

-そのエンターテイメントを具現化してくれるということで、テクニカルな面で信頼できるメンバーがいるのは重要ですね。

Kiyo:役割分担はできていますね。InuiとUMEBOはプロフェッショナルなので。

-今作が日本全国のCDショップに並ぶわけですよね。インパクトもあり、期待値としては高いんじゃないかなと思いますが、バンドとしてはこの先をどう描いていますか。

Kiyo:やっぱりこれまで、日本のデスメタル・バンドはなかなか多くの人の目には入らなかったと思うんです。今回、これまでデスメタルに触れなかった人たちの目に触れるところに、僕らが出ていっているわけなので、これをきっかけにWORLD END MANを知ってもらって、デスメタル・ファンの人は今までどおりに聴いていただけたらありがたいんですけども。新しいファンにも出会って、いろんなイベントに出て、いろんな方々の前でライヴがしたいですね。