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INTERVIEW

969

2018.08.16UPDATE

2018年08月号掲載

969

Member:赤松 澪 高菜 なな ちりめん 月風 珠梨

Interviewer:宮﨑 大樹

4人組ロック・アイドル、969(読み:クロック)。結成から1年余りで夏の大型イベントにも出演を果たし勢いに乗る彼女たちが、セルフ・タイトルの1stアルバム『969』をリリースする。本作には過去のシングルを始め、初のミュージック・ビデオを制作した曲、メンバー全員が作詞をした曲などが揃った。そんな作品と彼女たち自身について話を訊いてみると、アイドルらしいヴィジュアルもさることながら、プロフェッショナルとして、人間としての魅力に惹きつけられるインタビューとなった。

-激ロック初登場となりますので、みなさんのグループ加入の経緯を教えてください。

赤松:私はダンス&ヴォーカル・グループのX4さんから影響を受けて、私も人の人生を変えられるような人間になりたいなと思い、ヴォイス・トレーニングに通っていたんです。それからAKB48さん、ももいろクローバーZさんとかを見て、アイドルって人を笑顔にして幸せにしているんだなと思い、アイドルを目指すことにしました。もともとロックが好きだったので、ロックをコンセプトにしているアイドルの969に出会ったんです。

月風:私は969に応募する半年前くらいに高校を辞めたんです。そのときに人間不信になって家にこもっていた時期があったんですけど、そんな自分を変えたいなって思って、969に応募したのがきっかけですね。

-"自分を変えたい"と思ったときにアイドルを目指した理由ってなんですか?

月風:もともと高校時代にバンドを組んでいたことがあるかもしれないですけど"変えなきゃ"って思ったときにすぐに音楽が浮かんだんですよね。アイドルになりたいっていう気持ちはなかったんですけど、このグループが3人組だったころの動画を観たときに、歌詞や踊りなど全体の感じがすごくいいなって思って、969に応募しました。

高菜:私は母親の影響で浜田省吾さんが好きだったんですけど、小学生くらいでアイドルに目覚めて、中学生からUVERworldさんなどロックの影響も受けてきました。当時、落ち込んでいた時期があったんですけど、そういうときに音楽に支えられてきて、"音楽でやっていきたいな"と思うようになり"ロック アイドル"で検索して969を見つけたんです。もし検索にヒットしてなかったらグループに入っていなかったと思いますね(笑)。

-高菜さんはロックをかなり聴くそうですね。

高菜:UVERworldさんのほかにも04 Limited Sazabysさんなど激ロックに掲載されているアーティストが好きで、フリー・マガジンをよくTSUTAYAで貰っていましたね。

ちりめん:私は物心ついたときから、生活していると息苦しさみたいなものがずっとあったんです。一方で3歳のころからピアノを習っていたり、オーケストラをしたり、バンドを組んだりと人生の中に当たり前のように音楽がずっとありました。音楽をやっているときだけは、その苦しさがないんですよね。だから"音の中で生きていきたいな"っていう思いがあったんです。私も激ロックを毎号読んでいるくらいロックが好きなので、キラキラ系のアイドルをやるよりは、バンド寄りの音楽がやりたいなっていう思いがあって、このグループに応募しました。

-今年は大型イベント"アイドル横丁夏まつり!!~2018~"にも出場するなど勢いがあるなと感じましたが、ご自身で手応えはいかがですか?

赤松:"ほかのアイドルと違う"とは言われますね。ロック・アイドルにもシャウトやグロウルで押したり、歌の技術やサウンド、ダンスで押したりいろいろあると思うんですけど、それらを全部均等に積み重ねてコンプリートしていこうっていうグループが969だと思っています。969を観たり聴いたりしてくれた方はそういうところにハマってくれているのかな、という実感はありますね。

-ラウドロックのアイドルも多くいますけど、969の強みはそういったバランスの良さや全体のクオリティみたいな部分なのでしょうか?

赤松:そうですね。身内自慢になっちゃいますけど、ちりめんのデスボはただデスボを出すだけでなくて、歌詞ごとの歌い方を考えて出しています。ななや珠梨はダンスや歌でどう表現をするか、どうすれば美しく見えるのかなど考えていますし、グループの向上心の高さも強みだと思っています。

高菜:私たちは"ライヴの熱量をどこよりも高くする"ということを目標にしています。激しい曲なのに音を被せて歌っていてあまり汗をかいていない、みたいなグループもいると思うんですけど、私たちは全力感を売りにするのがコンセプトなんです。ずっと動き回るような激しいダンスで、必然的に疲れて汗もかくし、息も切れる、という部分を見せることでお客さんの気持ちを掴みたいなと思っています。

-完全生歌というのも969の特徴ですよね。

ちりめん:考えていることを伝えるためにはやはり生歌かなと思っています。自分がバンドのライヴを観て受け取ったパワーとか、"生きていて良かったな、明日も頑張ろう"という感覚を自分も届けたいなっていうのがあるんですけど、それを被せの歌でやると弱くなっちゃうかなって。私は歌っていて泣いてしまうことがあるんですけど、それって生歌じゃないと起きない現象だし。生歌であることに969として誇りに思っています。

-969はラウドロックを軸にした楽曲のグループですが、みなさん自身はどういった音楽を聴かれるんでしょうか?

赤松:さっき話したX4さんは音楽活動のきっかけなんですけど、人生で影響を受けたのはL'Arc~en~Cielさんですね。私は中学生のときに親から虐待を受けたことがあって、心を病んで孤立していたときがあったんです。そのときに聴いたL'Arc~en~Cielさんの歌詞や歌い方が胸に刺さったんですよね。宗教についてだったり攻撃性だったり、アンチが生まれそうなテーマをあえて歌にして表現するってすごいことだと思うんですよ。

月風:ずっと聴いているのはT.M.Revolutionさんです。聴き始める前のT.M.Revolutionさんは「HOT LIMIT」で風を浴びている西川貴教さんのイメージだったんですけど、GACKTさんと西川さんがレミオロメンさんの「粉雪」を歌っている映像を観たときに、西川さんの歌い方や声量に感動して、すごい人なんだなって思いましたね。

高菜:私の音楽のルーツはさっき少し話した浜田省吾さんがベースで、UVERworldさん、TOTALFATさん、04 Limited Sazabysさんが好きですね。ジャンルは広いんですけど、心を動かされる熱い本気のバンドが好きです。私もそういうふうに人の心を動かすことができるようになりたいなと思っています。

ちりめん:私は小学生のときは、BUMP OF CHICKENさんの音楽が、自分の中の苦しい感情を抱きしめてくれるような感じがして好きで、それからBRAHMANさんや10-FEETさんなど、ラウドロックを好きになりました。今は苦しいものを笑いに変えてくれる、オメでたい頭でなによりさんをよく聴いていますね。クラシックだとチャイコフスキーやブラームスが好きです。

-オメでたい頭でなによりとチャイコフスキーって幅が広いですね(笑)。

ちりめん:そうですね(笑)。クラシックも自分の苦しい部分と共鳴しているような感じがするんです。私はコントラバスを弾いていたんですけど、楽器の低音が自分のいろんなものと共鳴して吸い取ってくれるような感じがするので、未だにクラシックも聴いていますね。