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INTERVIEW

Roman so Words

2018.05.07UPDATE

2018年05月号掲載

Roman so Words

メンバー:Yui(Syn/Accordion) 己稀(Vo/Cho)

インタビュアー:杉江 由紀

美しく夢見がちで神秘的なもの。"ロマン"という言葉に何を感じるかは人それぞれだろうが、物語音楽ユニット Roman so Wordsの生み出した『Roman's』という作品には、現実からは少しばかり浮世離れした、甘美でいてどこか儚く、それでいて確かな躍動感を持ったストーリーが息づいている。そして、"ドラマティックに、メロディアスに、そしてロマンティックに"という言葉をキーワードとしながら、Roman so Wordsが織り成してみせる物語音楽の世界はとても奥深いものであると同時に、総勢10人の豪華ゲスト・ミュージシャンたちの冴えわたるプレイも大きな聴きどころのひとつだ。さぁ、まずは物語のページをここからめくり始めようか。

-Roman so Wordsにとって1stフル・アルバムになるという『Roman's』は、かなりの大作に仕上がったようですね。

Yui:そうなんですよ。わりと長尺の曲が多いのもあって、たしかに全体的にボリューム感のあるものになりました(笑)。

-Roman so Words自体は2010年から活動を開始しており、ここまでには同人音楽即売会"M3"へコンスタントに参加するなどしてきているそうですが、今作『Roman's』を制作するにあたって描いていたのは、どのようなヴィジョンだったのでしょうか。

Yui:今回のアルバムはRoman so Wordsにとって1stフル・アルバムとなるものではあるんですけど、実質的にはベスト盤としての性質を持っているところもあって、過去の作品を軸に新曲も入れた作品となっているんですよ。

己稀:もともとのイメージ的には"シングル・コレクションを出したいね"という話から各曲のリレコーディングを始めていったアルバムだったので、さらにそこに加える新曲たちを作っていくうちに"結果として1stフル・アルバムになりました"という言い方が一番相応しいと思います(笑)。

-だとすると、今作はRoman so Wordsにとって2010年から2018年現在に至るまでの歩みが凝縮されたものになるわけですが、きっと音楽性の面では当初からより拡張してきたところもあるのでしょうね。

Yui:時間を経て変わってきたところや、広がってきたところもそれはあるでしょうね。そうしたところも含めつつ、今回のアルバムは自分たちにとって集大成的な作品に仕上げることができたのではないかなと感じています。

己稀:それなりに長くやってきているユニットなので、最初のころからずっとやり続けているようなこともありますし、逆に最初のころにはやっていなかったことにあとから手を出すようになったところもありますから(笑)、このアルバムにはその両方の要素を入れることでRoman so Wordsの"ここまで"をいったんまとめあげることができましたね。言わば、第1章の区切りをつけることができたというか。それだけに、このアルバムが完成したことで自分たちの選択肢をここからもっと広げていくことができたらいいな、とも今は考えているんですよ。私たちにとって、いい節目となる作品にすることができました。

-例えば、最初のころにはやっていなかったけれどあとから手を出すようになったこと、というのは具体的に言うとどのようなことなのでしょうね。

己稀:それはやっぱり、Yuiさんがアコーディオンを弾くようになったこと?

Yui:あぁ、そこが一番大きいですね(笑)。

-なるほど。今作の中では、特に「Accord」でアコーディオンの調べがいいアクセントになっている印象です。

Yui:あとは「Romancing Waltz」なんかもそうですね。こういった曲調的な面で民俗調のものも近年はちょっとずつ増えてきましたし、以前もあるにはあったんですけれども、ここまでがっつりとアコーディオンを生で録るという作り方は今回が初めてでした。この曲ではバイオリンも生で入れていますので、全体的により奥行きや幻想的な雰囲気を色濃く打ち出すことができました。

己稀:最近のYuiさんは、キーボーディストというよりもアコーディオン・プレイヤーとしての方にだいぶ熱が入ってますね(笑)。

Yui:もちろん、キーボードもちゃんと弾いてますけど(笑)。ただ、最近はアコーディオンにすごくハマってしまっているのは事実です。

-それから、今作『Roman's』については多彩なゲスト・プレイヤー陣が参加していることもひとつの大きな特徴だと言えそうですよね。

Yui:これはほぼほぼ関係者といいますか、お友達の方々になります。

己稀:Roman so Wordsとして8年間やってきたなかで培ってきた、最大限のコネクションを存分に使わせていただきました(笑)。

Yui:ドラムのVAVA(キバオブアキバ)さんに関しては、去年のライヴでサポートしてくださったところからの流れで今回のレコーディングにも参加していただいた感じでしたね。ギターを弾いてくださったTERU(Versailles/Jupiter)さんも、以前からのお付き合いで今回も参加してくださったかたちです。

-TERUさんとの交流は、そもそも何をきっかけに始まったのですか?

Yui:始まりは、僕の個人ブログ宛てにTERUさんがメッセージをくれたことだったんですよ。初期に作った「紅蓮ノ華」という曲があるんですが、それを"すごく気に入った"という熱いメッセージをいただきました。それ以来のお付き合いですね。

己稀:そして、その次の作品(2013年リリースの5th CD『雪月華』/現在は完売)ではゲストとしてギターを弾いていただいたんですよ。だから、今回は2回目の参加ということになります。