INTERVIEW
WORLD END MAN
2017.09.28UPDATE
2017年10月号掲載
Member:Kiyo Nishihara(Vo) うめぼ(Dr)
Interviewer:荒金 良介
-そして、今年うめぼさんは正式なドラマーとして加入することになりましたが、その経緯は?
うめぼ:7月半ばぐらいに話があって、すぐレコーディングに入ったんですよ。それが8月末なので、まだ加入してから月日は経ってないんです。
-Kiyoさんがうめぼさんに声を掛けた理由は?
Kiyo:Facebookにビートダウン・ハードコアをやりたいと冗談で書いたら、(うめぼが)"僕、ドラムやりたいです!"とコメントをくれて。"WORLD END MANは正式なドラマーがいないから、そっちでどう?"って誘ったらOKの返事をくれたんですよ。
うめぼ:Kiyoさんは好きな人なので、一緒にやれたら嬉しいなと思っていて、サクサクと決まりました。何か面白いことができたらいいなって。
-現4人編成でスタジオで合わせたときの感触は?
うめぼ:実はまだ4人で入ったことがないんですよ。
Kiyo:ははははは(笑)。
うめぼ:ギターのKosukeさんだけ都内に住んでいるので、ふたりでスタジオに入ったことはあるんですけど。それ以外のレコーディングの行程はデータのやり取りですね。
-今回の新曲「KING DISSECTION」は配信リリースのみですか?
Kiyo:そうですね。MVを出して、bandcampで無料ダウンロードできるんですよ。
-実際の曲作りに着手したのは?
Kiyo:うめぼが入ると決まって、普通に入りました! というのも面白くないから。一緒に曲を作って、加入の発表と同時に新曲を出した方がいいんじゃないかと。
うめぼ:曲自体はKosukeさんがひたすら速い曲を作りたいと言ってたので、俺はそこにドラム・フレーズをつけ直して、レコーディングしました。俺もしばらくドラムを叩いてなかったので、めっちゃ練習しましたね。前のバンドよりもスピードを要求されたから、俺、叩けるかなって。
-2nd EPと比べて、大きく違うところは?
うめぼ:かなりストレートな楽曲という意味で前作と通じるところはあるかなと。
Kiyo:エンジニアの人も言ってたけど、ドラムがうめぼになってから、さらに良くなったなと。パワーアップしてると思います。作る前に特に狙いはなかったんですけど、強いて言えばいつも通りに"残虐にしよう!"って。
-残虐であればOKだと(笑)。
Kiyo:はい、僕とKosukeは基本あんまり趣味が合わないんですけどね。僕は残虐であればなんでもいいです(笑)。
うめぼ:Kosukeさんは硬派な部類に入るメタラーですね。チャラい音楽なんか聴きたくもねぇし、やりたくねぇみたいなスタンスだから。Kosukeさんはデスメタルが好きで、ルーツはX JAPANというのが面白かったです。
Kiyo:僕は彼(Kosuke)が予期しない形でヴォーカルを乗せるから、それがWORLD END MANっぽさになってるのかなと思います。
うめぼ:俺も残虐なメタルしかやりたくないので、自分の趣味としてはピッタリなんですよ。またエクストリームな音楽に身を置けるのは嬉しいですね。
こんなヤバい音楽あるよって、キッズたちがデスメタルを知るきっかけになれたらいい
-うめぼさん加入の挨拶を含めた新曲発表後、これからの予定については?
Kiyo:音源はコンスタントに出したいと思ってます。あと、今後の方向性としては、僕らデスメタルをやってますけど、CRYSTAL LAKE、SiM、そしてもちろんうめぼが前所属してたHER NAME IN BLOODとか、例えば"SATANIC CARNIVAL"に出ている人たちとも対バンしたくて。
-ラウド、メロディックの人たちとも積極的に対バンしたい?
Kiyo:そうですね。僕、coldrainの大ファンなんですよね。Crossfaithとか、そういうファンの人にもデスメタルって楽しんでもらえると思うんですよ。音楽的にはずっと残虐でいきますけど、キッズたちがデスメタルを知るきっかけになれたらいいなと。
-そのデスメタル愛はどこからきているんですか?
Kiyo:今後もデスメタルしかやらないと決めてるし、その看板は掲げていきたくて。自分のヴォーカル・スタイルはそれしかできないし。子供のころからホラー映画が好きで、残虐なものを愛してるんですよね(笑)。デスメタルのアートワークや世界観、ステージングも大好きだし、大人になってもずっと好きですからね。
うめぼ:デスメタルはメタルよりも閉鎖的だけど、自分たちからどんどん外に出ていくのはアリだなと。Kiyoさんが言った通り、いろんな人がデスメタルを聴くきっかけになったら、嬉しいですね。こんなヤバい音楽あるよって、知ってくれたら最高だなと思います。