INTERVIEW
Phantom Excaliver
2017.07.21UPDATE
2017年07月号掲載
Member:Kacchang(Vo) Matsu(Gt/Vo) だいごろう(Ba) Thomas(Dr)
Interviewer:杉江 由紀
僕らは夢を夢物語では終わらせません!
-できればそのEddieのくだり以外で、Phantom Excaliverがここからさらに目指していきたいのはどんなところなのかを教えてください。
Matsu:音楽的な細かい方向性についてこだわるのではなくて、僕らはあくまでも感謝の気持ちと感動を基盤にしながら、それを音楽というかたちでみんなにしっかりと届けていくバンドになりたいです。今のところ演奏面とかはまだまだですけど、そういったところではほかのどのバンドにも負けないつもりです。
-こう見えて、Phantom Excaliverはかなり真面目なバンドなのでしょうね。
Matsu:だと思いますよ。僕ら自身は、ふざけてやっている気持ちは一切ないです。
-だからこそ、でもあるのでしょう。Phantom Excaliverは、2022年までに東京ドーム単独公演を実現するという野望を公言しています。これはそれなりの覚悟がなければ、言い切れないことのはずです。
Kacchang:「ANTHEM -HEAVY METAL JUDGEMENT-」でも、"Go for Tokyo Dome."って歌い上げちゃってますから(笑)。
Matsu:2022年まであと5年と考えると、Phantom Excaliverとしてはちょうど今ここが折り返し地点になるんですよ。30歳になるころにはドームに立っていたい、ということは本当に現実的なものとして考えてます。1stフル・アルバムの『鋼鉄の誓い』を出したとき、2年後には赤坂BLITZでライヴをやるという目標もなんとか実現できましたし、来年はZepp、その次が新木場STUDIO COAST、そして日本武道館公演をやって、"ありがとうフェス"という主催フェスを開催し、そこから東京ドームというところまですべて描けてはいるんです。
Kacchang:渋谷TSUTAYA O-WEST、O-EAST、赤坂BLITZまでは今のところクリアできてるから、ここからもこのペースで行きたいですね。
Matsu:できるようになったからやる。ではなくて、やるって決めてやるというのがPhantom Excaliverのやり方です。今回のアルバムにも、そういうふうに進んできた僕らの成長は出ていると思うんですよ。だからこそ、僕らは夢を夢物語では終わらせません!
Kacchang:見返したいよね、そのときには(笑)。
-いつまでも笑われているだけだと思うなよ、ということですか?
Matsu:それはまぁいいんですけど、高校生のときに文化祭の後夜祭に出られなかったあの恨みを僕は忘れませんよ。メタルをやっていた俺たちは、RADWIMPS、東京事変のコピバンに人気投票で負けたのが悔しくて。アイツらのことは絶対に見返したいです。
Kacchang:僕なんてこの間、某バンドと対バンしたときに、向こうのファンの人から"あのヴォーカルの人、無理。太ってるからとかじゃなくて、とにかく生理的に無理ー"って言われていたらしいですからね!
だいごろう:"過呼吸になりかけた"とまで言われてたっていう(笑)。
Thomas:好き嫌いは十人十色ではあるけどねぇ(笑)。
Kacchang:だいごろうはだいごろうで、ネットに彼女のブログが晒されたりしたしな。
だいごろう:ぶわははははは(爆笑)!
Kacchang:僕らはいろいろそういうことがあっても、すべてネタにするくらいの勢いでやっていくスタンスなので(笑)、そのくらいのことではびくともしません!
Matsu:そういえば、最近マネージャーには"今後もし、きれいな女の人が寄ってきたらそれはすべてハニー・トラップだと思え"って言われたな。
Thomas:えー。今のところ、一向にその気配はないよ(笑)。
Kacchang:じゃあ、東京ドームでライヴができるようになったころには、ハニー・トラップが近寄ってくるくらいのバンドにもなっていたいと思います(笑)。