INTERVIEW
Phantom Excaliver
2017.07.21UPDATE
2017年07月号掲載
Member:Kacchang(Vo) Matsu(Gt/Vo) だいごろう(Ba) Thomas(Dr)
Interviewer:杉江 由紀
-今作には、ロックンロール調の楽曲も収録されていますものね。
Thomas:「テキサス幻想」(Track.8)のことですか?
-えぇ。そして、この曲タイトルがアニメ"聖闘士星矢"のオープニング・テーマとして有名なMAKE-UPの「ペガサス幻想」をオマージュしたものである点も、個人的に絶賛したいです(笑)。
Matsu:曲調もあれとはまったく違うし、最初からそこを意識していたわけではないんですけどね。もともと仮タイトルとして決まっていた"テキサス"から連想していって、テキサスとペガサスって響きがちょっと被るよねというところから、"ペガサス幻想"からの"テキサス幻想"になったという流れでした。
-「ペガサス幻想」自体は80年代の楽曲です。みなさんがこの曲を知っていることにも、ちょっと驚きました。
Kacchang:メタルが好きだったら、たぶんここは通るよね?
だいごろう:うん、カッコいいもん!
Thomas:僕はANIMETALでこの曲のことを知りました。
Matsu:アニメのことは何も知らないけど、曲としてすごくカッコいいと思うんですよ。だから、僕らもカバーしてYouTubeに動画を上げてます。
-そうした一方で、アルバムのタイトル・チューンとなっている「幻の聖剣」(Track.2)については、曲の冒頭にバンドの自己紹介をする"口上"が入っているところが大きな特徴になるかと思います。アニメや特撮におけるヒーロー登場場面のごとき鮮やかな口上に、思わずじっくりと聴き入ってしまいました。
Matsu:これは、かなり昔からあった原曲にいろいろなものを足していってこういうかたちになった曲でしたね。MVも今ちょうど編集中なんですが、きっとものすごいことになると思います。内容としてはまさに特撮で、それも徹底的なDIY特撮なんです(笑)。
Kacchang:"日曜日朝7時半のオープニング"がコンセプトになってます!
だいごろう:ライダーじゃなくてレンジャーの方ですね(笑)。
-そちらの仕上がりも楽しみです。そして、特撮風味といえば今作『幻の聖剣』はまずジャケットのアートワークもかなりソレっぽい仕上がりになっていませんか。と同時に、この絵面は1曲目にインストゥルメンタルとして収録されている「大飛翔GOLDEN EAGLE」とも繋がりますね。
Matsu:そうなんです。曲タイトルをつけてから、自分たちでも"あっ! これジャケットにすごくマッチする"っていうことに気づいたんですよ。
-このジャケットのインパクトは......つくづくヤバいです。
Kacchang:IRON MAIDENのEddieみたいになりたいんですよ、僕(笑)。
だいごろう:全然違うわ(苦笑)!