－ギターについてはいかがでしたか？

Mii：これは体力的にめっちゃきつかったんですよ。

－16分で刻んでる部分でしょうか？

Mii：そうなんですよ。かなり体力を使いながら......さらに、どう弾くか？ というよりも、どこで弾くか？ っていうところをかなり意識しました。ここを何弦で弾くか？ 6弦で弾けるものを5弦で弾いてみたらどうなるか？ とか。そういう試行錯誤がとても多かったです。実際にライヴでやったらどうなるかというニュアンスも考えながらやりました。

－リフはデモ段階でほぼあったものだったんですか？

Mii：はい。834からの元のデモを提出された時点でかなりあったんですけど、似たようなフレーズがあって、ここちゃうんかよ（笑）！ っていうのもあって。例えばブレイクダウンが展開していくところとか。なぜここに刻みが増えてるんだ？ っていうこととか。でも、ちゃんと意図があるから外せないんですけど。

834：デモの段階では自分がギターを弾いてるんですけど、ギターをちゃんとは習ってないんですよ。それで手グセっていうのもありますし、リフもクセが強くて。

Mii：そうそう、そのクセが俺と合わないんですよ（笑）。

834：なんでそこで解放弾くねん！ みたいな（笑）。

Mii：自分が曲を作るときのドラム・フレーズのクセとかもあるし、おそらくそこも、クセが合ってないんですよ（笑）。

－なるほど（笑）。Azu#さんからすると、おふたりの楽曲の特徴というのはわかりやすいですか？

Azu#：だいたいわかりますね。リズムが凝ってるのが834さんで、変なことしてるのがMiiさんです（笑）。

Mii：今回は結構ナチュラルやったやろ。

－これまでの曲のようなギター・ソロはなく、リフでガッと聴かせるというのも特徴ですよね。

Mii：そうですね。

－歌詞の中にある"不幸の上に成り立つ幸せ"という部分について、具体的にどのようなことが思い浮かびますか？

Azu#：うーん、わりと普遍的なことなのかな？ と思いますけどね。

834：幸せのパラメーターと不幸のパラメーターが一緒っていうことやろ？ 元が100パーセントで、"幸せ50%：不幸50%"だとして。ひとつの枠になるとしたら、比率として、こっちが増えたらこっちが減るというか。

Azu#：まぁMiiさんがパチンコで負けたとしたら、他に勝ってる人がいるってことやな。

Mii：あれは結局会社が利益を取ってるからな。もっと簡単に言うとしたら834が財布を落としたら誰かが得してるってことや（笑）。

834：あ、それや！！

－なるほど（笑）。

834：全部が全部じゃないけど、幸せがあったら陰があるという感じですかね。