INTERVIEW
つばさFly
2016.05.19UPDATE
2016年05月号掲載
Member:神谷 彩乃(Vo/Dance) 藤井 勇綺(Vo/Dance) 鹿木 香里(Vo/Dance) 相奈 まい(Vo/Dance) 宮沢 野乃香(Vo/Dance“playing manager”)
Interviewer:荒金 良介
-結成は2012年になるんですよね。
宮沢:もともと"BOAT RACE平和島"の企画で生まれたユニットで。(藤井)勇綺と(相奈)まいが2人で結成して、本格始動するために3人加わって、5人でスタートしました。1stシングル(2014年1月リリースの『START IN MY DREAM / DON'T WORRY BE ALRIGHT』)はポップな感じで、MVもアイドルっぽかったんですけど、メンバーのかおりん(鹿木)がキッズなこともあって、他のアイドルと差別化するために、もっとロック寄りにしようと。2ndシングル(2014年7月リリースの『Unforgettable Days / FLY AGAIN』)からBiSを手掛けていたSCRAMBLESさんに曲を書いていただいたりして、それ以降は"ロック"を打ち出すようになりました。去年からバンドさんとの対バンも増え、アイドルの枠組みにとらわれないアピールができたらいいなと思ってます。
-どのへんのバンドと対バンを?
宮沢:"COMIN'KOBE15"に出られたことは大きかったですね。他にも数えきれないくらい対バンしてます。
-ライヴ・パフォーマンスも変わってきました?
鹿木:バンドさんと対バンすることで、ライヴ感をもっとリアルに表現できるようになりたいと思って。オケでも生っぽさを感じてもらえるように、曲の繋ぎにもこだわるようになりました。
藤井:2人組のユニットでやっていたころと比べると、今は180度変わりましたね。バンドさんと張り合えるぐらいのサウンドや楽曲だと思うし、パフォーマンスは他のアイドルさんに負けないパワフルさがあると思います。
神谷:私は、つばさFlyに入る前は別のグループでアキバ系のアイドルをやってたんですけど、そういうかわいい系のアイドルの世界しか知らなくて。今のようにロックな感じでやるとは思ってなかったです。(2ndシングル表題曲の)「Unforgettable Days」がアイドルっぽい曲じゃなかったから、違う世界に入ったような感覚はありましたね。
相奈:私もあやぱん(神谷)と同じで、もともとかわいらしいアイドル・ユニットに入っていました。かわいい曲も好きだけど、ロックな感じのかっこいい曲にも憧れがあったから。2ndシングルからかっこいい系の音楽にシフトできてよかったです。
藤井:まいちぃ(相奈)は聴く音楽も変わったもんね?
相奈:アイドルしか聴いてなかったけど、かおりんがバンド好きということで、いろいろ教えてもらって聴くようになりました。今ではひとりでライヴを観に行ってます。
-そんなに変わったんですか。
相奈:Northern19、Fear, and Loathing in Las Vegasのライヴとか、ひとりでどんどん行ってます。むしろバンドしか聴かなくなったかもしれない。
鹿木:私はまいちぃと正反対で、アイドルは正直嫌いだったんですよ。
-えっ、そうなんですか?
鹿木:事務所の社長が理解のある人だから、一度挑戦してみようと。でも、アイドルになって見方が変わりましたね。1日3本ライヴをやることもあるし、生活のすべてをアイドルに捧げているから。ストイックだし、好きじゃないとできない。今ではアイドルも普通に聴いてます。
-もともとはどんな音楽を?
鹿木:青春パンクから入って、銀杏BOYZがルーツです。それからELLEGARDENを聴くようになって、美メロはあまり好きじゃなかったけど、WRONG SCALEは好きになったんですよ。あと、ハードコアも好きだし、洋楽のラウド系も好きになって、TITLE FIGHT、SET YOUR GOALSとか聴いてます。他にはMorbid Sloth、04 Limited SazabysやCOUNTRY YARDは初期から観てました。
-ガチの音楽好きですね(笑)。
宮沢:何を喋ってるか全然わからないですもん。
鹿木:今はバンド好きのアイドルも出てきてるけど、私はアイドルの中では負けないかなと。実際に年間100本ぐらいのライヴに足を運んでましたからね。