INTERVIEW
つばさFly
2016.05.19UPDATE
2016年05月号掲載
Member:神谷 彩乃(Vo/Dance) 藤井 勇綺(Vo/Dance) 鹿木 香里(Vo/Dance) 相奈 まい(Vo/Dance) 宮沢 野乃香(Vo/Dance“playing manager”)
Interviewer:荒金 良介
-完全にキッズだったんですね。
宮沢:私はただのアイドル好きで、高校生のころからAKB48が好きになって、AKB48を観たいがために上京して、働いたお金は全部CDにつぎ込む生活をしてました。あと、PASSPO☆さんとか、曲がかっこいいアイドルさんが好きですね。今回私たちの曲でギターを弾いてくれた原(昌和/the band apart)さんは、PASSPO☆さんの「妄想のハワイ」(2013年リリースの10thシングル表題曲)でもベースを弾いていたので、ここで繋がったなと。お母さんはジャニーズ、K-POP好きで、小さいころはお母さんとTOKIOのライヴに行ってました。お父さんはLED ZEPPELINが好きで、エレキ・ギターが家にあったので、休みの日にはそのギターを弾いてましたね。それでロック・サウンドにも馴染みがあるのかなと。
藤井:私はロックもアイドルも聴かなくて、ただのミーハーだったんですよ。安室奈美恵ちゃんが好きで、つばさFlyに入る前はソロ・アーティストを目指してました。高校生のころにヴォイス・トレーニングにも通って、Aretha Franklin、Carole King、Diana Ross、THE SUPREMESとかを歌ってました。でも声帯が弱いせいか、喉を潰して挫折しちゃって。アイドルは向いてないと思ったけど、歌いたいという気持ちがあったから続けました。つばさFlyに入ったことは転機ですね。今回プロデュースしてもらったWRONG SCALEさんの曲も好きだし、CDを買いましたから。それぐらい自分の中にロックが入ってます。
神谷:昔からハロー!プロジェクトが大好きで、動画を見て、振り付けのマネをしてたんです。それで、秋葉原でユニットを組んで活動していたんですけど、メンバーが抜けて解散しちゃって。解散後はソロでやっていたけど、それもうまくいかなくて。でも諦めたくなかったから、つばさFlyのオーディションを受けました。で、顔合わせしたときにメンバーの中で私だけがオーディションを受けたことを知りました。
一同:(笑)
-そして、今作をプロデュースしてもらうにあたり、WRONG SCALEの野田剛史さんに直談判したそうですね。
鹿木:WRONG SCALEが新木場STUDIO COASTで復活ライヴをやったときに、どうしても行きたくて。"ここは絶対休みにしてください"とお願いしていたにもかかわらず、仕事が入っちゃったんです。結局観に行けなくてずっと後悔してたけど、社長が"仙台で(WRONG SCALEの)ライヴがあるから、観に行けよ"って言ってくれて。
-LAST ALLIANCEとのツアーで限定復活したときですね。
鹿木:そうです! まあ、社長も企んでいたんでしょうね。"今は同じステージに立っているんだから、おまえがそんなに好きなら対バンするか、曲を書いてもらうぐらいまでになれ"、という意味だったのかなと。
-野田さんに声をかけたときはどんな反応でした?
鹿木:"キョトン!"って感じでした。でも"どんな感じの曲がいいの?"と聞かれましたね。まあ、チケット買ってライヴを観に行って直接お願いしたので、やるしかねえなという感じだったんでしょうね。
-鹿木さんはどんなリクエストを?
鹿木:WRONG SCALEの「p.s moved out」(2005年リリースの3rdアルバム『triangle to square』収録曲)、「melt down」(2007年リリースの4thアルバム『bed and board』収録曲)とか、ああいう感じの"どメロコア"にしてくださいと。つばさFlyはエモ・ロックを押していたから、エモさが残るメロコアにしてくださいってお願いしました。
-最初に曲を聴いたときの印象は?
鹿木:WRONG SCALE節が入りつつ、the band apartの原さんも関わっているから、新しさも感じました。今までのつばさFlyはラウド色が強かったけど、ウワモノも結構入ってるし、"ああ、最高だわ"って感じでした。
-「Ray Of Hope」(Track.1)はWRONG SCALEらしさが出てますよね。
藤井:今までの曲と比べて、すごくオシャレな曲だなと。バンド(WRONG SCALE)を知ったうえで聴くと、WRONG SCALE節が入ってるのがわかりますね。
神谷:......アイドルの曲じゃないと思いました。
一同:(笑)