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INTERVIEW

Alter

2016.04.01UPDATE

2016年04月号掲載

Alter

Member:ハルト(Vo) ケンゴ(Ba) HASE(Gt)

Interviewer:山本 真由

-また、TRIPLE VISIONが2013年にリリースした若手注目株のバンドを集めたコンピレーション・アルバム『BRAT PACK 2013』にも参加されていますね。BRAT PACKシリーズには、THREE LIGHTS DOWN KINGS やa crowd of rebellion、BLUE ENCOUNTなど、のちにメジャー進出したバンドも数多く参加していますが、Alterもそういったステップアップは視野に入れて活動しているのでしょうか?

ハルト:もちろんです。高いレベルのバンドと一緒にやっていきたいと常に思っています。スクリーモを一般に普及させたいという意識は強いです。

HASE:今と違うムーヴメントを起こしたいです。例えば00年代初期のヒップホップとラウドロックがごちゃまぜになった感じとか。今のOZROSAURUSみたいな。

-そして、今回1stミニ・アルバム『Transition』がリリースされるわけですが、かなり完成度の高い作品になっていますね。ご自身の満足度はいかがですか?

ケンゴ:満足しています。欲を言えば、27曲ぐらい収録したフル・アルバムを作りたかったです。

HASE:多いわ(笑)。

ケンゴ:グラインドコアかて(笑)。

HASE:いいですね。次回作は全曲1分未満で27曲入りのアルバム作りますか。

ハルト:作らねーわ(笑)。アルバムの出来映えにはすごく満足しています。本当にメンバーみんなで作った音源なので、楽曲も何度も作り変えましたし。メロディについてもみんながアイディアを出してくれて、どんどん良くなっていくのがわかりました。レコーディングは、前のギター(DAIKI SAITO)がエンジニアをやってくれたので、何度録り直したかわからないほど録り直しました。おかげで妥協なく作ることができました。とにかく今までの活動すべてが詰まった大事なアルバムなので、なるべく多くの人の心に届いてほしいです。

-作品全体にストーリー性があるようなまとまりを感じますが、一貫したテーマやコンセプトはあるのでしょうか?

HASE:ですってケンゴさん。

ケンゴ:曲展開が、"サビは繰り返すけど、メロは繰り返さない"をコンセプトとしています。この部分はFACTにすごく影響を受けています。もうひとつは、メロのキャッチーさとエモさを意識しています。

ハルト:特に意識してコンセプトを決めて制作に取り組んではいなかったのですが、メロディでアルバムに一本筋を通したいという考えはありました。オケの雰囲気が変わっていく中で、メロディで芯を通しているのでストーリーが見えてきたんだと思います。歌詞に関しては、日々感じていることを反映させることが多いので、自分が向かっているものが見えてくるというか、自分が生きているうえでのストーリーが反映されているのかもしれません。僕は映画がすごく好きで、歌詞やメロディを考えるときは、映画のような場面を想像して作るので、それでストーリー性が高く感じるのかもしれません。

-作詞作曲のプロセスについて教えてください。どなたが中心となって制作されているのでしょうか?

HASE:ですってケンゴさん。

ケンゴ:僕の頭に浮かんだオケのフレーズからどんどん足して、広げていく感じで作っています。2曲同時進行で作って、合体した曲もあります。

ハルト:そのあと僕がメロディと歌詞をつけて、それをメンバーに聴かせて、さらに詰めていくという流れです。

-Track.1「Missing in my life」とTrack.2「My hope my dope」だけ、一部に日本語詞を採用していますね。ポンっと耳に入ってくるメッセージがアクセントになっていて印象深かったのですが、歌詞を入れているうちに自然と日本語になっていったのでしょうか? 制作するうえで心境の変化などはありましたか?

ハルト:日本人なので日本語を入れたいという気持ちはすごくあって、日本語の持つ切なさをあえて後半に持ってくることで、エモさを強調しています。日本語を限定的にすることで伝えたいことをそこに集約するというか。大事なメッセージは日本語の短い文に気持ちを込めています。