INTERVIEW
Alter
2016.04.01UPDATE
2016年04月号掲載
Member:ハルト(Vo) ケンゴ(Ba) HASE(Gt)
Interviewer:山本 真由
-Alterの音楽性は、今の国内ラウドロック・シーンの主流とはひと味違う、SILVERSTEINやFUNERAL FOR A FRIENDのような、正統派スクリーモというイメージですよね。2008年のバンド結成時から、現在のような音楽性だったのでしょうか?
ケンゴ:まさにその通りです。挙げられたバンドのような、スクリームを織り交ぜつつメロディも聴かせるようなバンドがやりたくてAlterを結成しました。
ハルト:結成当初から、日本ではあまりメジャーではないスクリーモという文化を普及させたいという思いがありました。
-メンバーそれぞれ、どのようなバックグラウンドがあるのでしょうか? Alter結成以前の音楽活動や、特に影響を受けたバンドについて教えてください。
HASE:いい質問ですね(笑)。ヒップホップもメタルもハードコアもスクリーモも、いろんな音楽をたくさん聴きます! 最近はPost Maloneとか、メタルなら1周まわってMETALLICAを聴いています。国内だったらCrystal Lakeが大好きです。Crystal Lakeのように、いろんなジャンルとリンクしたムーヴメントを起こしたいっす!
ハルト:MAEやWAKING ASHLANDなどのエモ・バンドが好きで、メロディは影響を受けていると思います。スクリーモへ入ったきっかけは、STORY OF THE YEARとFUNERAL FOR A FRIENDで。そういうサウンドが土台にあって、その都度、聴いている最新の音楽と混ざり合って、自分たちの音楽ができあがっていくイメージですかね。
ケンゴ:僕もいろいろ聴きます。パンク、ハードコア、エレクトロや、アコースティックで演奏しているバンドなど、ジャンルレスに好きなので、それらのいいとこ取りなスクリーモが原点ですね。ちなみに寝る前にはEnyaを聴きます(笑)。
ハルト:結成以前のバンド活動は、西海岸みたいなポップなバンドをやったり、エレクトロ・ユニットをやったり、とにかく模索していました。どれもあまり長くは続かなかったですね。
HASE:半年くらいメタルコア・バンドをやってました(笑)。
ケンゴ:結成以前は、ほぼバンドをしていません。Myspaceで音楽をディグる日々でした。
-2010年にリリースした1stデモと2011年にリリースした2ndデモが、通販サイト"STMonline"でランキングのトップ10に同時ランクインしたことで注目を集めていますが、実際、周りの環境に変化はありましたか?
ハルト:それ以前は、地元の秋田を始めとした東北を中心に活動していましたが、リリースをきっかけに東京のイベンターさんに呼んでいただいたり、活動の範囲が広がりました。
ケンゴ:YouTubeの再生回数が前より伸びたり、知名度がだんだん上がっていっていることを感じました。
-2013年には、"OGA NAMAHAGE ROCK FES Vol.4"で夏の野外フェス初出演を経験しましたが、そういった大舞台でのライヴはその後のパフォーマンスに影響を与えましたか?
HASE:俺はそのライヴを観てました(笑)!
ハルト:ライヴの見せ方は変わりました。パフォーマンスを大きくすることを以前より意識するようになりました。共演したアーティストさんからもすごく大きな刺激を受けて、今のライヴの作り方に繋がっています。
-その"OGA NAMAHAGE ROCK FES"を始め、これまで、地元の秋田を中心に活動してきているようですが、地元のロック・シーンについて教えてください。
HASE:みんな熱いっす。
ケンゴ:お互い高め合える仲です。バンド数が少ないぶん、同じバンドと対バンする機会も多いので、いいライヴを見せられたら刺激になりますね。
HASE:特にS.C.Bは、かっこよくて特別腹が立ちます(笑)。
ケンゴ:どちゃくそジェラリます(笑)。
ハルト:他県に比べたら、メロディがきれいなバンドが多いと思います。
ケンゴ:同じジャンルで固まっているとかはあまりないですね。バンドが少なすぎてポップなツアー・バンドと2マンをしたこともあります(笑)。