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INTERVIEW

TORNADO-GRENADE

2016.03.17UPDATE

2016年03月号掲載

TORNADO-GRENADE

Member:塚本“JOE”旭(Vo) 松浦カズマ(Gt) 真壁雄太(Gt) 寺沢リョータ(Ba) ドラゴンシャドウ村田(Dr)

Interviewer:今谷 重治

-では第2回も期待しております。作品についてひと通りお訊きしたところで話はがらっと変わるのですが、"このアルバムに人生を変えられた!"というアルバムをみなさん1枚ずつ教えてください。

寺沢:メタルではないですが、音楽に目覚めたきっかけは、QUEENの「I Was Born To Love You」(1995年リリースの『Made In Heaven』収録)ですね。当時テレビで流れていてかっこいいと思って、『Jewels』(2004年リリースのベスト・アルバム)を渋谷のCD屋に買いに行きました。当時僕は小学4年生だったんですけど、それを毎日のように聴いてました。そこから音楽にのめり込むようになりましたね。

真壁:自分はYngwie J. Malmsteen's Rising Forceの『Odyssey』(1988年リリースの4thアルバム)ですね。Yngwieが好きな人は『Rising Force』(1984年リリースの1stアルバム)か『Trilogy』(1986年リリースの3rdアルバム)をあげる人が多いと思うんですけど。YngwieがJoe Lynn Turner(Vo)と一緒にやってる『Trial By Fire : Live In Leningrad '89』(1991年リリースのライヴ映像作品)の映像を観たときに、「Rising Force」(『Odyssey』収録)のイントロで舞台裏からYngwieがタタタッて出てきてギターを弾くシーンがすごくかっこよくて。それから『Odyssey』を高校の登校時間に聴いたり、昼休みの校内放送で流してもらったり。自分の音楽性とプレイ・スタイルまで変わったので、自分は『Odyssey』始まりなんですよね。

松浦:僕はLOUDNESSの『Racing / 音速』(2004年リリース)ですね。それまでは、175RやDEEP PURPLEを聴いたり――もともとギターを始めたきっかけが波田陽区だったんですよ。それでアコギを持って真似して遊んでたんですけど、あるとき父が『Racing / 音速』を買ってきてくれて。それでTrack.14の「Unknown Civilians」っていう曲を聴いてブッ飛びました。こんな曲があるんだ!って。それが小学5年生のときなんですけど、そこからそのアルバムしか聴いてなかったです。『Racing / 音速』が車のジャケットだったので、その車の絵を下敷きに書いたりするぐらいハマったアルバムです。今でもよく聴いてます。

村田:自分はX JAPANの『Jealousy』(1991年リリースの3rdアルバム)です。当時、自分の中では、シングル・ペダルでバスドラムがひとつというのが当たり前だったんですけど、そのアルバムを聴いたときに"なんでバスドラの音がもうひとつ聴こえてくるんだろう?"ってすごく驚いて。調べたらツイン・ペダル、2バスで演奏してるということがわかり、そこからツイン・ペダルに目覚めました。

塚本:僕は、中学3年生のときに聴いたRHAPSODY OF FIREの「Emerald Sword」(1998年リリースの2ndアルバム『Symphony Of Enchanted Lands』収録)が初めてのメタル体験ですね。曲がファンタジックでRPG感があるあの感じがすごく好きで。ヴォーカルもハイトーンで、こんなふうに歌えたら超かっこいいなって思って。そう考えるとこのアルバムに人生を変えられたかなと。

-では、みなさんにとって憧れの存在は誰ですか?

寺沢:僕はベーシストなんですけど、未だにギタリストのJimmy Page(LED ZEPPELIN)みたいになりたいなって思ってまして(笑)。Jimmy Pageみたいに手足長くなって、動きもあんな感じでクネクネやりたいなと(笑)。

塚本:僕はB'zの稲葉浩志(Vo)さんみたいになりたいですね。顔がかっこよくて、スタイルもいいし、歌もうまくて、歌詞もいい。あんな無敵なヴォーカリストはいないです。スタイルはちょっと近づいてきたかなと(笑)。

真壁:俺はEXTREMEのNuno Bettencourt(Gt)ですね。男からも女からも好かれるようなセクシーな顔で、スタイルもいい。それにギターがあそこまで似合う人は他にいないと思うんですよね。16ビートでメタルをやるという新時代を切り開いた人じゃないですか。それにインタビューでは気さくに話してジョークも言うし、奥さんに一途ですし。人としても尊敬できますね。

松浦:僕はミュージシャンとして高崎晃(Gt/LOUDNESS)さんが一生の憧れであり、僕の中で神様的な存在なんです。今でもトップ・ギタリストだと思ってて、あの人からの影響は計り知れないですね。大好きです。

村田:自分は元ANGRAのAquiles Priester(Dr)ですね。自分ができないようなことを軽々とやってしまうので――両手両足が違うことをやってるというか、手足の分離がすごいんですよ。彼みたいになりたいなと常日頃思ってます。

-バンドとしての目標はありますか?

塚本:ヘヴィ・メタルが主流だった時代を取り戻す! ヘヴィ・メタルがJ-POPになるというか、メイン・ストリームになってほしい。誰もがヘヴィ・メタルを聴いている、そういう時代を作ることが目標ですね。

真壁:写真に写るときはみんながメロイックサインを掲げるような世の中になってほしいなって思いますね。久しぶりに友達に会って、メロイックサインで写真に写ったときに、"なにそれ教えて!"って、"知らないの!?"って。

寺沢:成人式のときに、女の子たちがみんなこう(※フォックスサイン)やってたんですよね(笑)。そうじゃねぇよと(笑)。メロイックサインは広めたいですね。

塚本:それが僕らの掲げる"Heavy Metal Strikes Back=ヘヴィメタルの逆襲"というスローガンですね。それが目標です。

-最後に激ロックの読者に熱いメッセージをください!

塚本:TORNADO-GRENADEは、結成から約2年のピチピチの若手なんですが、今回のフル・アルバム『LOVERUPTION』はホントに気合の入った名作となっておりますので、ぜひ買っていただきたいと思っております!

松浦:買っていただいて、それを聴いてライヴに来ていただきたいですね!

真壁:CDで"おっ!"って思った人はライヴに来ていただければCDでは伝えきれてないものをもっと伝えられるかなと。

寺沢:ライヴには命かけてるので。

真壁:ホントに命かけてるのが、ライヴに来てもらえればわかると思います!