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INTERVIEW

5 SECONDS OF SUMMER

2016.03.18UPDATE

2016年03月号掲載

5 SECONDS OF SUMMER

Member:Luke Hemmings(Vo/Gt) Calum Hood(Vo/Ba) Michael Clifford(Gt/Vo) Ashton Irwin(Dr/Vo)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-少し話は変わるんですけれど、みなさんは"ネクストONE DIRECTION"などと言われつつも、芯のしっかりしたロック・バンドだと思います。今の音楽シーンの中で、みなさんのようにブレイクしている若いロック・バンドってほとんどいないんですよ。それはなぜだと思いますか?

Ashton:ブレイクするまで時間がかかるんだと思うよ。僕たちの場合は、自分たちの信念を持って、周りからいろいろ言われても自分たちのやりたいことを絶対に曲げないで続けてきた結果こうなっているのかな。

Luke:頑張ろうとしてるバンドは結構いるんだけど、たぶんレコード会社の人たちがあまり彼らをピックアップしないっていう事情もあるんじゃないかな。レコード会社の人たちは、バンドにああしろこうしろって言ってくるからね。でも僕らは、あまり周りに流されず、自分たちのやり方を曲げずにやってきたんだ。

Ashton:今のポップ・シーンが主流の中で、僕たちがうまく適応していくっていうのは大変なことだけどね。

-みなさんは、GREEN DAYやGOOD CHARLOTTE、ALL TIME LOWといった多くのロック・バンドに影響を受けていますよね。そんな中、今の10代の子たちにとっては、5 SECONDS OF SUMMERはもちろん聴いているけれど、他に影響を受けるようなバンドがいないとなるとちょっと寂しいと思うんですよね。みなさんはどう思いますか?

Michael:僕たちとしては、若いファンが自分たちの音楽を通して、僕らが影響を受けてきたようなバンドを知るきっかけにもなればいいと思うし、僕たちがその伝統を引き継ぎつつ、今っぽい音でしっかりとシーンに音楽を残していけたらなと思う。

Ashton:今の若い子たちが、5 SECONDS OF SUMMERを聴いて、ギターとかドラムとか、楽器を始めるきっかけになってくれればすごく嬉しいし、それがロックに興味を持つきっかけになったら嬉しいよね。

-そういったシーンを5 SECONDS OF SUMMERが作っていければいいということですね。日本での公演を終えて、次はヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアと、10月までかなり長いツアーが続きますけど、ツアーをやっていてつらいと思うことはありますか? それとも問題なく楽しんでいますか?

Calum:ツアーはもちろん疲れるよ。去年すごく短い間にたくさんのライヴをこなして、タイトなスケジュールだったからすごく疲れてしまったんだ。でも、そこから学んで、今年のツアーは間にしっかりとオフを入れつつ日程を組むような工夫をしたんだ。あとは、周りのスタッフを含めて、ポジティヴな人たちに囲まれてツアーを行うことが重要だと思うんだ。もちろん自分たちもそういったクルーと接して、お互いに尊敬し合えるような間柄で信頼関係を築いていくのが大事だと思ってるし、何よりも自分自身がポジティヴな気持ちを持ってツアーに臨むことが大切なんだ。

Ashton:結構うまくやれるようになってきたよね。

-なるほど、徐々に慣れてきているということですね。現在ツアーで忙しいとは思いますが、次作の構想についてはすでに練られていますか? 楽曲制作などはしているのでしょうか。

Luke:そうだね、ツアー中も曲のアイディアを練ったり曲を書いたりしているよ。2ndアルバム(2015年リリースの『Sounds Good Feels Good』)はサウンド的にも明確なヴィジョンを持った作品だったけど、3rdアルバムではもっと扉を開いていろんな挑戦をしたいと思ってるんだ。だから、曲作りもロック系以外の曲を書くソングライターとも組んで、新しいことをやってみたいと思っているよ。

Ashton:とにかくいろんなことを試していきたいし、ひとつのことを繰り返しやるんじゃなくて、ロックな曲もあればちょっと違った雰囲気の曲もできるような、そんなバンドになっていきたいと思っているよ。

-今までだと、GOOD CHARLOTTEのMadden兄弟(Joel MaddenとBenji Madden)とかALL TIME LOWのAlex Gaskarth(Vo/Gt)とか、ロック畑の人たちとのコラボレーションがありましたが、次作では、そういうところもありつつ、違うジャンルの人たちともコラボレートする可能性があるということですか?

Luke:これまで一緒にやってきた人たちとは、これからも一緒に曲作りなどをしていくと思う。そういう人たちとの関係はありつつ、他の人たちとも曲作りをしたり、いろんなことを試してみたいと思っているよ。