－バンドの始まりから教えてください。

oni：みんなオリジナル・バンドの経験もなく、コピー・バンドから始まりました。で、自分たちでもオリジナル曲を作ってライヴをやって、それを観に来てくれる人がいたら楽しいだろうなと思って。それから試行錯誤しながら、去年ebiちゃんが加入してくれて、今のメンバーで1年になります。

－みなさん、このバンドが初めてですか？

oni：そうですね。コピー・バンド時代はギターで、他に専任のヴォーカルがいました。

－コピーはどんなものを？

oni：90年代のJ-ROCKですね。LUNA SEA、X JAPAN、SIAM SHADEとかリアルタイムではないけど、先輩が聴いてたそういう音楽を女子だけでやったらかっこいいんじゃないかって思って。

－そのあたりの音楽に惹かれた理由は？

oni：自分たちの世代のバンドも魅力的だったけど、先輩たちが聴いていた音楽は細部までアレンジされていたり、切ないメロディやヘヴィな要素とか、聴けば聴くほど魅力があるんですよ。自分たちもそういうバンドのコピーをやりつつ、音作りやアレンジを勉強しました。

－みなさんのジャスト世代のバンドというと？

oni：高校生のころはRADWIMPS、ELLEGARDENとか......。

ebi：でもそのへんとは違うところを聴いてたんだよね（笑）？

oni：まあ、自分はハズれてしまって。流行に乗りたくても乗れなくて。洋楽が好きなので、激ロックさんもよく読んでました。

－ただ、GANGLIONの音楽性はJ-ROCK、歌謡テイストが強いですよね？

oni：メロディは90年代J-ROCKの影響が強いと思います。 ebi：好きな音楽はバラバラなんですけどね。

－メンバーが影響を受けた音楽というと？

vivi：ONE OK ROCK、SIAM SHADE、the GazettEとかですかね。

sagara：私は親の影響もあり、忌野清志郎、KISS、SYSTEM OF A DOWN、SLIPKNOT、LUNA SEAが好きですね。

oni：私はLOSTPROPHETS、STORY OF THE YEAR、MY CHEMICAL ROMANCE、NINE INCH NAILS、など主に洋楽ですね。でも日本の女性歌手も好きで、浜崎あゆみや宇多田ヒカルも好きですね。

ebi：INCUBUS、MUTEMATH、FREAK KITCHENとかが好きで、そのあたりを聴いて育ちました。

－強いて言うなら、メンバーの共通項はJ-ROCK？

一同：......。

sgara：かっこいいものみたいな（笑）。

oni：それぞれかっこいいと思うものがお互いにとって新鮮で、そこから曲ができあがるんですよ。その化学反応が面白いのかなと。

－オリジナルをやり始めたころから現在の音楽性に近かったんですか？

oni：最初は曲の作り方もわからなくて。自分たちの技量に合わせつつ、徐々に知識や演奏力が追いつくようになり、表現力は広がったかなと。結成当時はゴリゴリのハード・ロックだったかもしれない。

sagara：oniがやりたいことを詰め込みすぎて。他の曲に取っておけばと言っても、１曲の中に詰め込んじゃって。

oni：はははは。

ebi：私は途中から入ったけど、昔の曲をやると、ここまでやる？みたいなフレーズが多くて（笑）。

oni：だんだん音の足し引きができるようになって、全体的にまとまってきたと思います。

－初期はoniさんの色が強かったんですね。

sagara：そうですね。ほとんどの曲を作ってましたからね。

－それからメンバー個々の色合いが出るようになった？

oni：今回配信リリースする『NEVER EVER AGAIN』にプラスして、ライヴ会場限定で販売されるCDには2曲追加されるんですよ。その2曲はebiちゃんとsagaraが作った曲なんです。3曲ともそれぞれ作詞作曲が違うのは初の試みだから、そこでも広がりを感じてもらえるかなと。