－Ozzyが好きなんですか？（※皓はOzzy Osbourneの5thアルバム『No Rest For The Wicked』のTシャツ着用）

皓：僕とKoichangはOzzyが大好きです。僕はOzzyのギタリストの中ならRandy Rhoads派ですね。その流れでZakk Wyldeも好きになりました。

－素晴らしいです（笑）！

Koichang：すいません、Zakk Wylde派です。

－いえいえ（笑）。まずバンドの成り立ちから聞きたいんですが、皓さんが大学の軽音学部を卒業するタイミングで結成されたそうですね？

皓：はい。メタル・バンドを始めたくて、同じサークルのNGT（Vo）、Koichang、Jawの3人に声をかけて。YAMASHUは僕がNameless Oneの前に組んでいたバンドのドラマーで、メンバー募集サイトで知り合いました

－在籍していた軽音学部はメタル・サークルですか？

皓：いや、まったく。メタル好きは我々だけでした。

YAMASHU：そこにメタル・ドラマーがいなかったから、僕に声がかかったんですよ。

Jaw：皓とKoichangは軽音学部の中でもうまくやっていたけど、僕はあまり仲良くなれなかったです。

皓：メタル以外は滅んだらいい、という人種だったから（笑）。

－はははは。

Jaw：軽音学部にいたころは特に尖ってました。今はいろんなものを吸収したいと思って、寛容になりましたけど。

皓：周りは邦ロック、UK、エモ、パンク、ガレージ好きが多くて、メタルの気配は微塵もなかったですね。

－磁石が引き合うように、メタル好き同士が寄り添ったと。何かコピーはやっていたんですか？

Jaw：最初にIRON MAIDENをやって、それからMR.BIGに落ち着いたかな。僕はPaul Gilbertが大好きなので。

皓：他にGUNS N' ROSES、PANTERAのコピーもしました。

－メタルの中でもわりと振れ幅はありますね。

皓：メタルとつけば何でも好きなメンバーですからね。ハード・ロック、LAメタル、Koichangはモダン・ヘヴィネスも好きだし、STONE SOURもやったよね？

Koichang：やりましたね（笑）。

皓：基本的にギター・ヒーローが好きで、華のあるギタリストがいるバンドが好きなんですよ。ジャンルは問わず、ギタリストから入っていくタイプですね。

－例えばどのあたりですか？

Jaw：Yngwie Malmsteen、Martin Friedmanとか。またテレビ番組の"ヘビメタさん"、"ROCK FUJIYAMA"が大好きなキッズだったので、そこに出ていたギタリストはだいたい好きです（笑）。その中でもPaul Gilbertは、1番好きなギター・ヒーローですね。

皓：僕はソロ・ギタリストも好きで、"Shrapnel Records"系（※アメリカのヘヴィ・メタルを中心に扱うインディーズ・レーベル）とかも大好きですね。

－Shrapnel系ですか？ 完全に40代前後の嗜好ですよ！

皓：ははは。Michael Lee Firkins、Tony Macalpine、Michael Schenkerも大好きです。もちろんRandy Rhoads、Zakk Wyldeは好きですが。

－じゃあ、RACER Xとかも？

皓：そうですね。それはJawも好きです。

Jaw：Paul Gilbert参加作品は全部好きです。

－Koichangさんは？

Koichang：ブルース系が好きで、70～80年代の音楽が好きですね。Uli Jon Roth、Joe Perry、SLASH、1番好きなのはJohn Sykesです。

－Uli Jon Rothって激渋ですね（笑）。それは両親の影響とか？

Koichang：まったく関係ないです。たまたまですね。

一同：はははは。

Koichang：近所の図書館にやたらメタル、ハード・ロックのCDが揃ってて。タダで借りられるから、それで聴いてみたら、だんだん好きになって。

皓：僕もブルース系は大好きですね。ハード・ロック／ヘヴィ・メタルの入りがAEROSMITHだったこともあり、Joe Perryのようなペンタ系のブルージーなギタリストが好きなんです。ALLMAN BROTHERS BANDとかサザン・ロックもめちゃくちゃ好きですね。そこからギタリスト好きが高じて、徐々にメタルにのめり込みました。