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INTERVIEW

AWAKED

2015.10.19UPDATE

2015年10月号掲載

AWAKED

Member:MAZZY(Vo) Nao(Ba) HxSxO(Dr)

Interviewer:米沢 彰

-激ロックでは初めてのインタビューとなりますので、まずはバンドの紹介からお願いできますでしょうか?

Nao:もともとは1999年に今のバンドの母体ができて、そこからメンバーが抜けては入ってを毎年繰り返し、ギターのYUKIとふたりになったのが2005年くらい。面白くなるのは2007年くらいからですね。

-おふたりが加入したのが2007年ですよね?

HxSxO:そう、俺とMAZZYはあとから入って、それからライヴをちょこちょこやっていました。そのまま"AWAKE"って名前で3年くらいやっていたんですけど、バンド名を変えたいっていう気持ちは4人ともにあったんです。俺とMAZZYは"AWAKED"がいいんじゃないか、NaoとYUKIは中途半端にそんな名前にするならまったく別の名前にしたいっていう具合に意見が割れて。バンド名を変えようって話になると2対2でずっと平行線だったんです。それで2010年にこのメンバーでの最初の音源となる4曲入りのデモを作って世に出すときに、名前を変えるならこれが最後のチャンスだって話をしたんだけど、結局折り合いがつかなくて。でもある日、MAZZYから"背中にバンド名を入れた!"ってメールが来て。俺が冗談で"AWAKED?"って聞いたら、"そうだ!"って。入れちゃったならしょうがないわってことでそれからAWAKEDに(笑)。

-すごいですね、それも(笑)。

MAZZY:力技に弱いんです、創始者は。

NAO:弱いって言うなよ(笑)。

一同:(笑)

HxSxO:それで論争に決着がついて、AWAKED名義で2010年にデモを作りました。

MAZZY:AWAKEで"覚醒"とか"目覚め"だったものが、もっと目覚めちゃった(笑)、"目覚めていた"って意味合いになって。

-かなり面白い経緯だったんですね。

MAZZY:ちょっとエッセンスを入れたかったんですよ。新しいふたりも入って、今までの良さも残しながら新しくなったことをアピールできる。そういう意味では1番まとまりは良かったんじゃないかと。

-意味的にもわかりやすいですね。続いて各個人の自己紹介もいただけますか?

NAO:AWAKEの前にgnashってバンドをやっていて、ビクターのオムニバスに入ってたこともあったんですけど。

MAZZY:横浜の不良です(笑)!

一同:(笑)

NAO:そのgnashが解散して、その半分のメンバーで作ったのが、AWAKEです。それからメンバーが入れ替わり、AWAKEDになっていったという流れですね。あとは、HELLCHILDのギターとドラムと一緒に"藹藹番地"っていうバンドを5年くらいやってました。

HxSxO:俺が入ったきっかけは、AWAKEのメンバーがいなくなったときにドラムやってと誘われていたからで。そのときのAWAKEはギターとベースしかいないのにずっと2年間、週1でスタジオに入ってたんですよ。自分も他でバンドやってたので軽い気持ちで手伝うとは言えずに、でも何度も口説かれて。一度"やるよ"って言っちゃったんですけど翌日"やっぱやめる"って言って(笑)。

NAO:なんすかそれ!!って(笑)。

HxSxO:あんときは酔っ払ってたって(笑)。でも最終的には押しに負けて。ヴォーカルも入ったって聞いて、MAZZYとは面識なかったんですけど、ヴォーカルも入ってあとはドラムだけっていうなら"まぁいっか!"って。

NAO:でもまともにやるようになったのはMAZZYさんがSUNS OWLをやめてからですよね。これからはAWAKEDでみたいな。

-ちなみに加入した経緯は?

MAZZY:いきなり電話かかってきて。

NAO:スタジオの前に電話したんだよね。駐車場から。

MAZZY:"ちょっと歌って欲しいんですけど"って言われて。"え、誰だっけ?"って(笑)。顔は知ってたんですけど、名前わからないし。それで会って、居酒屋かなんかで話して。"もう好きなように歌ってくれたらいいんだ"って言われて、"いや、好きなようにって言われてもいろいろあるでしょうよ、アンタのとこのバンドも"って言ったら"もうなんでも好きなようにやってくれていいから、そのままでいいです"って言われて。それだったら気楽に引き受けられるかなってことで決めました。素直に叫んだり歌ってるところも気に入ってるってことでしたし。今まである曲をCDやらテープやらで渡されて"聴いておいてください"って言われて、じゃあ"歌の乗せ方はなぞった方がいいの?"って訊いたらそれも"何でもいいです!"って(笑)。

一同:(笑)

MAZZY:何でもいいのか、それだったらできるかなって。スタジオ入ってみて、そのときはピンとくるというよりも、"俺は何をやってるんだ?"とか思いながらも不思議な縁でここにいるってのが気持ち良くて。同じタイミングで他にもいくつか誘われてもいたんですけど、何やっても怒らないし、飲みながらスタジオで歌ってても"それでいいです"って。なので毎回歌うメロディも変わるんですよ、酔っ払ってるんで覚えてないし。それでもいいって言うんで、"この人たちなんだろ、気持ち悪い"って(笑)。

一同:(笑)

MAZZY:歌い方とか声とかもSUNS OWLやってたときと違う、もっと昔の音楽を掘り下げてみたり。やったことないことをプレイしてみたり。とにかくいろいろ試したんです。これからバンドとしてやっていくんだかどうなるのかわからないけど、居心地はいいなって感じで。あんまりルールがなくて自由に音を表現していい、みたいな。だから、ちょっとでも息苦しくなったら脱退します(笑)。

一同:(笑)