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INTERVIEW

SURVIVE

2015.09.25UPDATE

2015年09月号掲載

SURVIVE

メンバー:NEMO(Vo/Gt) SHINTAROU(Dr)

インタビュアー:荒金 良介

-今作の「In This Gray World」はデスメタル調、Track.3「Shred Them All」はオールド・スクールなスラッシュ・メタルの色合いがあったり、多彩な楽曲が収録されてますね。

NEMO:個人的にはDEATH FILE時代から含めた、自分の全手法を取り入れようと考えました。例えばミュートしないで、16分でひたすら高速で弾き続けるスタイルなんてDEATH FILEのときにさんざんやってきたんですけど、SURVIVEでは今までやらなかったんですよ。でもデスメタル・バンドとツアーすることもあり、俺はもともとデスメタルが好きだし、忘れていたものがよみがえって、燃えるんですよね。今まで自分がやってきたスタイルにどうにかして入れられないかなと。別に正統派のデスメタルにするつもりはなく、自分がやってきた90年代からのごった煮感の中にヘヴィ・メタルの筋を通せたらいいなと。それにプラスして、デンマークの教会で感じたことや、ロシアのどこまで行っても灰色な街の風景とか、その中でインプットされたことも音に出たのかなと。

-Track.4「Rules Of Lies」は叙情的なメロディが印象的で、こういう曲調も珍しいですね。

NEMO:これこそ1番アレンジした曲ですね。適当に歌ってたら、プロデューサーにそのメロディいいねと言われて。いわゆる日本的なハーモニーだったんですよね。イタリア人のプロデューサーだから、ハーモニーのつけ方もオペラっぽくて。"こんな歌で合うのか?"と思ったんですけど、歌ってみたら不思議なハーモニーで、これすげえなって。

-アルバム後半は、DEATH FILE時代を彷彿させるハードコア調の疾走ナンバーもありますね。

NEMO:海外に行って、開き直れたんでしょうね。俺の中でDEATH FILEをずっと恨んでいたのかなと。志半ばというか、俺は解散したくなかったから。SURVIVEを始めたころは"DEATH FILEの人ですよね?"と言われると、腹が立って。ライヴでもDEATH FILEのTシャツ着てる人がいると、そのTシャツを見たくなくて。

-そうだったんですか。

NEMO:まだガキだったし、ショックだったんでしょうね。でもヨーロッパは、歴史を重んじるじゃないですか。ヨーロッパに行くと、"あっ、俺にも歴史があるな。いつまでも鬱蒼とした考えを持たなくてもいいな"と思えたんです。意図的に曲に入れようというより、自分の人生で使ってきたノリやリフもまた使ってもいいかなと。

-ラストの表題曲は9分台の大作で、これも聴き応えがありますね。

NEMO:俺、尺が長い曲の方が燃えるんですよ。短い曲はラジオ向けみたいなイメージがあるんですよ。俺が今でも大好きなアルバムが『...And Justice For All』(METALLICA が1988年にリリースした4thアルバム)なんですよ。

-僕も好きな作品ですけど、フェイバリットに挙げる人は珍しいですね。

NEMO:基本的に曲の尺が長いじゃないですか。あれが当たり前で聴いていたから、自分の曲も長くなるんですよ。

-METALLICAの「One」(『...And Justice For All』収録曲)のように物語性のある曲に惹かれるんですか?

NEMO:パッと聴いて、パッと終わる音楽はドライヴに適しているのかなと。「One」のMVを観たあとにドッと疲れませんでした? 言葉を失うというか。あれがいいんですよね。ああいう形で訴えたいんですよ。

SHINTAROU:俺もストーリー性のある曲の方が好きですね。もともとラプソディとかシンフォニック・メタルが好きだから。このアルバムの曲ができたときも長すぎるとは思わなかった。俺はずっとクラシック・ピアノやっていたので、メタルとクラシックが結びついた音楽も好きで。

-作品通して聴くと、アルバム名通り、どこかミザリー感がありますよね。

NEMO&SHINTAROU:はははは。

NEMO:最近、世の中全体が暗い傾向にあるじゃないですか。多分それは意図的にポジティヴな空気を流しちゃいけないのかな?とは思っているけど、そんな風潮に構わずに、俺たちはガンガンと前に突き進む力を送り続け、人生の中の太陽を引きずり出していきたい、と考えています。