MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

MOZ8

2015.01.07UPDATE

2015年01月号掲載

MOZ8

Member:前原健人 (Vo/Gt) Hico (Ba/Cho)

Interviewer:藤崎 実

-キャッチーなPOPサウンドやハードコア系サウンドからメランコリーな展開に移行するなど、引きの部分もしっかりと楽曲に取り入れているのが印象的です。勢い一辺倒のバンドも多く存在しますが、やはりそればかりではバンドとしても面白くないですよね。

H:そうですね。展開が多い中でも熱さは忘れずにライヴでも演奏していきたいです。

M:1曲の中に色々なジャンルのアプローチがあるので、歌っていてもギターを弾いていてもすごく楽しいんです。パートごとに音色を極端に変えたりするので、音作りとかもかなりこだわっています。歌いながらいろいろ変えるのは大変ですが。

-『オレンジハードコア』を聴いていると"ああ、分かる!"と共感する真剣な歌詞があったり、妙に生活感が溢れていたり思わず笑ってしまうようなコミカルな部分もありますね。歌詞を書くときに特に表現したいことやこだわりはありますか?

M:ありがとうございます! 嬉しいです! とにかく思ったままを書いています。若干、食べ物の歌が多いかもしれません(笑)。自分の経験したこと、そこで思ったこと、伝えたいことを深く考えないで楽しくわかってもらえるように書いています。多分、僕の生きかたがコミカルなんでしょうね。

-今回はミニ・アルバムのリリースですが、フル・アルバムの構想はあるのでしょうか?

M:あります。今回のミニ・アルバムは新しい体制のMOZ8を知ってもらいたいという思いがあり、昔の曲もアレンジし直して入れたんです。今のMOZ8というのを、昔からMOZ8を知って下さっているかた、新しくMOZ8を知って下さるかたに伝え、フル・アルバムに繋げたいです。

H:次回は必ず!ですね。ミニ・アルバムが続いたのと、曲数も増えてきているので、次はフル・アルバムを作りたいです。

-今年から2人体制になったMOZ8ですが、新メンバー加入という形にはこだわらず、サポート・メンバーという形態を選択した理由はあるのでしょうか?

M:僕自身、メンバーを尊重し合うというのを昔から大事にしていて、もし新メンバーが入ったらそれを大事にして欲しくて。でも、なかなかいないですよね。サポート・ドラムのりょうさんとたいちくんは、昔から仲が良くてふたりとも本当に尊敬するドラマーです。このふたりと一緒にバンドできたらなと思って、ダメもとでお願いしたところ、即答で"いいよ~"って言ってくれたのは嬉しかったです。ドラムがふたり、シフト制という変わったスタイルで、ライヴごとにドラムが変わったりします。これも見所です。

-台湾最大級のROCK FESTIVAL"Spring Scream2012"にも出演経験があるとのことですが、どういったフェスだったのでしょうか? また現地での反応はいかがでしたか?

M:山中に特設ステージがいくつもあり、同時に様々なジャンルのバンドが演奏するという、本当に自然の中の音楽フェスでした。他にも屋台がいっぱい。フリー・ビールの特設ブースもある。お客は泥酔していたり......本当にピースフルでした。台湾の人たちは本当に素直に聴いてくれて、自分のライヴで伝えたいことをそのまま受け止めてくれているような感じでした。音楽のジャンルとか言葉の壁とか全く気になりませんでしたね。MCのときの言葉の壁は分厚かったですが(笑)。

H:様々なジャンルのバンドが出ていて、もう本当にお祭り騒ぎみたいな感じでした!たまたま観ていてくれた知らない現地のお客さんにビールを一杯奢って貰えたこともいい思い出です。