MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

MOZ8

2015.01.07UPDATE

2015年01月号掲載

MOZ8

Member:前原健人 (Vo/Gt) Hico (Ba/Cho)

Interviewer:藤崎 実

-ミニ・アルバム『オレンジハードコア』のリリース、おめでとうございます。今回、初めてMOZ8を知ることになるリスナーへの自己紹介をお願いします。

前原健人(以下M):ありがとうございます! ギター・ヴォーカルの前原です。

Hico(以下H):ベース担当のHicoです。

-バンドの成り立ちから現在までのエピソードを教えて頂いてもよろしいですか? また、バンド名はどういった意味でつけたのでしょうか?

M:バンド自体は2006年結成なのですが、それ以前から 僕がシンガー・ソングライターとしてあるレーベルに所属していて、ある日社長に"自分の好きなジャンルで良いからCDを作ってみない?"と言われたんです。当時はずっと弾き語りばかりやっていたのですが、元々好きな音楽がメタル、メロコア、ハードコアだったので、バンドを組む事にしました。バンドの始まりは僕のソロ・プロジェクトという。MOZ8という名前は、当時のレーベルの社長と一緒に考えていたのですが、社長が"激しい中にも甘さのある名前にしよう! いちごデッドはどうだろう?"と言ってきて、僕はどうしてもそれが嫌で(笑)。コンセプトはそのままにしていろいろ考えた結果、当時スーパーとかでもずくの歌がよく流れていて、それがどうにも気になったのでもずくのMOZ。8は当時よく聴いていたアーティストに"8"関連が多かったという単純な理由です。要するにあまり意味が無いんです。MOZ8は結成当初は5人組で、ヴォーカル・ギター、ギター、ベース、ドラム、DJという編成でメロデスにサンプル音をのせたような曲をやってたのですが、その後何度も何度もメンバー・チェンジを繰り返し、気付いたら3ピースになっていました(笑)。今までは僕ひとりしか歌っていなかったのですが、3ピースになってツイン・ヴォーカルのスタイルになったんです。この時はもうひとりのヴォーカルが女性ドラマーだったので、男女ツイン・ヴォーカルでした。そして、ドラマーの脱退を経て今の男男ツイン・ヴォーカルになりました。

-本作には柑橘系ハードコアという表現がピッタリと当てはまる楽曲が並んでいますね。完成した作品には満足していますか?

M:ありがとうございます! そうですね......かなり満足しています!レコーディング中に機材トラブルがあってギターを録り直したり、歌録りも難航したりといろいろなドラマがありましたが、MOZ8らしい1枚になったと思います。

H:初めての歌録りということもあってかなりテンパっていましたが、バラエティのある5曲をひとつの作品にまとめられたので、良かったと思います。

-『オレンジハードコア』に収録されている5曲の解説をお願いします。

M:Track.1の「極上エモーション」
スタジオでみんなとイチから作った曲です。今まですべての曲を僕が作っていたので初めての経験でした。メンバーのやりたい事、メンバー全員が思うMOZ8らしさが上手く出せた曲です。台湾ツアーに行ったときの事を歌っています。歌詞の所々に台湾っぽさが感じられると思います。初めて作ったミュージック・ビデオはこの曲なので、ぜひチェックしてみてください!

2曲目「七色クロスロード」
MOZ8のコンセプトのメタル&ポップスを全面に押し出した曲です。メタルの中にどこか懐かしさのあるポップなメロディを詰め込みました。例えるなら、チャットモンチーとDYING FETUSを混ぜたような......。そこまでデス・メタルではありませんけど(笑)。この曲は、人生は自分で変えるものなんだってことを歌ったちょっと熱い歌です!

3曲目「オレンジハードコア」
みんなと騒げる、みんなと一緒に歌えるをテーマにして作りました。このアルバムの中で1番疾走感のある曲です。ちょっと可愛らしいハードコア仕立てになっています。この曲は、夢を持っているけどダラダラし過ぎてなかなか行動しない人のことを歌った歌です。

4曲目の「JP DESTROY」
昔の曲を今の体制に合わせてアレンジし直した曲です。MOZ8のメタルでポップなコンセプトはこの曲から固まってきたと思います。サビまでのデスメタル→スラッシュ・メタル →ポップスの流れは自分としても素敵な展開です(笑)。ライヴでも良くやっていて人気の曲で、大雑把ですが新しい事に挑戦して欲しいという思いを歌った、やっぱりちょっと熱い歌です。

5曲目の「BIRD MISSILE '99」
これも昔の曲をアレンジした曲です。聴いてもらえばわかると思いますが、AIR JAMのDVDを観ながら作りました。メロコア魂全開です!この曲は、鳥の糞について歌った歌です 。バードのミサイルみたいな(笑)。最後に付いてる" '99 "は、ただカッコいいと思ってつけただけなので何の意味もありません(笑)。