INTERVIEW
DOLLS REALIZE
2014.12.06UPDATE
2014年12月号掲載
Member:YAG (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-打ち込みの音はどうしているのですか?
シックスメンみたいな存在がいて、もともとの仲間なんですけど、そういう制作に長けているんですよね。もとの楽曲ありきですけど、俺が雰囲気とかを伝えながらあと付けで隙間を埋めてもらいました。
-具体的に作曲やレコーディングはどのように進めているのでしょうか?
レコーディングは川崎の方に、いいところがあって。前にCAFFEINE BOMBのコンピで新曲1曲を録ったときに使って、すごくよかったんです。今回ってバチっと表面上で近い音、今のシーンに溢れてる音というよりかは、90年代の俺らが好きだった奥行き、距離感があるようなミックスにしてもらって。声もなるべく生っぽく録ったままのものを入れてもらいました。
-ところで、DOLLS REALIZEの表記が気がついたら全部大文字になっていましたが、これは何か意味があるのでしょうか?
なんか他のバンドと並んだときにこじんまり見えちゃったんですよね。全部大文字の方がどかっとみえるかなって。それだけ(笑)。
-リリース後にはかなりの本数のツアーを回るみたいですね。日程などは具体的に決まっていますか?
25公演超えるくらい。全国津々浦々。札幌から長崎まで、四国の方も寄れるし。なるべく行けるところには行きたいなって思ってます。決まっているところもあれば、今声を掛けているところもあります。仲間も連れて行きたいですね。
-東京でレコ発にあたるものをなにか開催されますか?
東京はないんですけど、僕らがもともと拠点にしている神奈川の厚木にあるライヴハウス(Thunder Snake ATSUGI)が12月に12周年を迎えるんですよ。じゃあ俺らが12日に......って(笑)。そのハコの周年と俺らのレコ発も合わせつつですね。
-すごいことになりそうですね。
しかも12周年、12月12日、1,200円っていう(笑)破格でやります。
-ツアーを通しての目標など考えていたりしますか?
今ってラウドロックがすごく盛り上がっていると思うので、そこには喰いついていくようにしていきたいし。もともとライヴは全国あちこちでやらせてもらってて動けてはいたけど、もう1歩上の客層とか音楽好きな人たちに音を含めた俺らのスタイルをわかってもらえればなって思ってます。上のやつらにも離されねえぞって噛み付いていこうと思います。
-海外は今ミクスチャー・ブームが来ていますね。日本ではどうでしょうか?
そこは、俺らが火種になればいいなと思ってますし。やっぱりRIZEとかDragon Ashとか俺らがバンドを始めたときからやっているバンドさんもいるけど、彼らもずっとストリートを意識してるし、俺らがもう1回着火させたいですね。俺らを通じてUZMKだとか、俺らの憧れでもあるバンドに若いファンが流れていってくれるのが理想です。
-個人として、またバンドとして、目指す理想があれば教えてください。
1つ企んでるのはヒップホップやりたいなと思ってて(笑)。仲間にトラックを作ってもらったりもしてて。そういうのもバンドではできないことだし、そこでやったこともバンドに還元できるだろうし。あんまり大げさにはやらないだろうけど、どこかで披露することもあるかもしれない(笑)。今までより結構肩の力が抜けたというか。かっこつけるとか考えすぎないで、内面的な表現をさらけ出せるようにもなってきたので。
-激ロック読者へのメッセージをお願い致します。
今って本当にジャンルレスになってきてるので、ミクスチャーといえば全部ミクスチャーになっちゃうと思うんですけど、ラップコア的な"ザ・ミクスチャー"のシーンは俺らが先頭切りたいっていう気持ちがあるんで、ラップの楽しさ、縦ノリの楽しさをわかってもらえるようにガンガンライヴをやっていこうと思ってます。
-"縦ノリの楽しさを伝える"っていうのはYAGさんのパフォーマンスにおいて大きなメッセージですね。
まあ、そんな感じですね。ライヴ来てもらえればわかるのはもちろんなんで、今回は結構音を聴いてもらえるだけでもわかってもらえるかなって思ってる部分もあって、そこに新鮮味を感じてわかるやつに聴いてもらえたらいいですね。