INTERVIEW
DOLLS REALIZE
2014.12.06UPDATE
2014年12月号掲載
Member:YAG (Vo)
Interviewer:米沢 彰
-「Now I know」の歌詞はどういった内容になっているのでしょうか?
"やっと、わかったよ"っていうのがタイトルの意味なんですけど、もう孤独じゃないし、やっと安心できる場所をみつけた、それを忘れないために、歌っとこうっていう感じです。常に歌うことで、周りの仲間に対する感謝とかを伝えてるつもりなんですけど、ライヴをずっとしてるから、そこで歌うことで常に心にも留めておけるし、伝えていけるっていう。結局は"感謝を忘れない、あなたのおかげです"っていう意味かな。ちょっと自分の弱い面も歌っているんですけど、ネガティヴな歌にはならないように、そういう部分もあるけど、みんなのお陰でやれてるぜっていう内容です。
-そしてTrack.1「Check yourself before you wreck yourself」ではシンガロングが巻き起こるのが目に浮かぶようなキャッチーなサビがものすごく耳に残りますね。
そう言ってもらえると嬉しいですね。これは曲が先にできました。どシンプルなものをとにかく作りたくて、リフが凝ってたり、フレージングが難しいというよりかはなるべくシンプルに作って。結構サビの歌いまわしとかはヒップホップの世界でサンプリングされているような使いかたをしてて。ミクスチャー感がでるかなって。そこにデジタルをいれたりして、シンプルに作ったからこそ、デジタルをいれたりしてもあんまりゴチャゴチャしなかったかなとも思ってます。
-一方でラップ調の部分もしっかりあって、単純なキャッチーな曲ではなくDOLLS REALIZEらしい曲調がしっかりと出ていて、これぞミクスチャーという気持ちの良いトラックだと感じました。曲全体の構成はかなり練って作ったのですか?
展開を長ったらしくならないように切っていくっていうのは意識しましたね。表情付けもしたいし、ガツっといくところはいくっていのも考えてました。
-ちなみにアレンジはメンバー全員でやられているんですか?
そうですね。
-前作のときのインタビューでは作詞はYAGさんがすべて行っていて、作曲はバンド全体で、編曲はYAGさんがやっているということでしたが、今作でもやりかたは同じですか?
そうですね、変わらないです。ただ、すごく変わったのが、メンバーがいい意味で口を出してくれるようになったこと。今までは歌詞と歌を任せててくれてたんですけど、俺が考えすぎて言葉を詰め込みすぎてたときに、みんなが提案してくれたりして。そういうことが活かせた曲をこのアルバムには詰め込んだので、今までよりも耳に入りやすいフレーズが多いと思う。そこが1番変わったかな。
-たしかに変わったなというイメージがありますね。
そうですね。あとは、リリースできない2年間の中でひたすらライヴをやっていて、どうやって一見(のお客さん)を取り込めるかっていうのもあって、新曲をやらない分、既存の曲をライヴ向けにアレンジしたりしてやってたんですけど、そこでやっていたことを今回の曲に昇華できましたね。
-ちなみに前作のときにはMDを使っているとのことでしたが、今作でもそうなんですか?
ついこの間まで(笑)。でも、もうMD自体の生産が終わるとか聞いて。やばいぞって(笑)。やっとデジタルを取り入れるようになりましたね。
-そのMDってMTRがMDだったってことですか?
いや、普通のMDにマイクをつけて、せーのどんって。俺も持ってたMDウォークマンも壊れちゃったし(笑)。
-何年前のやつですか(笑)?
10年以上......ですよね。下手したら20年以上前かもしれない。アナログすぎた(笑)。パソコン上で管理できるっていうメンバーがいなかったので(笑)。